ワーキングホリデービザとは?発給できる国やおすすめの国をご紹介!

ワーキングホリデービザについて皆さんはご存じでしょうか?

ワーキングホリデー制度は、語学の勉強だけでなく、異文化について学んだり、現地でのアルバイトを行う等、日本では貴重な経験をすることができます。ワーキングホリデー制度は自由度が高いですが、取得できるのはどんな人なのか、それを利用してどこの国に行くことができるのか、おすすめの国はどこか、利用するメリットやデメリットについて解説します!

ワーキングホリデー制度とは?

ワーキングホリデー制度とは、日本国籍の18歳から30歳までの方を対象とする、日本と協定国の異文化交流や相互理解を促進するために設けられた海外留学制度です。

日本とワーキングホリデー協定を結んだ国に長期滞在しながら働くことができるため、海外生活のための資金が乏しくても留学に挑戦する事が出来ます。

2024年3月時点で、日本とワーキングホリデー協定を結んでいる国は合計29カ国です。

国によって渡航条件や制限、滞在期間が異なりますが、語学を学びながら海外での職務経験を積めるため、留学経験者はもちろん、初心者の方にもおすすめできる制度です。

日本とワーキングホリデー協定を結んでいる国

ワーキングホリデー制度が利用できる国は限られており、日本とワーキングホリデー協定を結んでいる国だけが利用することができます。

2024年3月時点で日本と協定を結んでいる国は下記の29か国になります。

ワーキングホリデー協定を結んでいる国一覧

オーストラリアニュージーランドカナダ
韓国フランスドイツ
イギリスアイルランドデンマーク
台湾香港ノルウェー
ポーランドポルトガルスロバキア
オーストリアハンガリースペイン
アルゼンチンチリチェコ
アイスランドリトアニアスウェーデン
エストニアオランダウルグアイ
フィンランドラトビア

アメリカにはワーキングホリデー制度がない

アメリカにはワーキングホリデー制度がありません。また、個人取得可能な就労ビザもないため、アメリカで働くことを目的として渡航を考えている方はインターンシップビザともいわれる「J1ビザ」の申請を行いましょう。

語学留学が目的でアメリカに渡航したい場合は、学生ビザである「F1ビザ」や電子渡航認証である「ESTA」を取得して渡航する事をお勧めします。

ESTAでの留学については、下記の記事から詳しい情報が解説されています。

ぜひご確認下さい。

ワーキングホリデービザの年間発給数について

一部の国のワーキングホリデービザは1年間に発給する数に上限があります。

申請手続きを始める前に、まずは年間発給数を確かめ、ビザの取得難易度を確認しましょう。

オーストラリア無制限
ニュージーランド無制限
カナダ6,500名
韓国10,000名
フランス1,800名
ドイツ無制限
イギリス6,000名
アイルランド800名
デンマーク無制限
台湾10,000名
香港1,500名
ノルウェー無制限
ポルトガル無制限
ポーランド500名
スロバキア400名
オーストリア200名
ハンガリー200名
スペイン500名
アルゼンチン200名
チリ200名
アイスランド30名
チェコ400名
リトアニア100名名
スウェーデン無制限
エストニア無制限
オランダ200名
ウルグアイ100名
フィンランド無制限
ラトビア100名

ワーキングホリデービザの発給要件

一口にワーキングホリデービザといっても、渡航先となる国によって違いがあります。

下記の要件は一般的な物であるため、詳細は各国の大使館などにお問い合わせください。

ワーキングホリデービザの一般的な発給要件
・日本国民であること。
・滞在する主な目的が「休暇を過ごすこと」である。
・申請者の年齢が18歳以上30歳以下であること。
ただし、オーストラリア・カナダ・韓国・オーストラリアでは18歳以上25歳以下、
アイスランドでは18歳以上26歳以下という年齢制限になります。
・子または扶養者が同伴しないこと
・有効なパスポートと帰りの航空券(航空券を購入するための資金でも可)を所持していること。
・外国滞在中に生計を立てることができるのに必要な資金を十分用意すること。
・ワーキングホリデービザの発給歴がないこと。

ワーキングホリデーの滞在期間

ワーキングホリデーで滞在できる国は上記29か国ですが、国によって滞在できる期間が異なります。

しかし、どこの国であっても大体1年程度は滞在することができます。

最長の国だとオーストラリアで3年間滞在することができますが、そのためにはオーストラリアが指定する職種での6か月以上の就労が必要であるなどの条件があります。

ワーキングホリデーで人気の国とその滞在期間は以下になります。

滞在国 最長滞在期間
カナダ 1年
オーストラリア 2年(条件ありで3年に延長可)
ニュージーランド 1年(条件ありで3か月間延長可)
イギリス 2年
アイルランド 1年
フランス 1年
ドイツ 1年
スペイン 1年

上記以外の国の国だと、チリは基本的には1年間滞在する事ができ、現地でさらに1年の延長が可能で合計2年間滞在できます。ワーキングホリデー先としてはあまり人気がありませんが、海外での生活をより長く楽しみたい方にはおすすめです。

ワーキングホリデーが人気の国5選

上記でご紹介したように、ワーキングホリデーを行うことができる国は、全部で26カ国あります。その中でも特におすすめな国について、現地での仕事や人気の理由と共にお伝えします。

1位 カナダ

ワーキングホリデーの渡航先として不動の人気を誇るカナダでは、英語圏でトップクラスに定員が多く、1年間で最大6500人まで渡航することができます。しかし、上限人数になるまでビザ発給のタイミングを調整しているため、発給までの期間が2か月から3か月と長くなる場合もあります。

カナダのワーキングホリデービザの基本情報

カナダのワーキングホリデービザの基本情報
対象年齢 18~30歳(申請時点)
定員数 6,500名
申請料 272カナダドル(約30,000円) ※過去10年以内にバイオメトリクスの提出をしていない方は追加で85カナダドル(約9,400円)支払う必要がある。
滞在期間 最長1年(12か月)
就労条件 ビザ有効期間内であれば制限なし
就学期間 6ヶ月まで
ビザの有効期限 ビザ発行日から1年間

カナダが人気の理由

そんなカナダですが、人気の理由として、就労の制限がない点が挙げられます。日本食レストランが多く、外国人に寛容な文化を持つため最も働きやすい国といえるでしょう。また、ウインタースポーツ大国でもあるため、スキーやスノーボードが趣味の方はゲレンデで働くことも可能です。

また、治安が良い点も人気の要因の一つです。他国に比べ犯罪率が非常に低く初めて海外渡航する方にピッタリな国です。

おすすめの仕事

カナダにワーキングホリデーで滞在している時に気になるのが、現地での仕事です。就労制限がないため、滞在出来る期間好きなだけ仕事に挑戦することができます。

下記では英語力に合わせておすすめの現地の職業をピックアップしました。是非参考にしてください。

英語力別カナダでおすすめの仕事
職種 必要な英語力 給料(目安)
日本食レストラン 初級 15カナダドル (約1650円)
日系スーパーの店員 初級 15カナダドル (約1650円)
お土産屋の店員 初級 15カナダドル (約1650円)
ローカルレストラン 中級 17カナダドル (約1870円)
ツアーガイド 中級~上級 16カナダドル (約1760円)
カフェスタッフ 中級~上級 15カナダドル (約1650円)
オフィスワーク 上級 20カナダドル (約2200円)
ベビーシッター(ナニー) 上級 17~20カナダドル (約1870円~2200円)

なお、上記は目安となります。州によって最低賃金が異なり、必要な英語力も職場ごとに変わってきます。

しかし、定石として、英語力が未熟なうちは日系企業や日本食レストランで働き、コミュニケーションがとれるようになってきたら現地のカフェやオフィスワークなどに挑戦すると良いでしょう。

ワーキングホリデービザの発給数の上限

カナダのワーキングホリデーの申請期間は1月1日から12月31日までになりますので、一年間を通して申請を行うことができます。

しかし、発給上限数に達してしまうとその年はビザ申請ができなくなります。

そのため申請前に、カナダ政府の「ワーキングホリデービザ発給可能枠(Spot Available)」を確認しましょう。

なお、2024年3月1日時点の発給可能数は3,886枚です。

2023年度は10月の発給が終了するほど人気でしたので、カナダへのワーキングホリデーを考えている方は早めに申請を行いましょう。

カナダのワーキングホリデービザ申請に必要な書類

必要書類
家族構成フォーム(IMM5707) 申請者の家族の生年月日や現住所などの情報を入力する。
証明写真の画像データ 直近6ヶ月以内に撮影したもの。
縦35㎜×横45㎜
ファイル形式はJPEG
420×540ピクセル
サイズが60KB以上必要。240KBであることが望ましい。
パスポートのコピー 有効期限が滞在予定期間+6ヶ月以上残っているもの
英訳された履歴書 連絡先や職歴、資格等を英語で記載
クレジットカード 申請料並びにバイオメトリクス料を支払うために必要。
本人名義で無くても問題無し。

