アメリカ旅行を計画中の方はいませんか?
アメリカには様々な観光スポットがあり、多くの方が訪れています。
旅行する際には旅行日数分の衣類を用意すると思いますが、長期の日数になるにつれて最小限の衣類のみ用意する方が多いのではないでしょうか?
長期滞在を行う場合、滞在中に現地で洋服などを調達する方がいる一方で、洗濯をして再度着用する方もいます。
この記事では、アメリカ旅行中に洗濯をする際の手段や洗濯事情について解説していきます。ぜひご覧ください。
アメリカの洗濯事情
アメリカでは、一部地域で景観を損なうことを防ぐため、外で洗濯ものを干すことを禁止しています。
そのため、自宅に洗濯機と乾燥機のセットを設置しているか、コインランドリーを利用する場合が多く、洗濯から乾燥まで一気にやってしまうことがほとんどです。また、さらに、外干しをしない文化があるため、多くのアパートにはバルコニーがなく、干す場所が確保されていないことがあります。
そして、アメリカでは窃盗などの事件がしばしば発生しており、防犯対策を行う必要があることも外干しをしない要因の1つとなっていると考えられます。
アメリカは日本と異なる洗濯事情があるため、アメリカ旅行中に洗濯を行う際はその場のルールをしっかりと確認する必要があります。
もし、ルールがわからない場合は、外干しを避けて部屋干しをするか乾燥機を利用するようにしましょう。
アメリカ旅行時の洗濯手段
長期のアメリカ旅行を行う際に衣類を洗濯したいと考える方がいるのではないでしょうか?
アメリカに滞在する際は以下の手段で洗濯することができます。
- コインランドリーを利用する
- ホテルのランドリーサービスを利用する
- 手洗いをする
ランドリーサービスはホテルによって提供されていない場合があり、どこでも利用できるわけではありません。さらに、ほかの手段よりも費用がかかるため、旅行費用が多くなってしまいます。
そのため、以下ではコインランドリーと手洗いについて解説していきます。
コインランドリー
アメリカのホテルにはコインランドリーが設置されていることが多いです。
そのため、ホテル宿泊中に洗濯をしたい場合は、コインランドリーを利用することをおすすめします。
価格は概ね1.75ドル~3.00ドルです。ただし、洗濯機と乾燥機が別になっているため、それぞれに料金が発生します。
なお、支払い方法は25セント硬貨を使用する仕組みですので、25セント硬貨を大量に用意しなければならず、注意が必要です。
コインランドリーの詳しい利用方法については以下で解説していきます。
洗濯機
1,洗濯物を投入
洗濯機の中が汚れていたり、前回利用した方の洗濯物が残っていたりするため、まずはドアを開けた際に中を見て、きれいなことを確認しましょう。
その後、洗濯物を投入しドアを閉めましょう。
2,洗剤を投入
ホテルのコインランドリーの洗濯機は洗剤を自動投入する機能がついていない場合が多く、洗剤を自分で用意する必要があります。そのため、あらかじめ売店やスーパーなどで洗剤を買っておきましょう。お気に入りの洗剤を使いたい場合は、日本から洗剤を持ってくることも可能なので、1回分を小さな容器に移して持参することがおすすめです。
なお、洗濯機によって洗剤を入れる場所が異なるため、洗濯機の説明書きを確認して投入するようにしましょう。また、ジェルボールタイプの洗剤を使用する場合は洗濯物を投入する際に一緒に洗濯機へ入れてください。
3,25セント硬貨を投入
洗濯機の上部などに硬貨を投入する場所があるので、洗濯モードを選んでから料金分の25セント硬貨を投入しましょう。
もし、25セント硬貨が足りない場合は近くの両替機で両替しましょう。両替機がない場合はホテルのフロントで両替をお願いすることで紙幣を崩してもらうことができます。
両替をお願いする場合は、「Can I change in quarters?」と言えば伝わります。
硬貨を投入した後は「START」を押すことで洗浄を開始します。
4,乾燥機への入れ替え
アメリカのコインランドリーは洗濯機と乾燥機が一緒になっていないため、洗濯が完了したら自分で乾燥機へ入れ替えなければなりません。そのため、洗浄が終わったら洗濯物を取り出し乾燥機へ入れ替えましょう。
なお、洗濯が終わった後に洗濯物を長時間放置してしまうと、次に利用する方が勝手に取り出してしまう可能性があるため、洗濯が終わったら早めに洗濯物を取り出すようにしてください。
乾燥機
1,洗濯物を投入
洗濯が終わった後はいよいよ乾燥です。
洗濯機から取り出した洗濯物を入れ替えます。その際、乾燥機のドア付近にほこりなどが溜まっていないことを確認しましょう。もし溜まっていた場合は、取り出してゴミ箱へ捨ててください。
ほこりを確認して除去した後に洗濯物を投入します。さらに、乾燥後の仕上がりをふんわりさせるため、シートタイプの柔軟剤を使用することがおすすめです。
シートタイプの柔軟剤は洗剤と同じく売店などで購入できます。
2,25セント硬貨を投入
温度を選んだら、料金分の25セント硬貨を投入します。
硬貨を投入する場所は洗濯機と同じく上部にあることがほとんどです。
硬貨を投入したら乾燥が開始します。時間まで待ちましょう。
3,取り出し
乾燥が終了する際は、日本の乾燥機のように音が鳴ることがありません。時間が経過すると自然に停止するので、止まったことを確認して洗濯物を取り出しましょう。
最後に取り忘れが無いか乾燥機の中を確認することも忘れずに。
手洗い
着ていた服が汚れてしまった時や洗濯したいけど量が少ないからもったいないと思った時は手洗いをすることで解決できます。
