アメリカビザ取得までの流れを徹底解説!面接内容や予約方法、必要書類を網羅!

アメリカのビザを取得するために、どのような手順を踏めばいいか皆さんはご存じでしょうか?
本記事では、ビザを取得するために必要な事前準備や面接予約の取得方法、面接日の流れや注意しなければいけないことを解説していきます。
皆さんのビザ取得の一助になれば幸いです。

ビザの取得には面接が必要

まず、大前提として覚えて置きたいのがアメリカのビザを取得するためには大使館または領事館に行って面接を行う必要があります。
どのビザを取得するにしてもこの面接があるということを覚えておきましょう。

必要書類を提出後、面接して初めて許可が下りる

ビザを取得するには必要書類の提出を行い、面接官との面接審査に通って初めてビザの取得が可能になりますので、書類を提出すれば終わりというわけではないということを覚いてください。

ビザ申請~許可までの流れ

では、実際に海外への長期渡航が決まったことを想定してビザ申請から許可が下りて申請が完了するまでの流れを記載していきます。

①取得するビザを確認する

まず、自身が必要なビザの種類を確認する必要があります。
アメリカのビザは大きく分けると2種類あり、「移民ビザ」と「非移民ビザ」に分かれます。
アメリカへの長期出張や、長期観光となる場合は「非移民ビザ」を取得することになります。
さらにその非移民ビザから、目的に応じて取得するビザが変わってくるので自分がアメリカへ行く目的は何か、それに対応したビザは何なのかを把握しておきましょう。
ビザの種類に関する情報は下記記事でご確認をしてください。

アメリカにはどのような種類のビザ(査証)があるのか、一覧でご紹介!

②DS-160の申請書を作成する

アメリカビザを申請するには事前にDS-160という申請書を作成する必要があります。
この書類はオンライン申請フォームで作成することが可能です
この申請については一度申請を行うと情報の修正が行えないため、記載ミスなどがないように慎重に申請を行うようにしましょう。
申請後に10桁の番号が発行されます。
この番号はこの後面接を行うときなどに必要となるので大切に保管しておくようにしてください。

③プロファイルの作成と支払いを完了する

申請書の作成が完了したら、その後自身が取得したいビザの申請料金と面接の予約が必要です。
プロファイルの作成、支払いはコチラのページから行うことが出来ます
支払いが完了したら、プロファイル上にレシート番号が反映されるようになります。
その後、面接の予約へと進めるようになります。

学生や交流訪問者ビザの人は注意!

もし取得予定のビザが学生・交流訪問者ビザだった場合は、ビザ申請料金のほかにSEVIS(セビス)という、アメリカ留学者を監理するネット上システムへの費用支払いも必要になります。
SEVISへの支払いも忘れずに行うようにしてください。
また、条件によってはこちらの支払いが免除となる場合もあるので留学先や交流先への確認を行っておくといいでしょう。

④面接の予約をする

支払いが完了したら、希望の面接日と時間帯を選択して面接の予約を行います。
面接の予約が完了したら確認ページをプリントアウトし、面接に行くときに必ず持参をするようにしてください。
予約の確認をする際に必要になります。

⑤必要書類を準備する

次に、申請に必要な書類を準備する必要があります。
これらの書類はどんなビザを取得するにしても必要になってくるので忘れずに準備をしましょう。

1.帰国予定日まで期限が有効なパスポート
2.過去10年間に発行されたパスポート
3.DS-160の確認ページ、作成したDS-160の書類をプリントしたもの
4.面接予約確認ページ、面接の予約日時が記載されたページをプリントしたもの
5.6か月以内に撮影したカラー証明写真1枚(50mm×50mm)※メガネ着用不可

ビザの種類によっては必要書類が増える

取得したいビザによっては上記以外に追加で必要な書類がある場合があります。
自身が取得予定のビザでどういう書類が追加で必要なのか準備し忘れないようにしっかり確認しておきましょう。

犯罪履歴がある場合は判決時の謄本が必要

もし、国内での犯罪履歴がある場合は判決時の謄本を英訳したものが必要になります。
そのほか、アメリカの国民に対して危害を加えないことを証明するために更生証明ができる書類が必要などになるので、事前に大使館などに問合せを行い何が必要か確認しておきましょう。