ワーキングホリデービザの申請方法

カナダのワーキングホリデービザの申請は「CIC(カナダ市民権・移民局)の公式ホームページから始めることができます。

①My CIC Accountを作成

カナダのワーキングホリデービザ申請には、まずCICの公式サイトからアカウントを作成する必要があります。アカウントを作成したら「IECプログラムの申請」を選択し、必要事項に個人情報を入力します。その後、CICから招待が届くのを待ちます。

②「Invitation to Apply」を受け取る

登録したEメールアドレスに「Invitation to Apply」という申請の招待が届きます。招待を受け取ってから10日以内に次のステップに進まなければ申請が却下されてしまいますので注意しましょう。

③Work Permitの申請

カナダで働くためのWork Permit(就労許可)の申請を行います。My CICにログインし個人情報の入力、必要書類の提出、申請料金の支払いを行いましょう。

必要書類は上記の4種です。

④個人識別情報(バイオメトリクス)の登録

個人識別情報の登録は、指紋登録と顔写真の撮影です。過去10年以内にカナダのバイオメトリクス登録を行っていない方は必須です。

バイオメトリクス登録が完了するとCICによってビザ発給の審査が行われます。無事に発給されれば許可通知書(Port of Entry Letter)とバイオメトリクスの書類が届きます。これらの書類は入国時に必要になるので、コピー印刷して持参しましょう。

2位 オーストラリア

オーストラリアは、ワーキングホリデー制度の利用者に人気の国として有名です。日本と最初にワーキングホリデー協定を結んだ国であるため、「ワーキングホリデーといえばオーストラリア」という今でも根強く支持されている国です。

オーストラリアワーキングホリデービザの基本情報

オーストラリアのワーキングホリデービザの基本情報
対象年齢 18~30歳(申請時点)
定員数 800名
申請料 635オーストラリアドル(約60,000円)
滞在期間 1年(12か月)
所定の職種の労働を3か月以上行った場合、2回目のワーホリビザを取得することが可能
就労条件 同一の雇用主のもとでの勤務は最長6ヶ月
※所得税の支払いが必要
就学期間 最長4か月(17週間)まで可能
ビザの有効期限 入国日から数えて12か月間の滞在が可能

オーストラリアが人気の理由

オーストラリアがワーキングホリデー先として人気な理由としては、大きく分けて4つあります。主に4つの側面があります。

1つ目は、ビザの発給定員数に制限がない点です。抽選を受ける必要もないですし、比較的スムーズにビザを取得することができます。

2つ目は、滞在期間が長い点です。多くの国では滞在期間は1年間までとされていることが多いですが、オーストラリアの場合は条件を満たすことで最大3年間まで滞在することができます。ただし、滞在期間を延長するためには、政府指定の農場などで働く必要があります。

3つ目は、最低賃金が世界一高いという点です。日本円に換算すると時給は2200円ほどになり、ワーキングホリデーらしくたくさん稼いでたくさん遊ぶ生活を送ることができます。

4つ目は、オーストラリアが多文化国家である点です。英語を学ぶためにワーキングホリデー制度を利用する方も多いと思いますが、様々な文化、出身の人たちと出会えるので、グローバル社会で通用する英語スキルを身に着けることができます。

オーストラリアのワーホリビザは最長3年間滞在できる

オーストラリアではワーキングホリデーで最長3年間滞在する事ができます。通常1年で日本に帰国しなければなりませんが、2年目の滞在が許される「セカンドワーキングホリデー」、3年目の滞在が許される「サードワーキングホリデー」という制度を利用する事で滞在期間を延長することができます。

延長制度を利用するには、特定の職種に88日以上の勤務を行わなければなりません。

職種についてはオーストラリア内務省の公式ホームぺージをご覧ください。

おすすめな仕事

オーストラリアのワーキングホリデーでおすすめな仕事
職種 必要になる英語力 給料
ウェイター 中級~上級 25~30オーストラリアドル (約2450円~2900円)
カフェ店員・バリスタ 中級~上級 25~30オーストラリアドル (約2450円~2900円)
バーテンダー 中級~上級 35~40オーストラリアドル (約3400円~3900円)
日本人向けツアーガイド 初級 22~30オーストラリアドル (約2100円~2900円)
清掃業 初級 23オーストラリアドル (約2200円)
ミートファクトリー 初級 25~40オーストラリアドル (約2450円~3900円)
農業 初級 25~30オーストラリアドル (約2450円~2900円)
宿泊業 中級 21オーストラリアドル (約2000円)
ベビーシッター(オペア) 中級~上級 33オーストラリアドル (約3200円)
オフィスワーク 上級 30オーストラリアドル (約2900円)
ボランティア インターンシップ 上級 基本的には無給

なお、上記は目安です。州や職場によって賃金や必要になる英語力が異なりますのご注意ください。また、一部の職種では資格が必要になる事があります。

オーストラリアのワーキングホリデービザ申請に必要な書類

オーストラリアのワーキングホリデービザ申請には2種類の書類が必要です。

オーストラリアのビザ申請公式サイトにアップロードしますので、電子化してファイル保存しましょう。なお、アップロードできる最大サイズは5MBで、ファイル形式はJPG、PDF、DOC等を使うことができます。

必要書類
パスポートのカラーコピー 顔写真ページやビザ貼付ページのカラーコピー
英文の残高証明書 生活費として5,000オーストラリアドル相当+往復の航空券の貯蓄があること

オーストラリアのワーキングホリデービザの申請方法

①「ImmiAccount」の作成

オーストラリア移民局公式サイトにアクセスし、ImmiAccountを作成します。

②申請書の作成と必要書類をアップロードする

作成したImmiAccountにログインし、画面の質問に回答してください。その後、必要書類のアップロード画面に進みますので、該当書類を選択し、「Attach」をクリックします。

全ての必要書類をアップロードしたら「Submit now」をクリックし申請を確定します。

③ビザ申請料金の支払い

ImmiAccountで必要書類を全てアップロードしたら、ビザ申請料金をクレジットカードにて支払います。

無事に支払いが完了すると、TRN番号(Transaction Reference Number)が表示されますので、必ず控えておきましょう。

④ビザレターの受け取り

申請が許可されると、オーストラリア移民局から「Visa Grant Notification」が届きます。添付されている書類は厳重に保管しておきましょう。

また、申請者の状況次第では健康診断が必要になる場合もありますので、大使館指定の医療機関で受診する事を忘れないようにしましょう。

以上がオーストラリアのワーキングホリデービザの申請方法です。

3位 ニュージーランド

ニュージーランドは太平洋の南西、オーストラリアのとなりに位置する島国です。北島と南島を中心に大小様々な島々があります。ニュージーランドの魅力は豊かな自然と寛容な国民性です。

ニュージーランドのい自然に関しては、人間よりも羊の数が多いと言われるほどで、都市部を少し離れると雄大な山々やどこまでも続く平野、そして太平洋があります。

アウトドアやアクティビティを楽しむにはピッタリな場所であるといえます。

ニュージーランドは人種が非常に多様で、「人類のるつぼ」とも言われるほどです。そのため、外国人に優しく接してくれる人が多く、はじめて外国で長期滞在する方にはピッタリな国です。

ニュージーランドのワーキングホリデービザの基本情報

ニュージーランドのワーキングホリデービザの基本情報
対象年齢 18~30歳(申請時点)
定員数 制限なし
申請料 無料
※ただし、入国の際に環境税35NZドルが必要になります。
滞在期間 1年(12か月)
※3か月以上季節労働した者は3か月間滞在延長可
就労条件 ビザ有効期限内であれば制限なし
就学期間 6ヶ月まで
ビザの有効期限 ビザ発行日から2年間
期限内であれば複数回の渡航が可能

ニュージーランドが人気の理由

ニュージーランドの良い点として、治安や自然豊かな点はもちろんのこと、定員がない点が最も評価されています。そのため、ある程度の英語力さえあれば誰でもニュージーランドにワーキングホリデーで渡航することができます。

