アメリカへ出張する時の注意点とは?必要な手続きから持ち物リストまで紹介

本記事では、「アメリカへ出張することになったけど、どんなことに注意すればいいか分からない」という方に向けて、アメリカ出張の注意点を紹介します。

アメリカ出張に必要な持ち物・手続きには、事前に準備が必要なものがあります。
必要な持ち物や手続きを忘れると、アメリカへの入国を拒否されたり、出張中にトラブルになってしまうこともあります。

本記事で紹介する注意点をしっかりと把握して、アメリカ出張を成功させましょう。

アメリカへ出張するときの注意点

さっそく、アメリカへ出張するときの注意点を見ていきましょう。

出張直前に慌てないよう、準備には余裕を持って取り組みましょう。

パスポートの有効期限を確認する

パスポートの有効期限が切れていると、飛行機に搭乗することすらできません。
アメリカ出張に行く前に、必ずパスポートの有効期限を確認するようにしましょう。

日本国のパスポートを保有している方は、アメリカ出国予定日までパスポートの有効期限が残っていれば問題ありません。

これは、日本がアメリカと6ヶ月協定を締結しているためです。

とはいえ、あまりにも残存有効期限が短いと、体調不良や天候不順などの不測の事態が起きた際に困ってしまいます。

パスポートの有効期限は、出国予定日+60日程度あると安心です。

有効期限が近づいている方は、アメリカ出張の前にパスポートを更新しておきましょう。

マイナンバーカードを持っている方は、オンラインでパスポート更新をすることができます。

以下の記事で、オンラインでパスポート更新をする方法を解説していますので、こちらの記事を参考に手続きをしましょう。
オンラインでパスポート更新をする方法を分かりやすく解説

ESTAがないとアメリカへ入国できない

アメリカ出張をする際には、ESTA(エスタ)の申請が必要になります。

ESTAとは、米国ビザ免除プログラムの一環として導入された電子渡航認証システムです。

アメリカでの滞在期間が90日以内かつ、渡航目的が観光・短期商用である場合に、ESTAを申請することで米国ビザの取得が免除されます。

ESTAの申請は出発の72時間前(3日前)までに行うことが推奨されています。

ESTAが無いと、航空会社のチェックイン時に搭乗を拒否されてしまいますので、忘れないうちにこちらから申請を完了させておきましょう。

ただし、ESTAを利用したアメリカ出張では「米国内で金銭を受け取る活動」は禁止されています。ESTAは就労ビザではないからです。

ご自身が出張先で行う活動が「米国内で金銭を受け取る活動」に該当するか心配な方は、こちらの記事をご確認ください。
ESTAの「短期商用」について分かりやすく解説

アメリカで報酬が発生する活動をする予定の方は、ESTAを利用しての米国渡航はできません。
この場合は、米国内での就労が認められている米国ビザの取得が必要です。

以下の記事で、アメリカ就労ビザについて詳しく解説していますので、こちらの記事をご確認ください。
アメリカ就労ビザ全9種類の条件と申請方法を徹底解説!

航空券は必ず往復で予約する

アメリカ出張の航空券を自分で予約する方は、必ず往復で航空券を購入するようにしましょう。

アメリカは不法就労に対して厳しい措置を取ることで有名です。

入国審査の際に、アメリカへの渡航目的が出張なのに、片道の航空券しか持っていないことが発覚すると、「このままアメリカに居着いて、不法に就労するのではないか」という疑いをかけられてしまう可能性があります。

最悪の場合、アメリカへの入国を拒否されてしまう恐れもあるので、航空券は必ず往復で予約するようにしましょう。

また、航空券の予約の際は、よく使うメールアドレスを登録しておくことも大事です。
事前にフライト時間の変更などの連絡がくることもあるため、見逃すことのないようにしておきましょう。

万が一の事態に備えて、航空券の予約番号や発着時間などをメモしておくのもおすすめです。

会社が海外旅行保険に加入しているか確認する

アメリカへ出張する際は、海外旅行保険への加入が必須です。

アメリカの医療費は日本と比較して非常に高額で、ただの風邪であっても、数万円の医療費がかかります。
救急車で搬送され、手術・入院をすることになった場合は、100万円近い医療費を請求されることもあります。