⑥面接を行う

資料が揃いましたら、予約した日時に大使館に行って面接を行います。
現在、国内で面接を行っているのは以下の5か所になります。
自身が住んでいる地域から最寄りの大使館か領事館に行って面接を受けるようにしましょう。
ただ、面接の予約時にどこで面接を受けるかも決めるので、その際別の場所を選択して予約を取ることもできます。
希望の日時、希望の場所で面接をしたい場合は渡米の約3ヶ月前くらいに予約をすると希望が通る可能性が高いので、早めの予約をするように心がけましょう。

在日米国大使館と領事館 所在地及び連絡先 管轄地域
米国大使館 〒107-8420
東京都港区赤坂1-10-5

TEL:03-3224-5000(代表)
・東京  ・千葉
・福島  ・群馬
・茨城  ・神奈川
・長野  ・新潟
・埼玉  ・静岡
・栃木  ・山形
・山梨
札幌米国総領事館 〒064-0821
北海道札幌市中央区北一条西28丁目3-1

TEL:011-641-1115
・北海道
・青森  ・秋田
・岩手  ・宮城
大阪-神戸米国総領事館 〒530-8543
大阪府大阪市北区西天満2-11-5

TEL:530-8543
・大阪  ・愛知
・愛媛  ・福井
・岐阜  ・広島
・兵庫  ・石川
・香川  ・高知
・京都  ・三重
・奈良  ・岡山
・島根  ・滋賀
・徳島  ・鳥取
・富山  ・和歌山
福岡米国領事館 〒810-0052
福岡市中央区大濠2-5-26

TEL:092-751-9331
・福岡  ・鹿児島
・熊本  ・宮崎
・長﨑  ・大分
・佐賀  ・山口
那覇米国総領事館 〒901-2104
沖縄県浦添市当山2-1-1

TEL:0988-76-4211
・沖縄
・奄美諸島
・鹿児島の一部

⑦ビザが張り付けられたらパスポートを受け取る

面接が終わりましたら、その後審査が行われその結果ビザの申請が下りた場合は
登録した住所宛にビザが貼付されたパスポートが郵送で届きます。
面接が終わってその日のうちに発給されるわけではないので注意しましょう。
パスポートを受け取ったら、記載内容に間違いなどがないかしっかり確認するようにしましょう。

面接に関する流れを解説

上記では、アメリカビザの申請から実際に発給されるまでの流れをご紹介してきました。
ここからは、大使館や領事館に行ったときに行われる面接について細かい流れを記載していきます。
しっかり対策と準備をしてビザ発給が問題なく行われるようにしましょう!

①面接の予約は早めに行う

面接に関しては実際に最寄りの大使館や領事館に行って行われます。
そのため、希望の日時、希望の場所で面接ができるように予約に関しては早めに取っておくようにしましょう。
目安としては希望日時の3か月前ほどなら空きがある可能性が高いです。

②当日の流れ

では、実際に面接当日の流れを説明していきます。
当日の持ち物や、セキュリティチェックの方法など記載していきますので覚えておきましょう。

入館手続きを行う

まず、会場に着きましたら入館の手続きを行います。
面接の予約確認書は事前にプリントしてもっていくようにしましょう。
予約確認書に記載されている時間の15分ほど前に正門前に整列をして、順番に入館の手続きを行っていきます。

手荷物検査などのセキュリティチェック

大使館では入館時に手荷物検査などのセキュリティチェックを必ず行います。
空港で使われているものと同様のX線による検査機でチェックを行います。
25cm×25cm以上の手荷物は持ち込むことが出来ず、またノートパソコンや、ゲーム機器といった電子機器などの持ち込みや刃物などの危険物の持ち込みも禁止されております。
これらの荷物の持ち込みが判明した場合は入館することが出来ずに、当日の面接を受けることが出来ず面接の予約からやり直しになってしまうので面接当日は、ビザの申請に必要な荷物以外は持参しないように注意しましょう。