また、就労に制限がないため、ホテルのフロントやリゾートバイトなど様々な職種に挑戦することが出来ます。

労働に関して言えば、最低賃金が2024年4月1日から23.15NZドル(約2,100円)に値上げされました。日本の最低賃金が1,004円であるたで、倍以上の給料を貰うことができます。

加えて、水道水が飲める点や、温泉地が多いなど日本と似ている点が多いため、帆Kの国と比べて過ごしやすいでしょう。

おすすめな仕事

ニュージーランドのワーキングホリデーでおすすめな仕事
職種 必要になる英語力 給料
フルーツピッキング 初級 18.90NZドル (約1730円)
日本食の調理スタッフ 初級~中級 19NZドル (約1740円)
工務店スタッフ 初級~中級 20NZドル (約1830円)
日本人向けツアーガイド 初級 25~35NZドル (約2200円~3200円)
清掃業 初級 20~25NZドル (約1800円~2200円)
スタイリスト 上級 21NZドル (約1920円)
ベビーシッター(オペア) 中級 週に440ドル (約40,000円)
お土産屋のスタッフ 中級 19NZドル (約1740円)
ファーストフード店スタッフ 中級~上級 19NZドル (約1740円)
ダイビングやスキーのガイド 上級 20~26NZドル (約1800円~2290円)
日本語教師アシスタント(ボランティア) 上級 基本的には無給

なお、上記は目安です。州や職場によって賃金や必要になる英語力が異なりますのご注意ください。

また、一部の職種では資格が必要になる事があります。

ニュージーランドのワーキングホリデービザ申請に必要な書類

必要書類
クレジットカード 環境税を支払うことができるクレジットカード。
パスポート原本 有効期限が滞在予定期間+3ヶ月以上残っているもの
身分証 運転免許証やマイナンバーカードなど

また、申請はオンラインですので、パソコンやスマートフォンとインターネット環境をご準備ください。

ニュージーランドのワーキングホリデービザの申請方法

ニュージーランドのワーキングホリデービザは、移民局の公式ホームページから申請を行うことができます。

①アカウントの作成

上記のリンク先のニュージーランド移民局公式ホームページにて「Apply Online」で

申請を行います。「Create Account」からアカウント作成を行いましょう。

②申請フォームの入力

Apply Onlineにログインし、申請フォームに情報を記入します。個人情報やパスポート情報、身分証、業種、ワーキングホリデーの入国予定日、ニュージーランドの滞在歴、経済状況など必須項目を入力していきます。

全ての必須項目に入力が完了したら「Submit」をクリックし、提出します。

③環境税の支払い

申請が完了すると、クレジットカードの支払いページに移行します。

ニュージーランドのワーキングホリデービザの申請料は無料ですが、入国の際に環境税35NZドル(約3200円)お支払いが必要です。

④ビザの発行

申請内容に不備等無ければニュージーランド移民局から審査結果のメールが約1か月後に届きます。Apply OnlineにログインするとEビザが発行されていますので、印刷して保管しましょう。

ニュージーランドのワーキングホリデーは3か月延長することができる

2008年2月からニュージーランドのワーキングホリデービザは条件付きで3か月間延長することができるようになりました。条件は下記の通りです。

ワーキングホリデー期間延長の条件
・既にワーキングホリデービザでニュージーランドに滞在している
・ワーキングホリデーでニュージーランド滞在中に合計3か月間以上、農園で季節労働者としてアルバイトを行ったことを証明できること

上記条件に当てはまる方はニュージーランド移民局にて「Working Holiday Extension Permit(ワーキングホリデー延長許可)」の申請を行うことができます。

4位 韓国

韓国は日本のお隣の国であるため、なじみのあるお店も多く、街並みも日本と似ているため安心感があります。韓国語を学びたい場合にはまず候補に挙がる国です。

また、近年の日本の韓国ブームの影響もあり、韓国語の曲を本場の言語で歌いたい方や文化

を学びたい方にはうってつけの選択肢になります。

韓国のワーキングホリデービザの基本情報

ニュージーランドのワーキングホリデービザの基本情報
対象年齢 18~25歳(申請時点)
※やむを得ないと判断される場合は30歳まで申請可能
定員数 10,000名
申請料 無料
滞在期間 1年(12か月)
就労条件 就労期間は無制限
ただし、一年間の総労働時間は1300時間まで
就学期間 制限なし
ビザの有効期限 発給日から数えて12か月間

韓国がワーキングホリデー先として人気の理由

韓国が人気の理由としては、就労・就学が自由である点です。就学が自由なおかげで韓国語を学ぶ教育機関の選択肢が広がるだけでなく、様々な人と出会えるきっかけにもなります。また、就労の自由が認められているので、カフェやレストランなど飲食店の店員からアパレル店員やオフィスワークまで自分が持つ能力を存分に活用し働くことが出来ます。

また、他国のワーキングホリデーの定員と比べて、最大10000人までワーキングホリデーで韓国に渡航する事ができる点も魅力の一つです。

おすすめの職業

韓国のワーキングホリデーでおすすめな仕事
職種 必要になる韓国語力 給料
雑貨屋のスタッフ 初級 8,590ウォン (約968円)
和食居酒屋のスタッフ 初級~中級 10,500ウォン (約1180円)
商品の翻訳スタッフ 上級 10,000ウォン (約1120円)
日系企業の事務 上級 10600ウォン~11500ウォン (約1200円~1300円)

なお、上記は目安です。州や職場によって賃金や必要になる英語力が異なりますのご注意ください。

また、一部の職種では資格が必要になる事があります。

韓国のワーキングホリデービザの申請に必要な書類

必要書類
ワーキングホリデービザ申請書
証明写真1枚
パスポート
観光就業活動証明書
航空券または船舶券のコピー
銀行残高証明書
最終学歴証明書

韓国のワーキングホリデービザの申請方法

韓国のワーキングホリデービザの申請は非常に簡単です。上記の必要書類を揃え、自分が住んでいる都道府県を管轄している総領事館に行き、申請するのみです。

下記は各韓国総領事館の管轄地域です。

ワーキングホリデー期間延長の条件
在外公館 都道府県 住所 電話番号
駐東京領事館 東京都, 千葉県 山梨県, 埼玉県 栃木県, 群馬県 茨城県 東京都港区南麻布 1-7-32 03-3455-2601
駐横浜総領事館 神奈川県, 静岡県 横浜市中区山手町118 045-621-4531
駐大阪総領事館 大阪府, 京都府 滋賀県, 奈良県 和歌山県 大阪市中央区西心斎橋 2-3-4 06-6213-1401
駐福岡総領事館 福岡県, 佐賀県 長崎県, 大分県 熊本県, 宮崎県 鹿児島県, 沖縄県 福岡市中央区地行浜 1-1-3 092-771-0461
駐名古屋総領事館 愛知県, 三重県 福井県, 岐阜県 名古屋市中村区名駅南町1-19-12 052-586-9221
駐広島総領事館 島根県, 広島県 山口県, 愛媛県 高知県 広島市中区袋町5-28 和光広島ビル4階 082-568-0502
駐新潟総領事館 長野県, 新潟県 富山県, 石川県 新潟県新潟市万代島 5-1万代島ビル8階 025-255-5555
駐札幌総領事館 北海道 札幌市中央区 北二条西12-1-4 011-218-0288
駐仙台総領事館 青森県, 秋田県 岩手県, 山形県 福島県, 宮城県 仙台市青葉区上杉 1-4-3 022-221-2751
駐神戸総領事館 兵庫県, 鳥取県 岡山県, 香川県 徳島県 神戸市中央区中山手通 2-21-5 078-221-4853

5位 アイルランド

アイルランドは、豊かな自然が魅力的なヨーロッパにある英語が公用語の国です。近年、ワーホリ利用者のアイルランド人気が急上昇しており、2018年では定員が400名までであったのに対し、2020年からは倍の800名まで大きく拡張されました。

アイルランドのワーキングホリデービザの基本情報

アイルランドのワーキングホリデービザの基本情報
対象年齢 18~30歳(申請時点)
定員数 800名
申請料 16,200円
滞在期間 1年(12か月)有効期限内であれば何度でも出国可能
就労条件 週39時間までのフルタイム
就学期間 制限なし
ビザの有効期限 ビザ発行日から1年間