アメリカ出張の際には、通常は会社が海外旅行保険に加入しますが、念のために確認しておきましょう。

会社が海外旅行保険に加入している場合は、保険の加入者番号や適用期間が記載されたメールや書類をプリントアウトし携帯しましょう。

会社が海外旅行保険に加入していない場合は、個人で加入する必要があります。

多くのクレジットカードには海外旅行保険が付帯していますので、まずは保有カードの確認から始めましょう。 

この際、保険が「自動付帯」なのか「利用付帯」なのかを必ず確認してください。
前者の場合は特に必要な手続きはありませんが、後者の場合はそのカードで航空券代やホテル代などを決済しないと保険が適用されません。

クレジットカードは2枚以上持っていく

アメリカはクレジットカードの使用が非常に普及している国です。 

道端の屋台や小さな個人店でもカード支払いに対応しているお店がほとんどです。

しかし、中には使えるカードブランドが限られているお店もあるので、アメリカ出張の際は、2つ以上のブランドのクレジットカードを持参しましょう。

VisaとMastercardがあれば、支払いに困るケースはなくなるでしょう。

スマートフォンをアメリカでも使えるようにしておく

普段利用しているスマートフォンがアメリカでも利用できるか事前に確認しておく必要があります。

利用しているスマートフォンがSIMフリー端末である場合は、現地の空港などでSIMカードを購入するだけで、すぐにインターネットに接続することができます。

SIMフリーのスマートフォンを持っていない場合は、アメリカ対応のモバイルWi-Fiをレンタルする、アメリカ対応の携帯電話端末をレンタルするなどの準備が必要です。

必要書類はコピーをとっておく

パスポートなどの貴重品が入った手荷物を紛失した場合や、スマートフォンの故障で中の情報にアクセスできない事態に備え、必要書類のコピーを最低でも1部ずつ持参するようにしましょう。

パスポート、航空券、海外旅行保険証、ホテルの予約確認書などをコピーするのがおすすめです。

また、出張先で資料を使う予定の方は、その資料のコピーも持参しましょう。

アメリカ出張に必要な持ち物リスト

続いて、アメリカ出張に必要な持ち物リストを紹介します。

忘れ物なくスムーズなアメリカ出張にするため、チェックリストを活用しましょう。

パスポート

パスポートは絶対に忘れてはいけない持ち物です。

上述の通り、アメリカを出国する予定の日まで有効期限が残っている必要があります。

また、結婚や離婚などで苗字が変わった場合は、パスポートの名義書き換え手続きが必要です。

パスポートの名義が航空券やESTAの名義と一致しないと本人確認ができないため、航空券の予約やESTAの申請に利用することができません。

苗字の変更があった方は、忘れずにパスポートの名義書き換え手続きを行いましょう。

身分証明書

アメリカ出張中にパスポートを紛失してしまうと、自分の身分を証明する手段が無くなってしまいます。

運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書を持参していけば、現地の日本大使館や総領事館で身分を証明することができるため、パスポートの再発行手続きがスムーズになります。

また、パスポートの再発行には戸籍謄本または抄本も必要です。
万が一に備えて、戸籍謄本か抄本も持参するようにしましょう。

航空券

上述の通り、往復の航空券を用意しましょう。

入国審査の際に航空券の提示を求められることがあるので、カバンの取り出しやすいところに入れておくようにしましょう。

航空券がeチケット(電子航空券)の場合は、予約確認ページをスマートフォンですぐに表示できるように準備しておきましょう。

現金

アメリカ滞在中の支払いは、ほとんどクレジットカードで行うことができますが、カード払いに対応していないお店での支払いやチップの支払い用として、いくらかの現金を持っていきましょう。

