ESTA記載内容を間違えたらどうなる?有効期限の確認と申請内容の確認方法まとめ

ESTAを申請して、あとは承認されるのを待つだけのはずが、思い返してみたら申請したときの情報間違えたかも!?
ESTA登録時の申請内容が現在の自分の情報とマッチしてない場合、虚偽の申告をしたことによって渡航の許可や入国の許可がおりず、せっかくの旅行がパーになってしまうかもしれません!
そんな時、どうすれば申請情報を確認できるのか、また申請を間違えてしまった時の訂正方法など対策をご紹介していきます!また、過去に取得したESTAの有効期限がぎりぎりになってしまって次回の旅行が不安という方に向けてESTAの再申請方法もご紹介していきます。

申請情報の確認方法

では、まずご自身がESTA申請を行った時にどのようにして自身のステータスを確認する方法についてご紹介していきます。
自分の申請情報に不安がある人はこの方法で確認をしてみましょう。

公式サイトのステータス確認から確認可能

ステータス変更

公式サイトにアクセスし「ESTAのステータス確認」から必要情報を入力することでご自身の申請内容の確認ができます。
必要な情報は
・パスポート番号
・申請者の生年月日
・申請者番号もしくはパスポートの発行年月日
これらを入力することで自身の申請ステータスが今どういう状態なのかを確認することが出来ます。

詳しい確認方法については下記ページをご覧ください
ESTAのステータス確認はどうやる?公式サイトの登録情報の確認方法を解説

申請内容についても確認可能

ステータスを確認する

ステータス確認画面を開いたら、「確認する」というボタンをクリックすることで自身が申請時にどのように情報を入力していたか確認することが出来ます。

生年月日や住所、滞在先、質問事項などなど…
現在の自身の内容と合っているかしっかり確認しておきましょう。

ESTAの申請情報は間違えたら訂正は可能?

ESTAの申請中、もし記載している情報を間違えてしまったらどうなるのでしょうか?
情報の訂正などは可能かどうか、実際の訂正はどうやって行うのかご紹介していきます。

料金支払い前なら修正可能

もし、申請情報を間違えてしまっていた場合、料金を支払う前であれば情報の修正が可能です。
支払う前にしっかり申請内容を確認し、間違いがあった場合は修正してから支払いを行うようにしましょう。

支払い後も一部なら修正可能

もし、支払いを行ってしまっていた場合でも一部の情報なら先ほどのステータス画面から「情報の更新」を選択することで修正が可能です。
修正が可能な内容は

・メールアドレス
・滞在先の変更

に限られます。

それ以外の内容を修正したい場合は、残念ながら再度申請を行って申請料金を支払う必要があるので申請内容の間違いないかの事前チェックはしっかり行うようにしましょう。

ESTA登録情報の訂正方法

ESTAに登録した情報には、訂正出来る項目と出来ない項目があります。
基本的に、申請後に訂正できるのは「メールアドレス」と「アメリカ滞在中の宿泊先情報」のみです。
下記に申請情報ごとに訂正方法をご紹介しますので確認していきましょう。

メールアドレス・滞在先の変更

ESTA申請後に変更・訂正できる項目です。
訂正方法は以下の通りです。

  1. ESTA公式サイトにアクセスする。
  2. ESTAステータスの確認
  3. 申請の検索
  4. 登録情報の訂正

より詳細な方法を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

ESTA:公式サイトを利用した登録情報の確認方法を解説

氏名や生年月日などの個人情報の訂正方法

ESTA申請の際に変更・訂正が行えない項目は以下の通りです。

  • 氏名
  • 国籍
  • 生年月日
  • パスポート情報

もし上記の情報入力を間違えた場合は申請ページをいったん閉じて、再度ESTA申請をやり直しましょう。やり直しの際には24時間空ける必要はなく、そのまま連続して申請することができます。
また、CBPの公式サイトのヘルプページから間違えてしまった理由を併記し、ご相談頂くこともできます。ご相談の際には、英語でのコミュニケーションとなりますのでご注意ください。
ESTAを二重で申請することについて、不安を感じる方は併せてこちらの記事をご参照ください。

ESTAを二重申請した場合はどうする?ESTA申請についての疑問を解消!

ESTAの有効期限について

ESTAの有効期限は確認していますか?

ESTAの有効期限は、ESTA申請を行い渡航認証許可が告知された日から計算して2年間です。電子渡航認証が有効になるとCBP(米国国土安全保障省)から登録したメールアドレス宛に渡航認証許可が承認されたことを通知するメールが届きます。また、失効日が近づくと、CBPから「ESTA Expiration Warning」という件名でメールが送信されてきます。

CBPからのメールにも有効期限が表示されていますが、自発的に有効期限を確認するにはどういった方法があるでしょうか。

ESTAの有効期限を確認するには

ESTAの有効期限の確認には、渡航許可が下りた旨を告知するメールに記載されています。また、ESTA公式サイトにて、本人確認ができる情報(パスポート番号・生年月日・申請IDまたはパスポートの有効期限)を入力することで確認することができます。

詳しい方法は下記の記事に記載されていますので、ご参考にしてください。

ESTAの有効期限はいつ?失効日がわかる確認方法とは

米国滞在中にESTAが失効してしまっても帰国できる?