また、アイルランドはお隣の国であるイギリスに比べ、物価が安い点も人気の要因として挙げられます。。ワーキングホリデーで渡航する際、よく遭遇する経済的な問題に対しても物価が安いことで生活に多少のゆとりを持つことができます。

さらに、他の多くの国々と比較して、日本人の人口が少ないことも魅力の一つです。日本人が多い国に渡航してしまうと、せっかくの語学留学であるのにもかかわらず、英語で話す機会が減ってしまいます。ですが、アイルランドでは日本人が比較的少ないため、英語力を高めるのにピッタリな環境になっています。

最後にアイルランド国民のフレンドリーな性格も、大きな魅力の一つです。アイルランドの国民性として、どんな人にも優しく、気が使えますし、社交性が高くコミュニケーションを頻繁に取ることができます。

おすすめの職業

アイルランドの最低賃金は時給12.7ユーロ(約2069円)です。日本の最低賃金が約1000円ほどであることを考えると、約2倍稼ぐことができます。また、アイルランドでは週39時間まで就労が認められています。

アイルランドのワーキングホリデーでおすすめな仕事
職種 必要になる英語語力 給料
レストラン・カフェのスタッフ 初級 12.7~15ユーロ (約2069円~2440円)
清掃業(ハウスキーパー) 中級 12.7~14.5ユーロ (約2069円~2360ユーロ)
ベビーシッター 初級~中級 30ユーロ (約4880円)

ワーキングホリデービザの申請期間

アイルランドのワーキングホリデービザの申請は1年間に2回の限られた期間でのみ申請を受け付けています。例年1月と7月・8月に申請期間が設けられています。

2024年度のビザ申請期間は下記の通りです。

ワーキングホリデー期間延長の条件
第一回申請受付期間 2024年1月15日(月)~2月9日(金)
第二回申請受付期間 2024年7月20日(土)~8月10日(土)

なお、第一回申請受付期間に申請を行った方は2024年の9月30日以前にアイルランドに渡航する予定の方が対象です。

同様に、第二回申請受付期間では、2024年の10月1日~2025年3月20日までに渡航する予定の方が対象になります。

ワーキングホリデービザの申請資格

アイルランドにワーキングホリデーに行くためには下記の11の条件を満たしている必要があります。

アイルランドのワーキングホリデービザを申請する11の条件
①現在日本に居住していること。
②一定期間(1年以上)アイルランドに滞在し、その主な目的が休暇であること。
③申請受理時点で、年齢が18歳以上30歳以下であること。
④配偶者を含む扶養家族が同伴しないこと。ただし、配偶者に申請資格がある場合は、各々申請することができます。
⑤有効なパスポートと帰国用の航空券または、航空券を購入するのに十分な資金を保持していること。
⑥アイルランド滞在中、生活費として50万円以上の預金があること。
⑦ワーキングホリデービザを用いてアイルランドに渡航した経験がないこと。
⑧心身ともに健康かつ、犯罪歴がないこと。
⑨滞在期間をカバーする医療保険に加入すること。
⑩滞在期間を延長したり、在留資格を変更せず、目的達成後は速やかに帰国すること。
⑪いかなる国でも入国拒否や出国命令を受けたことがないこと。

上記の条件を一つでも満たしていなければワーキングホリデービザを取得することは厳しいため、他のビザ取得を目指すなどしましょう。

ワーキングホリデービザ申請に必要な書類

必要書類
申請料金 13,800円
申請書 英語で記入。
まずは申請書を大使館に送付する。
証明写真 2枚 直近6ヶ月以内に撮影したもの。
パスポートサイズ
パスポート原本 有効期限が滞在予定期間+6ヶ月以上残っているもの
パスポートのコピー 顔写真ページとスタンプが押印されているページ
英訳された履歴書 決まったフォーマットはないため、wordなどで自主作成したもの
最終学歴を示す英文の卒業証明書
(在校証明書でも可)
英訳された卒業証明書。
現在在学中の方は在学届でも可
英訳された残高証明書 50万円以上の残高がある本人名義の残高証明書。
金融機関発行のもの。
留学保険加入証明書 全滞在期間をカバーする留学保険。
英文のものを用意。
航空券 原本とA4のコピーを用意。
eチケットの場合は、購入確認ページを印刷。
返信用レターパック 裏に申請者の住所と氏名を記入

アイルランドのワーキングホリデービザの申請方法

①アイルランド大使館にビザ申請メールを送るまず、ビザ申請書をダウンロードし、必要事項を英文で記載したうえで、下記のEメールアドレス宛にEメールに添付して送信します。

アイルランドのワーキングホリデービザ申請書の送信先アドレス
workingholiday.ie.jp@vfshelpline.com

またこの段階では写真を添付する必要はありません。

申請結果は申請受付期間終了後、Eメールにて確認することができます。

②必要書類の提出

申請許可を受け取った方は、上記の必要書類を書留で「合同会社VFS サービシズ・ジャパン」に郵送しましょう。

必要書類の送付先住所
〒105-0021
東京都港区東新橋2-3-14 エディフィチオコートー4F
合同会社 VFS サービシズ・ジャパン
アイルランドワーキングホリデープログラム係

必要書類が不備なく提出できたらワーキングホリデー許可証(Working Holiday Authorization)が発給されます。

以上でアイルランドのワーキングホリデービザの申請は完了です。

ワーホリ費用が安い国

1位 台湾(初期費用の目安 約47万円)

台湾は日本から飛行機で約3時間ほどの場所に位置する中国語を公用語とする国です。親日家も多く、日本と距離が近いことから暮らしやすいです。

また、物価が非常に安いことでも有名で、生活費は日本の3分の1とも言われています。

台湾のワーキングホリデービザの基本情報

台湾のワーキングホリデービザの基本情報
対象年齢 18~30歳(申請時点)
定員数 800名
申請料 無料
滞在期間 3か月 ※現地で一回延長申請が可能 最長1年
就労条件 制限なし
就学期間 最長3ヶ月
ビザの有効期限 ビザ発行日から1年間

初期費用が最も安い

台湾にワーキングホリデーに行く場合、初期費用はカナダやオーストラリア等と比べると約半分の47万円ほどを準備すれば十分です。滞在中の過ごし方や渡航時期によって増減があるものの、計47万円ほど準備しておくことでスムーズにワーキングホリデーに行くことができます。

出発前に必要な費用:約23万円
(パスポート申請料・ビザ申請料・渡航費・海外保険料など)
渡航後、3か月分の生活費:約24万円
(食費・家賃・滞在費など)

ただし、渡航後に現地での仕事が見つからなかったり、語学学校に通う予定の場合は5万円から15万円ほど多く見積もって資金を準備しておきましょう。

現地で困らないように予算は多めに見積もっておくことをおすすめします。

現地でおすすめの仕事

台湾の最低賃金2024年1月から月額27,470元(約126,000円)、時給だと182元(約860円)です。日本と比較すると時給はあまりよくありませんが、物価の安さを加味すると生活する分には困りません。

台湾のワーキングホリデーでおすすめな仕事
職種 必要になる中国語力 給料
日系企業の事務 初級 210ニュー台湾ドル (約1000円)
翻訳 中級 フリーランスのため、案件による
飲食店スタッフ 初級~中級 182~190ニュー台湾ドル (約860円~900円)
ホテルの受付 上級 210ニュー台湾ドル (約1000円)

ビザ申請に必要な書類

から申請書をダウンロード。
台湾のワーキングホリデービザ申請に必要な書類
申請書 台湾駐日経済文化代表処
パスポート 申請時6ヶ月以上の残存有効期間が必要。 顔写真ページとスタンプが押されたページのコピーも併せて提出。
証明写真 縦4.5㎜×横3.5㎜のもの 直近6カ月以内
履歴書 個人情報・学歴・職歴・台湾滞在中の予定・スケジュールを具体的に記入し提出。
往復航空券のコピー 予約した往復券のコピーを提出。 30万円以上の残高証明書を提出した場合は免除。
海外旅行保険の加入証明書 原本とコピーを1通ずつ
銀行の預金残高証明書 最低20万円以上。 必ず本人名義の口座である必要があります。
住民票 3か月以内に発行されたもの