以下では、手洗いの方法について解説していきます。
1,シンクにお湯を張る
バスルームのシンクにお湯を張りましょう。
この際、やけどをしないように高温のお湯ではなく、お風呂ぐらいの温度のお湯を使ってください。
2,1回分の洗剤をお湯に溶かす
洗濯をする1回分の量の洗剤をシンクに溜めたお湯でしっかりと溶かしましょう。
粉洗剤を使用した場合、溶け残りがあると衣類についてしまいすすぎの際に洗剤が落ちにくくなるため注意しましょう。
3、洗濯物を入れる
洗剤を溶かしたお湯に洗濯物を入れます。
しっかりと全体が浸るように入れていきましょう。
4,汚れている箇所をもみ洗いする
汚れが目立つ部分を重点的に指などでもみ洗いしましょう。
あまり強くやりすぎてしまうと衣類が傷んでしまうので、1度で汚れを落としきるのではなく何回か繰り返して洗っていきます。
5,洗濯物全体を潰すように押し洗いする
ぎゅっと押し付けるように洗濯物全体をつぶしていきましょう。
その後、4と5の手順を汚れが目立たなくなるまで行ってください。
6,5~10分浸け置きする
汚れがある程度落ちたら、浸け置きをしましょう。
7、すすぎ洗い
シンクに綺麗な水を張り直し、4と5の手順を行いましょう。
衣類から洗剤が落ちたら手洗いが完了です。
8,脱水
脱水は手で絞るのですが、雑巾絞りのようにするには握力が必要であり、手を傷めてしまうことがあります。そのため、衣類を小さくまとめて両手で握るように絞る方法やタオルで挟んで水気を取った後に足で踏む方法がおすすめです。
やりやすい方法で脱水をしましょう。
9、干す
洗濯物を干す場合、バスルームか寝室に干します。
床などを濡らしたくない場合はバスルームにロープを張り、干すようにしましょう。
また、ある程度脱水した後に洗濯物を乾燥機で乾かす方法も良いでしょう。
アメリカで購入できる洗濯洗剤の種類
アメリカ旅行で急に洗濯をしたくなった際に洗剤を現地で用意しなければなりません。
その場合、アメリカで販売されている洗濯洗剤の種類を事前に確認しておくことが重要です。
ここでは、アメリカで売られている洗剤についてご紹介します。
液体洗剤
アメリカには液体洗剤の種類が多く、様々な物が売られています。その中でも人気なのは「Tide」、「Persil」、「Gain」、「Seventh Generation」であり、ほとんどのスーパーで購入することが可能です。
アメリカの洗濯洗剤は日本の物と比べると匂いが強く、人によってはきつく感じてしまうこともあるため、使用する場合は小さいボトルのものを購入して試してみるのが良いかもしれません。
また、赤ちゃん向けの洗剤なども売られているため、敏感な方やアレルギーを持っている方はそちらを選ぶのがおすすめです。これらは香りが少ないものやないものが多いことも特徴です。
アメリカにはたくさんの液体洗剤が売られているため、お気に入りのものを1つ見つけてみてはいかがでしょうか。
ポッド洗剤
ポッド洗剤(Laundry Pod)とは、日本でジェルボールとして売られているタイプの洗剤です。小さな水溶性の容器の中に1回分の洗剤が詰まっている製品のため、使い方が簡単で日本でも人気があります。
アメリカで人気のある商品は、「Tide PODS 3-in-1」、「Grab Green Natural 3-in-1」、「Seventh Generation Free & Clear」があります。
洗濯物と一緒に投入するだけと簡単に使用できるので、計量がめんどくさい方にはおすすめです。
粉洗剤
アメリカでは粉洗剤の人気が減少しており、その結果、商品の種類が限られています。
しかし、粉洗剤は頑固な汚れに対しては効果があるため、土汚れなどを洗浄したい場合に適した洗剤となっているため、覚えておきましょう。
アメリカ旅行にはESTAの取得が必要
アメリカは、国民及び永住者以外の渡航者にビザ(査証)の取得を義務付けています。
しかし、ビザの取得は、多くの書類が必要であり、また取得までに要する期間が多く、とても面倒です。加えて、米国大使館での面接が必要であり、地方の方は特に労力が要求されてしまいます。
一方、アメリカではビザ免除プログラム(VWP)と言われる制度が導入されており、参加国の渡航者は観光目的である場合、ビザの取得が免除されます。
ビザ免除プログラムを利用する際は、ビザの代わりにESTAの取得が必要となります。
ESTAは、申請時にビザとは異なり多くの書類を必要とせず、申請から72時間以内に取得が可能です。
そのため、アメリカ旅行を行う際はESTAを取得して渡航することをおすすめします。
ESTAについて興味を持った方は下記のページをご確認ください。
まとめ
この記事を通じて、アメリカでの洗濯事情についてご理解いただけましたか?
アメリカでは洗濯物を外に干すことを禁止している地域があり、外干しの習慣がありません。
そのため、洗濯をする際は、洗濯機と乾燥機を使って、一気に乾燥まで終わらせてしまうことが一般的です。さらに、コインランドリーを利用する方が多いため、多くの場所にコインランドリーがあります。
コインランドリーは洗濯機と乾燥機が別々になっているため、自分で入れ替える必要がありますが、ホテルのランドリーサービスを利用するよりも費用が安いため、コインランドリーを利用することがおすすめです。
長期滞在時に洗濯が必要になることが多いですが、急に洗濯が必要になることもあるかもしれません。
アメリカ旅行を計画している方は、この記事を参考にして、現地での洗濯事情に備えてみてください。