ESTAは外国からアメリカへの旅行者に行っている入国管理制度のため、有効期限がぎりぎりで入国しても問題はありません。また、トランジットで第三国へ向かう際にアメリカを経由する際も同様です。しかし、パスポートは有効期限内である必要があります。そのため、パスポートの残存有効期間と併せてESTAの有効期限日を日本出国前に確認しておきましょう。

ハワイへ向かう時にもESTAの有効期限をチェック

ハワイに渡航する際にもESTAの取得は必須です。パスポートは有効期限内でもESTAの有効期限が切れておりハワイに入国できないケースが非常に多いため注意しましょう。

ESTAの有効期限外でもグアム・サイパンには渡航できる?

グアムやサイパンを訪れる際には「グアム‐北マリアナ諸島ビザ免除プログラム」という制度を利用することができます。この制度は日本国籍を持つ人であればパスポートのみで渡航できる制度です。条件として滞在できる最長期間は45日です。また、渡航目的が観光・商用の場合に限り利用することができます。

上記の制度を利用することでESTA申請を行うことなく、渡航することができます。
関連記事
サイパン入国時に必要な書類とESTA申請について

ESTAの再申請について

ESTAはアメリカ渡航の際に毎回申請する?

上記の通り、ESTAは一度登録することができれば2年間使用することができます。そのため、有効期限内であればアメリカに何度も渡航することが可能です。
加えて、ビザは一回の入国にしか有効でないのに対し、ESTAは複数回にわたって再入国することができます。
ただし、あまりに頻繁に訪れていると入国管理局に不法就労や不法滞在を疑われ、入国できなくなるリスクが高まります。そのため、アメリカに入国する頻度は年間180日未満にしましょう。

ESTAの有効期限ギリギリにならないように再申請しておこう

有効期限の期間中は再申請の必要などはありませんが、もし有効期限がギリギリになっているのであれば、再申請しておくことをオススメします。

再申請には改めて費用が発生しますが、許可が下りると2年間の有効期限が新たに付与されます。

また、再申請を行った場合申請番号は変更になりますので、再申請後に新しく付与された申請番号を忘れないようにメモなどしておくようにしてください。

ESTAでアメリカに滞在できる最大連続日数は?

ESTAでアメリカに滞在できる最大連続日数は90日までです。それ以上滞在することはアメリカの移民法に違反することになります。また入国の際、管理官に許可された日数までしかアメリカに滞在することはできません。90日間滞在したい場合は旅行計画が90日に及ぶ事を証明する必要があります。出来なかった場合は、入国管理官に最低限の日数しか許可をしてもらえないことがほとんどです。

オーバーステイは、最悪の場合アメリカへの再入国が禁止される原因にもなり得るため、入国管理官に許可された日数をしっかり守りましょう。

ESTA申請が2回目以降の方はご注意ください

ESTAには更新という制度はありません。しかし、有効期限が切れた場合は再申請することができます。ESTAの有効期限が切れ、再申請が必要になる方はESTA公式申請サイト・または申請代行サービスを利用してESTAを再取得しましょう。複数回にわたってESTA申請を行う場合にも申請料は毎回請求されますのでご注意ください。

ESTA有効期限の延長方法をわかりやすく解説

上記のリンクではESTA再申請の方法がわかりやすく解説されています。

年末年始や祝日であってもESTA申請はできる?

ESTAは完全オンラインのシステムです。そのため、24時間365日稼働しています。ですので、年末年始や祝日など関係なくシステムが申請を審査することが可能です。
ただし、ESTAは渡航の3日以上前に申請することが推奨されています。そのため、ESTA申請はなるべく早く行うようにしましょう。

再申請したのに有効期限の告知メールが届く理由

ESTAを再申請したのにもかかわらず、有効期限を知らせるメールが届くことがあります。この告知メールは「ESTA Expiration Warning(エスタ・エクスピレイション・ワーニング)」という件名で、アメリカのESTAの管理を行っている組織「CBP」から届きます。
しかし、内容は過去に登録したESTAの有効期限を知らせる目的なので、ご心配する必要はありません。
つまり、最新のESTAの有効期限とは全く無関係のメールです。

まとめ

ESTAの有効期限についての注意事項と再申請についての情報をご紹介しました。この記事のポイントは以下の通りです。

  • ESTAの有効期限は誰にとっても2年間です。
  • ESTAの有効期限が切れた場合は、再申請を行う必要があります。
  • アメリカ出国時にESTAの有効期限が切れていても問題はありません。
  • ESTAの有効期限の確認・メールアドレスと滞在先の入力には公式ホームページを確認しましょう。
  • ESTA登録後に訂正できない個人情報はもう一度申請を行う必要があるのでご注意ください。

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