ワーキングホリデービザの申請方法

台湾のワーキングホリデービザの申請は必要書類を揃え、申請者の居住地の台湾駐日経済文化代表処(台湾領事館)に行き、手続きを行うだけです。

書類に不備があると、申請は受け付けてもらえませんので書類の準備には十分注意しましょう。

ワーキングホリデーの延長方法

台湾のワーキングホリデービザは延長することができます。

手続きは滞在期限が切れる15日前から、居住地の内政部入出国移民署のサービスステーションで更新手続をすれば、最大180日の延長ができます。その後の更新及び変更は不可です。

2位 ハンガリー(初期費用の目安 約53万円)

ハンガリーは2017年に日本とワーキングホリデー協定を結んだばかりの国で、ヨーロッパの中央に位置している国です。一般的な日本人からしたらあまりなじみがない国ですが、経済成長率が高く、将来性のある国として注目されています。

公用語はハンガリー語ですが、英語やドイツ語なども広く使われており、様々な言語を学習することができる国です。

首都ブダペストは観光地として栄えている国です。物価が安く、音楽や芸術の街としても有名なため、アートや音楽に興味のある方におすすめできる国です。

また、ハンガリーはEU加盟国ですが、ユーロに加えて、独自の通貨「フォリント」も使って経済的な取引を行っています。

ハンガリーのワーキングホリデービザの基本情報

ハンガリーのワーキングホリデービザの基本情報
対象年齢 18~30歳(申請時点)
定員数 200名
申請料 無料(日本で申請する場合) ハンガリー到着後ビザ申請する場合は、60ユーロ(約9700円)または18000フォリント(約7400円)が必要になります。
滞在期間 1年(12か月)
就労条件 記載なし
就学期間 記載なし
ビザの有効期限 ビザ発行日から1年間

ハンガリーは物価が安いため、滞在中にお金がかからない

ハンガリーでは物価が非常に安く、500㎖のミネラルウォーターが1本あたり60フォリント(約25円)、ローカルレストランでは一品1200フォリント(約500円)程度です。家賃は平均120,000フォリント(約5万円)ほどであるため、滞在中はあまりお金がかかりません。

ただし、首都であるブダペストでは物価が急上昇しているため、貯金を切り崩さずにワーキングホリデーを楽しみたい方はセゲドなどの郊外に滞在するのがおすすめです。

現地でおすすめの仕事

ハンガリーの月額の最低賃金は2023年12月では266,800フォリント(約80,000円)です。近年経済成長率が急速に上昇しているハンガリーでは更に最低賃金が上がる可能性があります。

なお、ハンガリーでは外国人向けの求人が余り多くありませんので、仕事探しに時間がかかる可能性があります。日本人であることを活かし、日本食レストランや日本語教師等の仕事を狙ってみるのが良いかもしれません。

ハンガリーのワーキングホリデービザの基本情報
職種 必要になる語学力 給料
ローカルレストランのスタッフ 初級 時給12.7~15ユーロ (約2069円~2440円)
日本食レストランのスタッフ 中級 時給12.7~14.5ユーロ (約2069円~2360ユーロ)
日本語教師 初級~中級 時給30ユーロ (約4880円)
フードデリバリー 中級 週給40,000フォリント
清掃業 中級 週給50,000フォリント

ビザ申請に必要な書類

ハンガリーのワーキングホリデービザ申請に必要な書類
一時滞在許可証(ワーキングホリデービザ)の申請書 ハンガリー移民局の公式サイトからダウンロード。
証明写真2枚 縦4.5㎜×横3.5㎜のもの
直近6カ月以内
一枚は申請書に添付
海外旅行保険の加入証明書 滞在期間をカバーする海外保険に加入し、証明書を提出。
当面の滞在先の証明書 宿泊施設の利用証明書。
1週間~2週間程度。
銀行の預金残高証明書 最低25万円以上。
本人名義の口座でなければならない。
滞在期間の生活費を持っている事を証明。
犯罪経歴証明書 過去に重大な犯罪を行っていないことを証明できる公的なもの。

ワーキングホリデービザの申請方法

ハンガリーのワーキングホリデービザは「一時滞在許可証」と呼ばれるものです。

ハンガリーのワーキングホリデービザの取得方法は、

「日本で申請し、ハンガリーで取得する方法」と「ハンガリー滞在中に滞在ステータスを変更する方法」の2種類あるため、どちらの方法で取得するかによって手続きや申請料金が変化します。

日本国内でビザを発給してもらう場合は、その前に一時滞在許可証を受け取るためのビザの取得が必要になります。

ハンガリーのワーキングホリデービザは申請までの手順が複雑なため、下記の申請方法を確認しスムーズに手続きを進めていきましょう。

日本でワーキングホリデービザを取得する場合

①事前予約をする

日本からハンガリーのワーキングホリデービザを申請する場合は、東京都にある駐日ハンガリー大使館に行き、申請者本人が手続きをする必要があります。

事前にビザ申請予約が必要になりますので、注意しましょう。

ビザ申請を受け付けているのは、1っ週間の内「火曜日と木曜日」の2日だけです。

わからないことがある場合は、メールにて詳細の問い合わせを行えますので、疑問点はしっかり解決しておくようにしましょう。

ハンガリー大使館の住所・連絡先
住所 〒108-0073 東京都港区三田2-17-14
開館時間 月~木曜日:8:30~17:00 金:8:30~13:30 ※ビザ申請受付は火・木曜日の9:30~16:30
電話番号 03-5730-7120
03-5730-7121
メースアドレス consulate.tio@mfa.gov.hu
公式サイト https://tokio.mfa.gov.hu/jpn
②ビザ申請に必要な書類を大使館に提出

上記のビザ申請に必要な書類を全て揃え、大使館に提出します。

ハンガリーのワーキングホリデービザに必要な書類は他国と比べても多くはありません。しかし、各書類には決められたルールがありますので、不備が無いようにしっかり確認しながら準備をしましょう。

なお、大使館の公式サイトにあるワーキングホリデービザについてページではパスポートについて言及されていませんが、念のため持って行くことをお勧めします。

③ハンガリーに渡航しビザを受け取る

書類提出が完了したら、一時滞在許可証を受け取るためのビザが発行されます。このビザをもってハンガリーに渡航しましょう。

入国後、30日以内に移民局(BAH)に行き、一時滞在許可証への切り替えを行いましょう。

以上が日本でワーキングホリデービザを取得するまでの流れです。

ハンガリーでワーキングホリデービザを取得する場合

二つ目の方法であるハンガリー国内でワーキングホリデービザを取得する場合は下記の手順に従って申請手続きを進めましょう。

ただし、ハンガリー国内でワーキングホリデービザの申請を行う場合、あらかじめビザ免除プログラムでの渡航またはほかのビザを利用してハンガリーに入国する必要があります。

①移民局に確認の連絡を入れる

ハンガリーの移民局を訪問する際には、事前に訪問の連絡を入れておく必要があります。

この際に、ワーキングホリデーや申請方法に関する疑問点を質問しておきましょう。

②ビザ申請に必要な書類を準備し提出する

ハンガリー現地で申請する場合でも、日本で申請を行う時と同様に、必要書類の準備を行う必要があります。必ず上記の必要書類一覧を確認し、過不足なく提出するようにしましょう。

なお、ハンガリー国内でビザ申請を行う際には、申請料18,000フォリント(約7400円)または60ユーロ(約9700円)がかかります。移民局の開館時間をしっかり把握し、予約の有無なども確認しておきましょう。

③ビザ発給

ハンガリーでは申請から21日以内に合否が通知されます。

ビザは郵送または移民局での直接の受け取りどちらも可能です。

3位 スロバキア(初期費用の目安 約55.5万円)

スロバキアは2016年から日本とワーキングホリデー協定を結び、同年6月にワーキングホリデー制度が始まりました。豊かな自然と中世ヨーロッパの町街並みが残る美しい国として有名で、観光地でもあまり人が多くなく、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

また、他国と比較して物価が安く、治安が良いため海外の長期滞在が初めての方にもおすすめできる国です。

スロバキアのワーキングホリデービザの基本情報

スロバキアのワーキングホリデービザの基本情報
対象年齢 18~30歳(申請時点)
定員数 220名
申請料 33ユーロ
滞在期間 1年(12か月)
就労条件 記載なし
就学期間 記載なし
ビザの有効期限 ビザ発行日から1年間

手つかずの自然と安定した治安、生活しやすい物価が特徴

スロバキアは日本の約7分の1ほどの国土ですが、手つかずの自然が今もなお残っています。タトラ山脈をはじめ、鍾乳洞や四季折々の景色を楽しむことができるリプトフ湖など日本ではなかなか見ることが出来ない幻想的な風景が広がっています。