出発前に日本国内で両替していくことも、現地についてから両替することも可能です。

前者は、日本語が通じるためスムーズに手続きできますが、交換レートは割高な傾向にあります。

後者は、日本国内に比べて交換レートは良いですが、日本語が通じないため、英語力に不安がある方は戸惑うこともあるかもしれません。

ご自身の出張計画や英語力にあわせて、両替のタイミングを検討しましょう。

なお、フライトまでの待ち時間や日本帰国後の移動などで日本円を使うことがあるので、日本円の現金も少し残しておくようにしましょう。

クレジットカード

上述の通り、2枚以上のクレジットカードを持参しましょう。

海外キャッシング可能なクレジットカードは、現地ATMからドルを引き出せるため便利です。 

キャッシング機能ですので金利は発生してしまいますが、急に現金が必要になったときには助かる機能です。

不測の事態に備えて、保有しているカードで海外キャッシングができるか確認しておきましょう。

スマートフォン

 アメリカで使用可能なスマートフォンを準備しましょう。

アメリカでスマートフォンを利用するためのSIMカードやモバイルWi-Fi、スマートフォンの充電器も忘れないようにしてください。

なお、飛行機の機種によって、すべての座席に電源が設置されているものと各座席間に共用電源が設置されているものがあります。

後者の機種では、なかなか自由にスマートフォンを充電できないことがあるので、家を出発する前に100%まで充電しておきましょう。

ノートパソコン

出張先でノートパソコンを利用する場合は、忘れずに持っていきましょう。

なお、バッテリーにリチウム金属電池・リチウムイオン電池を内蔵しているタイプのノートパソコンをスーツケースに入れて預ける際は注意が必要です。

必ずパソコンの電源をオフにし、ケースで梱包して保護してください。
心配な方は、手荷物として機内に持ち込むのがおすすめです。

また、ノートパソコンの充電器も忘れずに持参しましょう。

名刺

アメリカ出張の持ち物として、名刺もおすすめです。

日本では当然のように行われている名刺交換ですが、アメリカではそこまで一般的な文化ではありません。

だからこそ、コミュニケーションツールの1つとして、有効活用することができます。

予期せぬビジネスチャンスに備えて、名刺は多めに持参しましょう。

仕事の資料

出張先でプレゼンや商談がある方は、仕事の資料も忘れないようにしましょう。

PC内にデータとして保存している場合でも、荷物の紛失やPCの故障などのトラブルに備えて、紙媒体でも持っておくと安心です。

自社商品のサンプル類を渡す場合は、そちらの予備も忘れずに持参しましょう。

手帳・ノート

普段の仕事で使っている紙の手帳やノートがある場合は、それらも必要です。

出張の予定だけではなく、商談先の住所や連絡先、宿泊先の連絡先などもメモしておくと安心です。

USBメモリー

PCの不具合で中のデータにアクセスできなくなった時のために、重要なデータや仕事の資料をUSBメモリーに保存しておくのもおすすめです。

紙の資料とUSBメモリーの両方でバックアップを取ることで、あらゆるトラブルに対応できます。

ただし、USBメモリーの紛失・盗難には注意が必要です。
特に、USBメモリーに機密情報を保存する場合は、セキュリティ対策を念入りに行いましょう。 

モバイルバッテリー

スマートフォンやノートパソコンの充電が切れてしまうと、仕事に支障をきたしてしまうかもしれません。

万が一に備えて、モバイルバッテリーも荷物に入れておきましょう。

ただし、リチウムイオン電池を使用したモバイルバッテリーは発火の危険性があるため、飛行機に預けることができません。

モバイルバッテリーを持っていくときは、必ず機内に持ち込むようにしてください。

変圧器

日本国内の電圧が100Vなのに対して、アメリカ国内の電圧は110〜120Vです。

スマートフォンやノートPCなどはグローバル対応になっていることが多いですが、ドライヤーやヘアアイロン、スチームアイロンなどを使うためには変圧器が必要です。

そのまま使用すると、異常加熱によってケガにつながることもあるので、持参する電子機器の電圧は必ずチェックするようにしましょう。

 「AC100-240V」の記載があれば、変圧器なしで使用できます。 

なお、アメリカと日本は同じAタイプのプラグを使用するため、変換プラグは不要です。

取引先への手土産

取引先への手土産は、忘れずに準備しましょう。 

個別包装になっていて、みんなに配りやすいものが人気です。

食品の持ち込みにはアメリカの制限がありますので、事前に確認が必要です。
例えば、肉由来のエキスが入ったカップラーメンやお菓子などは、税関申告をしたとしても、アメリカ国内へ持ち込むことができません。

身だしなみ用品

出張先の人に良い印象を与えるため、整髪料やクシなどの身だしなみ用品を持参しましょう。

シャンプーやスキンケア用品などはホテルにアメニティとして備え付けられていることが多いですが、日本人の体質には合わないことも多いので、不安な方は日本から持っていきましょう。

なお、液体類は機内持ち込みができないため、預け荷物に入れてください。

プライベート用のカバン・着替え

アメリカ出張の合間に自由時間がある場合は、プライベート用のカバンや着替えも持っていきましょう。

休みの日にアメリカを観光してリラックスすることで、仕事にも打ち込めるようになります。

常備薬

持病のある方は、滞在日数分の薬を必ず持っていきましょう。

処方された薬の量に余裕がある場合は、滞在日数+ 2〜3日の薬を予備として持っていくと安心です。
荷物の紛失や盗難に備えて、薬を複数の荷物に分散して携帯しましょう。