自然が好きな方やアウトドアが好きな方、写真が好きな方などにはぴったりです。

また治安も安定しており、外務省の海外安全ホームページでは危険度レベル0となっています。加えて、世界163カ国の治安をランキングにした「世界平和度指数(Global Peace Index)」の2023年版ではスロバキアは26位と上位となっています。

なお、日本は9位となっているため、最低限の警戒は怠らないようにしましょう。

加えて、スロバキアの物価は他のヨーロッパ諸国に比べると安めです。2024年現在、ユーロは163円台となりましたが、2ℓのミネラルウォーターが約100円、パンが約60円ほどです。

現地でおすすめの仕事

スロバキアの最低賃金は1か月あたり750ユーロ(約122,200円)です。日本と比較すると少なめに思えますが、物価が安いため生活する分には困らないでしょう。

しかし、スロバキアは2016年にワーキングホリデー協定国になったばかりのため、日本人滞在者向けの求人が少ない傾向にあります。そのため、現地ではスロバキア語のスキルは必須です。

現地でしっかりと稼ぎたい方は、事前に語学学校等でスロバキア語の基礎を身につけてから渡航するようにしましょう。

スロバキアのワーキングホリデーでおすすめな仕事
職種 必要になる英語語力 給料
高齢者施設のスタッフ 初級~中級 月給986ユーロ (約160,000円)
ホテルの清掃員 初級~中級 月給1120ユーロ (約182,000円)
レストランのスタッフ 中級~上級 月給1200ユーロ (約195,000円)
バーテンダー 中級~上級 月給1450~1500ユーロ (約236,000円~244,500円)
倉庫作業員 初級~中級 月給1000~1500ユーロ (約163,000円~約244,500円)

ビザ申請に必要な書類

スロバキアのワーキングホリデービザ申請に必要な書類
パスポート 滞在期間に加えて6カ月以上の残存有効期間があるパスポート
証明写真2枚 縦3.5㎝×横3.0㎝
申請書 大使館の公式サイトからダウンロードし、印刷。
残高証明書 残高が4000ユーロ以上あることを示す本人名義の残高証明書
旅行保険加入証明書 実際の滞在期間に関わらず、1年間カバーする保険 死亡・疾病・傷害それぞれ30000ユーロ以上の補償
健康診断書 通常の健康診断+HIV検査 法定伝染病や病気に罹患していない
犯罪(警察)経歴書 (外務省のアポスティーユ付) 発行日がビザ申請時の90日以内のもの
スロバキア法規遵守の宣誓書 滞在中はスロバキアの法規を遵守する旨が記載された英文の宣誓書

スロバキアのワーキングホリデービザ申請方法

①申請書のダウンロード

スロバキアのワーキングホリデーに利用するビザは「国家ビザ(National Visa)」というものです。スロバキア大使館の公式サイトからダウンロードすることができます。

その後、コピー印刷し必須項目に個人情報を記入します。

②スロバキア大使館に電話で予約

次に、ビザ申請をスロバキア大使館に電話予約します。電話予約の際に、ビザ申請の疑問点や必要な持ち物、今後の流れなどを質問しておくとスムーズに手続きを進めることができます。

スロバキア大使館の基本情報
住所 〒106-0046 東京都港区元麻布2丁目11−33
電話番号 03-3451-2200
開館時間 平日8:30~16:30
③必要書類の提出

最後に、予約日に大使館へ訪問し、必要書類を提出します。

ビザ申請の処理にかかる時間はばらつきがありますので、ビザが発給されてから旅行準備を始めると良いでしょう。

4位チェコ(初期費用の目安 約56万円)

チェコは2018年11月1日にワーキングホリデー制度が開始された国で、中世ヨーロッパの街並みが残る歴史的な町です。少し歩けば文化的に重要な建物があったり、世界遺産があったりと、散策だけで楽しめる国です。

また、スロバキアの隣にある国のため物価も他のヨーロッパ諸国と比べて低く、事前にじゅんびする資金が少な目で済むのは大きなメリットと言えます。

チェコのワーキングホリデービザの基本情報

チェコのワーキングホリデービザの基本情報
対象年齢 18~30歳(申請時点)
定員数 400名
申請料 無料
滞在期間 1年(12か月)
就労条件 記載なし
就学期間 記載なし
ビザの有効期限 ビザ発行日から1年間

食料品が安い!一か月あたり15,000円で生活も可能

チェコでは食料品の値段が安く、外食せず自炊をしていれば月々の食費が1万円まで抑えることも可能です。特に野菜やパスタ、パンは日本よりも安く買うことができるため、ワーキングホリデー中の強い味方になります。

また、チェコ国内にはベーカリーが多くあるため、1週間分のパンをまとめて買うことも可能です。

自炊が苦手という方でも、外食産業が発展しているチェコでは問題ありません。

レストランでは一品500円前後で本場のチェコ料理をたのしむことができます。また、お酒の値段も安いため、世界的に人気のあるチェコビールを堪能するのも良いかもしれません。

現地でおすすめの仕事

2024年3月時点のチェコの最低賃金は、月々18,900チェコ・コルナ(約121,300円)です。

日本と同様に週40時間での労働時間ですので、時給換算すると約118チェコ・コルナ(約757円)です。

チェコのワーキングホリデーでおすすめな仕事
職種 必要になる英語語力 給料
日本食レストランの調理スタッフ 初級~中級 月給20,000チェコ・コルナ (約128,300円)
スーパーのレジ打ち 初級~中級 月給18,900チェコ・コルナ (約121,300円)
清掃員 中級~上級 月給118,900チェコ・コルナ (約121,300円)
マッサージ師 中級~上級 月給19,700チェコ・コルナ (約126,000円)
倉庫作業員 初級~中級 月給30,000~36,000チェコ・コルナ (約192,528~231,033円)

ビザ申請に必要な書類

チェコのワーキングホリデービザ申請に必要な書類
ビザ申請書 チェコ大使館の公式サイトからダウンロード
パスポート 予定滞在期間に加えて3か月以上の残存有効期限が残っており、査証欄のページが2ページ以上残っているもの
顔写真3枚 縦45㎜×横35㎜
申請書貼付用・写真裏面にローマ字で氏名が記載されたものを各1枚ずつ
残高証明書 チェコ共和国での滞在の少なくとも1か月間の生計に十分な資金を所持している事。
※2018年では33,000チェコ・コルナ
旅行保険加入証明書 実際の滞在期間に関わらず、1年間カバーする保険
必要かつ緊急の医療を提供するもので、死亡・疾病・傷害それぞれ400,000ユーロ以上の補償が受けられるもの。
犯罪(警察)経歴書 発行日がビザ申請時の90日以内のもの
英文のエッセイ (英語力を見るためではないため、理解できるものであれば問題ない。) A4用紙1枚に収まる程度の文量で下記内容を記載
・チェコにワーキングホリデーに行こうと思った動機
・滞在予定期間・場所
・ワーキングホリデーの目的
・その他コメント
・最後に日付と署名

チェコのワーキングホリデービザ申請方法

チェコのワーキングビザ申請はチェコ共和国大使館の窓口でのみ行うことができます。申請書をチェコ大使館の公式サイトからダウンロードし、上記の必要書類と併せて提出しましょう。その後、申請料金33000チェコ・コルナ(約21万円)を支払い、申請手ちゅづきは完了です。

なお、ビザ申請手続きの処理時間は最大60日を目安としています。

5位ポーランド(初期費用の目安 約59万円)

ポーランドは2015年から日本とワーキングビザ協定を結んでいる東ヨーロッパの国です。ポーランドの物価はヨーロッパ諸国では安めのため、費用を抑えてヨーロッパへのワーキングホリデーを行いたい方にはおすすめです。

公用語はポーランドですが、英語が話せる人が多いためある程度のコミュニケーションは可能です。しかし、現地で仕事をするとなるとポーランド語のスキルは必須になりますので、渡航前にポーランド語の基礎を固めておくことが重要です。

ポーランドのワーキングホリデービザの基本情報

ワーホリは滞在中の旅行や就労などが自由にできるため、日本ではできないことを体験できる良い機会になります。

では、実際にワーホリに行くとどういったメリットがあるのでしょうか?

ポーランドのワーキングホリデービザの基本情報
対象年齢 18~30歳(申請時点)
定員数 500名
申請料 無料
滞在期間 最長1年(12か月)
就労条件 制限なし
就学期間 制限なし
ビザの有効期限 ビザ発行日から1年間

ポーランドの物価について

ポーランドの物価は日本と比較すると、食料品や日用品をスーパーで購入すると安いものの、外食は高価という傾向があります。

ヨーグルトや野菜、果物、食パン、ミネラルウォーターなどは日本の90%で購入することができます。しかし、レストランを3食利用すると一日当たり5000円~7000円ほどかかるため、ワーキングホリデー中は自炊をメインにして食事をとりましょう。

現地でおすすめの仕事

ポーランドでは、独自の通貨である「ズロチ」または、「ユーロ」で給与が支払われます。

また、月々の最低賃金は4200ズロチ(約158,000円)で、時給換算すると22.8ズロチ(約859円)となります。

ポーランドのワーキングホリデーでおすすめな仕事
職種 必要になる語学力 平均賃金
家事代行 ポーランド語 中級~上級 月給4200ズロチ(約158,000万円)
ホテルの受付 上級 (英語・ポーランド語両方必須) 月給3,950ズロチ(約15万円)
パン屋のスタッフ ポーランド語 中級 月給4,375ズウォティ (約165,000円)

なお、ポーランドでは日本人向けの求人が少ないため、ポーランド語でコミュニケーションをとれるようにならなければ仕事を見つけることが難しいです。

ビザ申請に必要な書類

ポーランドのワーキングホリデービザ申請に必要な書類
ビザ申請書 ビザ申請サイト「e-Konsulat」で作成・印刷したもの
パスポート ・残存有効期限が1年3か月以上あるもの
・ビザ用の空白ページが2ページ以上残っているもの
・過去10年以内に発行されているもの
顔写真1枚 縦45㎜×横35㎜
6カ月以内に撮影されたもの
残高証明書 ・入国後、3か月間の生活費、約22.5万円の預金残高を証明するもの
・銀行口座残高証明書の原本
・預金通帳の原本とコピー1部ずつ
旅行保険加入証明書 下記のいずれか
・滞在期間全てをカバーする保険
・保険期間延長もしくは任意の保険に加入する意思を示す署名入り宣誓書
往復航空券
※予約証明や滞在や資金証明でも可
・購入済みの往復チケット
・予約確認書
・航空券を購入できる資金の証明書
滞在計画書 A4用紙で1枚
日本語・ポーランド語・英語のいずれかで作成
エッセイ A4用紙で1枚
日本語・ポーランド語・英語のいずれかで作成
ワーキングホリデーの動機を記載

ポーランドのワーキングホリデービザの申請方法

①必要書類をそろえる

上記記載のワーキングホリデービザに必要な書類を不備なく全て揃えます。

不足している書類や記載内容に不備があった場合には申請完了までの期間が長くなってしまいますのでご注意ください。

②公式ビザ申請サイト「e-Konsulat」で申請予約とビザ申請書を作成

まず、ポーランドの公式ビザ申請サイト「e-Konsulat」にて申請日の予約とビザ申請書の作成を行います。

予約後1時間以内に申請書を作成しなければ、予約・申請用紙が無効になってしまいますので素早く正確に記入しましょう。

③ポーランド大使館でビザ申請

予約した日にポーランド大使館に訪れ、ビザの申請手続きを行います。専用窓口がありますので必要書類を提出しましょう。書類に不備が無ければそのまま受理されます。

ポーランド大使館の基本情報
住所 〒153-0062 東京都目黒区三田2-13-5
電話番号 03-5794-7020
03-5794-7040
開館時間 月・火・木・金曜日:10:00~12:00
水曜日:14:00~16:00
※土日祝日は休館(ポーランドの祝祭日も含む)
メールアドレス tokio.amb.sekretariat@msz.gov.pl
④ビザの受け取り

審査結果はビザ申請をしてから1週間から10日ほどで確認することができます。審査結果は電話にて通知されますので、大使館に受け取りに行きましょう。

また、審査結果に応じて追加書類の提出が必要になることがあります。

ワーキングホリデーのデメリットとは

前述ではワーキングホリデーのメリットについて記載してきましたが、では逆にデメリットは何があるのでしょうか?

海外で長期滞在する際は、滞在期間を無駄にしないよう心がけましょう。

渡航前にある程度の語学力は必要

海外での長い生活の中、言葉の壁というのはどうしても立ちはだかってしまうものでしょう。

もちろん長く海外にいることで自然と日常会話などはできるくらいにレベルアップができるかもしれません。

ただ、全く言葉を知らないで海外に行ってしまった場合、現地では日本語がわかる人に頼りきりになってしまったり、いつまでも言葉が上達しないまま帰国してしまうこともあるかもしれません。

ワーキングホリデーでは、現地の学校への通学期間は通常4~6か月です。

一般的に4か月だと、ようやく現地の日常会話に慣れてくるころだと言われています。

渡航前にある程度言葉を学んでおけば、日常会話に慣れるまでの時間が短縮できるので、それだけ海外での生活がしやすくなるでしょう。

年齢や渡航できる国に制限がある

ワーキングホリデー制度は一般的に18歳~30歳までという年齢制限があり、渡航できる国も日本とワーキングホリデー協定を結んだ国でなければならないというルールがあります。

また、多くの国ではワーキングホリデービザの年間発行数に上限があるため、運が悪ければ外国滞在ができないという可能性もあります。

好きな仕事に就くことができない

上記である程度の語学力が必要と話しましたが、語学力がないことによるデメリットのほかに希望の職に就けないこともあります。

ワーホリで人気の職種はホテルのフロントなどのホスピタリティ系の仕事になります。

この職種につくためには日本でのある程度の職歴や、英語力が必須になってきます。

もし十分な英語力がない場合は、日本語だけでできる和食のレストランや言葉がなくてもできる客室清掃などの仕事になってしまいます。

せっかく海外に行ったのに希望の職種に就けず、あまりいい経験が出来なかったとならないように日本にいる間の勉強や仕事も大切になってきます。

ある程度の資金準備が必要

ワーホリで海外に行く場合、滞在中の就労などが認められているのでそこまで大きなお金を持っていく必要はありませんが、すぐに仕事が決まるとは限りませんし、そもそも全くお金を持たずに行って向こうで生活費を稼ぐために毎日アルバイトばかりしてしまうと、それが希望の職種じゃなかったり、そもそも観光などもしたかったのに全然できず、何のために海外にいっていたのかわからなくなってしまうことがあります。

そのため海外に行ってから半年ほどは働かなくても良いくらいの資金はもっていったほうがいいでしょう!

国や渡航先で就く職種にもよるのですが大体150万円前後は初期費用として考えておくと安全です。

ビザ申請時の残高確認

ワーキングホリデー申請時には、ほとんどの国で生活資金の確認が行われます。そのため、ビザの申請料や出発前の支払金額のほかに銀行の残高を証明する書類が必要になります。

残高としては大体20~40万円前後の金額があることが望ましいので、貯金は貯めておくようにしましょう。

ワーキングホリデー中にできる仕事

現地でできる仕事というのはいくつかありますが、どういった職種があるかなどを解説していきます。

お金を稼ぎたいのか、現地での貴重な体験を経験値としたいかなど参考にしてください。

アルバイト

まず、職種を選ばずに働こうとする場合、アルバイトは見つかることでしょう。

ただし、希望の職種に就けるかは不確定であり、給与や待遇が日本と異なる可能性があるため注意しましょう。

希望の職種やより高い給料の仕事を求める場合、プログラミングのような専門スキルや語学力を向上させると、仕事を見つけやすくなります。

有給インターンシップ

有給インターンシップは、学生が企業での就労体験をしながら給与を受け取れる制度です。」新卒者の早期離職を防ぐため、多くの企業が有給インターンシップ制度を導入しています。

留学斡旋機関では、「語学+有給インターンシップ」のコースを提供しています。英語も覚えて仕事もできる環境作りをしています。

ボランティア活動

ワーキングホリデーの対象になっている国は、盛んにボランティア活動をしている国が多くあります。

そのため、ボランティアに参加して現地の人たちと交流を深めるいい機会を作ることができます。

オーストラリアにあるNGO団体のConservation Volunteers Australia(CVA)のプログラムには世界中から人を集めて、一緒にテントやロッジ、ファームで過ごしながら環境の保全活動に参加するというものがあります。