また、持病が無い方も、よく使う頭痛薬や胃腸薬、風邪薬などを持っていくのがおすすめです。

現地でも市販薬は購入できますが、アメリカの市販薬は日本人には強すぎる可能性が高いです。
アメリカの市販薬を日本人が服用すると、有効成分の過剰摂取になってしまい、胃痛などの副作用をもたらす危険性があります。

慣れないアメリカでの生活で体調を崩してしまったときに備えて、持病が無い方も常備薬を持っていきましょう。

アメリカ入国手続きの流れ

続いては、アメリカへ入国する際の手続きの流れを確認しておきましょう。

入国手続きがスムーズにいかないと、出張計画に支障をきたすこともあるので、しっかり理解しておくことが重要です。

入国審査を受ける

空港に到着後、まず入国審査場へ向かいます。

「Immigration control」「Passport control」の表示に従って進みましょう。

入国審査場に到着したら、「Non Residents(非居住者)」または「Foreigner(外国人)」の列に並び、自分の順番が来るのを待ちます。

列に並んでいる間に、パスポートや帰りのチケットを手元に準備しておくと手続きがスムーズに進みます。

初めに、本人確認のための顔写真撮影と指紋のスキャンが行われます。
サングラスやマスクなどを外して、係員の指示に従って手続きしましょう。

続いて、入国審査官からの入国目的や滞在日数などに関する簡単な質問に答えます。

入国審査官とのやり取りは英語で行われます。

英語でのコミュニケーションが不安な場合は、後述するアメリカの入国審査でよくある質問と回答例を予習しておくことをおすすめします。

預け荷物を受け取る

入国審査が終わったら、飛行機に預けていた荷物を受け取ります。

自分が乗ってきた飛行機の便名が表示されているターンテーブルを探し、自分の荷物が出てくるのを待ちます。

自分の荷物が出てこない、破損していたという場合は、日本出国時にもらった荷物の半券(クレーム・タグ)を係員に提示して対応してもらいましょう。

税関申告をする

最後は税関申告です。

「To Declare(申告品がある)」と「Non Declare(申告品無し)」の2つのレーンがあります。

以下に該当する物品をアメリカへ持ち込む場合は、「To Declare(申告品がある)」のレーンに移動し、税関申告をしましょう。

<主な免税範囲(関税のかからない範囲)>

  • 酒類:1リットル以内
  • たばこ:紙巻きたばこは200本まで、葉巻は100本まで
  • 土産品:100ドル相当まで

この免税範囲を超える場合は、税関で申告が必要になります。

<税関申告対象品目>

  • 現金:1万ドル相当額を越える場合は申告が必要
  • 個人使用以外の物品:衣類、宝飾品、カメラなど個人使用以外の目的の物品は申告が必要

上記に該当する品目を持っていなければ、「Non Declare(申告品無し)」レーンを通り、入国手続きを完了させます。

アメリカの入国審査でよくある質問と回答例

続いては、アメリカ出張をする方に向けて、アメリカの入国審査でよくある質問とその回答例を紹介していきます。

質問と言っても、そこまで難しいことを聞かれるわけではありませんので、緊張しすぎないようにしましょう。

入国審査官とスムーズに受け答えをするコツは次の4つです。

  • はっきりと話す
  • 簡潔に回答する
  • 質問が分からないときは聞き返す
  • 無理に文章で喋ろうとしない(単語だけでも伝わる)

質問の意味が分からなかったり、聞き取れなかった場合は「Excuse me?(何とおっしゃったのですか?)」や「Could you repeat that?(もう一度言ってもらえますか?)」と聞き返しましょう。

入国審査での質問内容は、主に「渡航目的」「滞在期間」「滞在先」「職業」についてです。

以下に、アメリカ出張用の入国審査でよくある質問とその回答例をまとめていますので、こちらを参考に、練習をしてみてください。

<渡航目的>

質問例 回答例
・What’s the purpose of your visit?
(アメリカへ来た目的は何ですか?)
・Are you here for business or sightseeing?
(仕事で来ましたか?観光で来ましたか?)
・What are you going to do in the United States?
(アメリカで何をする予定ですか?)
・Why are you here?
(なぜアメリカに来たのですか?)
・Business or pleasure?
(仕事ですか?観光ですか?)
・Business. (仕事です。)

<滞在期間>

質問例 回答例
・How long are you going to stay?
・How long will you be here?
・How long will you be staying?
・How long will you stay in this country?
(どれくらいアメリカに滞在予定ですか?)
・How many days are you staying?
(何日間アメリカに滞在しますか?)
・For 5 days.
(5日間です。)
・Just for one week.
(1週間だけです。)
・For 1 months.
(1ヶ月です。)
・I will stay here for 3 weeks.
(3週間滞在する予定です。)