現地の人だけではなく、世界中から人が集まるので、様々な人たちと親交を深めることができさらに、自然保護をすることができるので貴重な体験になることでしょう。

もし、現地でボランティアに参加したい場合は地域センターや学校を訪ねてみるといいでしょう。

住み込みの仕事

ワーキングホリデーで住み込みの仕事となると、リゾートバイトが主な内容になります。日本でも沖縄や宮古島の暖かい地域で短期リゾートバイトなどがありますが、それのワーキングホリデーバージョンになります。オーストラリアであれば島などのホテルに住み込みで働きます。

英語が得意な人はホテルの受付やお客様対応ができますし、まだ英語に慣れていない人はキッチンなどで語学を勉強しながら働くことも可能です。

住み込みの仕事での契約期間は約6か月で延長可能なので、セカンドビザの取得も視野に入れて仕事をしている人も多いようです。自然に触れながら語学も学べる人気の仕事です。

エクスチェンジワーク

せっかく海外に行って働くなら、職歴やそこでしか手に入らないようなスキルを習得できるのが一番です。

とにかくお金ではなく、働きたい!という人には「エクスチェンジ」がおすすめです。

このエクスチェンジはバックパッカーズや農場といった場所で無給で仕事をする代わりに、食事がふるまわれます。

飲食が保証されるという点を魅力に感じる人も多いでしょう。

個人の家に住み込みながら子供のお世話をするオーペア(オペア)やデミペアと似ています。

現地での滞在方法

ほとんどの場合、ワーキングホリデーは1年程度の滞在期間が設けられており、その際の滞在方法の選択はとても重要です。

ワーキングホリデーの滞在方法は以下のように大きく分けて3種類あります。

・アパート又はフラットを借りる
・学生寮に入る
・ホームステイ先を探す

それぞれ異なる特徴があるため、ご自身に合った滞在方法を見つけ、快適で充実したワーホリを過ごしましょう。

アパート/フラットを借りる

アパート/フラットを借りる場合、身の回りのすべてが自分自身の空間になるため、スペースや時間に制限がなく、自由な生活を過ごすことが出ます。また、全ての行動に対し、責任が生じるため、自立心や責任感を得ることができ、社会勉強としての経験ができます。

なお、家賃の高い国や地域の場合、ルームシェアをすることによって滞在費を安く抑えることができることも特徴です。

デメリットとしては、部屋探しや契約の手続きを自身で行わなければいけないため、面倒だと感じてしまいます。また、海外での契約となるため、滞在先言語に関して理解が乏しい場合、苦労してしまう可能性があります。

さらに、家賃や光熱費は自己負担なので、管理を徹底する必要があります。

学生寮に入る

大学に就学している場合、学生寮に入ることによって、キャンパスライフを十分に楽しむことができ、通学時も部屋から近いため便利に過ごせます。

学生同士の共同生活によって、あまり気を遣う必要がなく、より深い友情を築くことができるかもしれません。

なお、デメリットとしては、学生寮は二人部屋の場合が多く、プライベートの空間を確保しにくいことがあります。また、バスルームやキッチンが共有の場合があるため、タイミングなどに気を配る事が必要になります。

ホームステイ先を探す

ワーキングホリデーの滞在先として、最もポピュラーな選択肢がホームステイです。ホームステイでは現地の方との共同生活になるため、自然と外国語を使う頻度が高くなり、語学力が向上します。また、ご近所の方とも交流の機会が増えることが予想されるため、日本では味わうことができない様々な貴重な体験を出来るかもしれません。

しかし、ホームステイではプライベートな時間が少なくなり、ホストファミリーへの気遣いから疲れを感じることもあります。

ワーキングホリデーのよくある質問集

Q: ワーキングホリデービザの申請条件は何ですか?

A: 国によって異なりますが、一般的には18歳から30歳(一部国は35歳まで)の未婚者で、初めて申請する人が対象です。

Q: ワーキングホリデーで働ける職種は?

A: 一般的には、カフェやレストランのサービス業、農業、ホテル業などが多いですが、国によって異なります。

Q: ワーキングホリデー中の滞在期間はどのくらい?

A: 通常は1年間ですが、国によっては延長可能な場合もあります。

Q: ビザ申請に必要な費用は?

A: 申請料は国によって異なりますが、数千円から数万円程度が一般的です。

Q: ワーキングホリデーでの収入はどのくらい?

A: 職種や勤務地により異なりますが、最低賃金以上の収入を得ることが多いです。

Q: ワーキングホリデー中の医療保険はどうすればいい?

A: 出発前に海外旅行保険に加入することが推奨されます。

Q: ビザ申請に必要な書類は何ですか?

A: パスポート、ビザ申請書、証明写真、経済的な自立を証明する書類などが必要です。

Q: ワーキングホリデーでの住居はどう見つける?

A: シェアハウス、ホステル、アパートなど、インターネットや現地の情報誌を利用して探します。

Q: ワーキングホリデー中に学校に通うことはできますか?

A: 可能ですが、勉強する時間と働く時間のバランスを考える必要があります。

Q: ワーキングホリデーでの就労時間に制限はありますか?

A: 国によって異なりますが、週に20時間から40時間が一般的です。

Q: ワーキングホリデービザの申請に年齢制限はありますか?

A: はい、多くの国では18歳から30歳(一部35歳)までの人が対象です。

Q: ワーキングホリデー中に複数の仕事を持つことは可能ですか?

A: 可能ですが、ビザの条件に違反しないように注意が必要です。

Q: ワーキングホリデーでの税金はどうなりますか?

A: 勤務国の税法に従い、所得税が課される場合があります。

Q: ワーキングホリデー中にインターンシップはできますか?

A: 可能ですが、インターンシップがビザの条件に適合しているか確認が必要です。

Q: ワーキングホリデー後のキャリアにどのような影響がありますか?

A: 海外での経験は就職活動において有利に働くことが多いです。

Q: ワーキングホリデー中に言語学習はできますか?

A: はい、現地の言語学校に通うことが可能です。

Q: ワーキングホリデー中に旅行はできますか?

A: はい、仕事とのバランスを考えながら旅行を楽しむことができます。

Q: ワーキングホリデーでの生活費はどのくらいかかりますか?

A: 国や都市によって異なりますが、一般的には月に10万円から20万円程度が目安です。

Q: ワーキングホリデー中に病気になった場合、どうすればいいですか?

A: 海外旅行保険に加入しておくと、医療費の補償を受けられます。

Q: ワーキングホリデー中に緊急事態が発生した場合、どう対応すればいいですか?

A: 在留国の日本大使館や領事館に連絡を取ることが重要です。

Q: ワーキングホリデーでの就職活動はどのように行うべきですか?

A: 現地の求人サイトやコミュニティを利用し、履歴書や面接準備をしっかりと行います。

Q: ワーキングホリデー中に資格取得は可能ですか?

A: 可能ですが、勉強と仕事の両立が必要です。

Q: ワーキングホリデー中に友達を作るにはどうすればいいですか?

A: 言語交換イベントや現地のコミュニティに参加するのが良い方法です。

Q: ワーキングホリデー中に日本食は手に入りますか?

A: 大都市では日本食材を扱う店がありますが、地方では入手困難な場合もあります。

Q: ワーキングホリデー中に運転はできますか?

A: 国によって異なりますが、国際運転免許証があれば可能な場合が多いです。

Q: ワーキングホリデー中の携帯電話はどうすればいいですか?

A: 現地でプリペイドSIMカードを購入するか、国際ローミングサービスを利用します。

Q: ワーキングホリデー中に日本への送金はどうすればいいですか?

A: 銀行振込や国際送金サービスを利用します。

Q: ワーキングホリデー中に犯罪に巻き込まれた場合、どう対処すればいいですか?

A: 直ちに現地の警察に通報し、必要であれば大使館や領事館に連絡を取ります。

Q: ワーキングホリデー中に日本の祝日は休めますか?

A: 通常は現地の祝日に従いますが、職場によっては相談に応じてくれる場合もあります。

Q: ワーキングホリデー後に再度同じ国に行くことはできますか?

A: ワーキングホリデービザは原則として一度きりですが、観光ビザでの再訪問は可能です。

まとめ

本ページではワーキングホリデービザについて解説してきました。

18~30歳という限られた年齢しか取得できないビザになるので、将来海外の仕事をしてみたい、語学に興味がある、海外移住を検討しているなんて方は若いうちにこのビザを取得して実際の海外生活に触れてみるのはいかがでしょうか?

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