滞在期間ではなく、いつ日本へ帰国するか、いつアメリカを出国するかというパターンの質問もあります。

質問例 回答例
・When will you return to your country?
・When are you going back to Japan?
(いつ日本へ帰国する予定ですか?)
・When are you leaving the United States?
(いつアメリカを出国しますか?)
・I’ll go back on April 1.
(4月1日に帰国する予定です。)
・I’m leaving the United States in 10 days.
(10日後にアメリカを出国します。)

<滞在先>

質問例 回答例
・Where are you staying?
・Where will you stay?
・What’s your address in the United States?
(どこに泊まる予定ですか?)
・Have you booked any accommodation?
・Have you reserved any accommodation?
(どこのホテルを予約しましたか?)
・At the AA hotel.
(AAホテルです。)
・I’m staying in the BB hotel.
・I am going to stay at the BB hotel.
(BBホテルに泊まる予定です。)
・I’ll look for a hotel from now on.
(これからホテルを探します。)

<職業>

質問例 回答例
・What are you doing?
・What do you do?
・What’s your occupation?
(どんな仕事をしていますか?)
・I’m a banker
(銀行員です。)
・I’m a salesperson.
(営業職です。)
・I’m a secretary.
(秘書です。)
・I’m an engineer.
(エンジニアです。)

※この質問は安定した収入があるか(不法就労の疑いはないか)を確認するための質問です。

「I’m an office worker.(私は会社員です。)」だと少しあいまいな印象を与えてしまいますので、具体的な職種で回答するようにしましょう。

<その他>

質問例 回答例
・Do you have a return ticket?
(帰りの航空券は持っていますか?)
・Yes, I have.
(はい、持っています。)
・Yes. Here it is.
(はい、これです。)
質問例 回答例
・First time in the States?
(アメリカに来るのは初めてですか?)
・Have you ever been to the United States?
(今までアメリカに来たことはありますか?)
・Yes.
(はい、初めてです。)
・First time.
(初めて来ました。)
・It is my second time.
(2回目です。)
・I have been here a few times.
(何度か来たことがあります。)
質問例 回答例
・How much do you have in cash?
(どれくらい現金を持っていますか?)
・Do you have (credit) cards?
(クレジットカードを持っていますか?)
・I have 300 dollars in cash.
(現金で300ドル持っています。)
・I have 300 dollars in cash and credit cards as well. 
(現金で300ドルと、クレジットカードも持っています。)
質問例 回答例
・Do you have any meat/plants/fruits/illegal drugs?
(肉類/植物/果物/違法薬物を持ち込んでいますか?)
・No I don’t.
(いいえ、持ち込んでいません。)

アメリカ出張から帰国する流れ

続いては、アメリカ出張を無事に終えた後に、日本へ帰国する際の流れを紹介します。

なお、2023年4月29日以降、日本帰国時のワクチン接種証明書または出国前検査証明書の提示は不要となりました。

2024年3月22日現在は、特別な手続きをすることなくコロナ禍以前の条件で日本へ帰国することができます。

検疫・入国審査を受ける

日本に到着後は、案内に従って検疫カウンターへ進みます。

コロナ禍では、ワクチン接種証明書やPCR検査証明書の提出が必要でしたが、現在はほとんど素通りで通過することができます。

検疫を通過したら次は入国審査ですが、日本国籍の方が日本へ帰国する場合の入国審査は、パスポートを自動ゲートに読み込ませるだけです。

税関申告をする

続いては、税関申告です。

日本国籍の方は、デジタル庁の「Visit Japan Web」というサービスを使えば、帰国時の税関申告手続きをスマートフォンで行うことができます。

出発前から新規アカウント登録が可能ですので、Visit Japan Web公式サイトから手続きをしておきましょう。

Visit Japan Webを利用している場合は、アプリで表示されるQRコードを税関申告端末に読み取らせるだけで手続きが完了します。
その先の専用ゲートを通過すれば、日本入国完了です。

Visit Japan Webを利用しない方は、紙の税関申告書に必要事項を記入の上、有人カウンターで手続きを行います。

紙の税関申告書を審査官に提示し、無事に税関検査を通過すれば、日本入国です。

まとめ

本記事では、アメリカ出張を控えている方に向けて注意点を紹介してきました。

1つでも不備があると、出張計画全体に支障をきたしかねないので、何度も確認するようにしましょう。

また、アメリカ出張に必要な持ち物リストも紹介しました。

このリストを使って、忘れ物の無いように荷造りをしましょう。

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