予約の確認

セキュリティチェックが終わると次に入口にて職員が予約の確認をします。
予約の確認が終わると、番号札が渡されますので番号を確認してください。
待合室にて手渡された番号がモニターに表示されるので、番号が表示されたら所定の場所へと移動して手続きを進めてください。

申請書類の提出

待合室へ行くと、次に受付窓口へ必要書類の提出を行います。
必要な書類については過不足なく、また提出する順番も正しい状態での渡す必要があります。
この順番が間違えていたり、書類の記入漏れがあった場合は再度受付に並びなおして提出する必要があるので事前に自分の提出資料はどの順番で並べるのか、記載漏れがないかなどはチェックしておきましょう。

指紋採取

書類の提出が完了すると次に指紋の採取が行われます。
予約確認時に渡された受付番号がモニターに表示されたら、指定の場所に行き係員の指示にしたがって指紋の読み取り機に指を置いて指紋採取を行いましょう。

面接の実施

指紋の採取が終わったら、再度係員の指示に従い指定された列に並びます。
そこで受付番号が呼ばれたらいよいよ面接の開始です。
面接後にビザの交付がされるかどうか通知されます。
その際、追加書類などを求められることもあり、その場合はビザの交付が行われるまで時間がかかります。

面接時の注意事項や補足事項

では、実際に面接をする際に注意したほうがいいことや、補足内容を記載していきます!
当日焦って面接を受けて、申請が通らなかったなど起きないように気を付けましょう。

面接時は英語で必要なことだけを簡潔に

面接での質疑応答は基本的には英語になります。
正しい英語を話す必要はありませんが、コミュニケーションとして問題なく喋れるような英語力は持っておきましょう。
また、質問に対して長々と回答するのではなく、聞かれていることに対して簡潔に回答することも重要です。

しっかり帰国することをアピールする

就労ビザなどの「非移民ビザ」を取得しようと考えている場合、判断の重要なポイントは当事者が「日本に帰国する意思がある」です。
そのため、アメリカでの目的が達成された場合は「日本にしっかり帰国する」という部分を伝えるようにしましょう。

面接時間は大体10~20分

ビザの面接時間はおおよそ10分~20分といわれています。
その会話の中で、申請者の英語力や申請者の危険性などを判断していきます。
例えば取得したビザ以外の行動をアメリカで起こす可能性がないかや、オーバーステイをしないかどうかなどを判断します。
コミュニケーションがちゃんと出来ないや申請者の危険性がありと判断されてしまうとビザの発給が出来なくなってしまうので、ある程度の英語力などを身に着けていくようにしましょう。

来館時に持ち込み出来ないもの

来館時に持ち込めないものは以下になります。
これらのものを持ち込んでしまうとそもそも来館時のセキュリティチェックに引っかかってしまい、入館することが出来ず再度予約を取るとこからになってしまうので絶対に持ち込まないようにしましょう!

米国大使館・米国領事館に持ち込みを禁止されているもの一覧
・電子機器(電子手帳・パソコン・iPad・USBメモリー・CD・オーディオ類など)
 ※スマホは1台までなら持ち込み可
・食品全般
・刃物(ハサミ・カッター等)
・タバコや葉巻
・発火物(ライターやマッチ等)
・25㎝×25㎝以上のバッグ

面接に落ちたら再度申請が必要

ビザの発給が可能かどうかは基本的には面接中に判断が行われます。
もし、面接中にビザの発行が出来ないといわれてしまった場合は、その後もずっとビザが取得できなくなるというわけではなく

ただし、申請料などの支払いは再度行う必要があるので、基本的には一回の面接で審査が通るように、事前の資料の準備や、当日の面接のために英語の会話力などを高めておくなど対策をしておきましょう。

予約日の変更は早めに行う

もし、当初予定していた面接予約日に急な予定が入ってしまったなど面接日を変更する必要がある場合は面接予約ページから、予約の希望変更を記載して再度希望日を入力する必要があります。
変更が完了した場合はメールアドレスに通知が来ますので、再度確認ページの保存や印刷を行いましょう。
面接変更については6回までの変更は無料で行えますが、それ以上の変更を行った場合はビザの申請料を再度払いなおさないといけなくなるので、気を付けましょう。
また、希望の変更日に変更ができるように変更しなければいけないことが決まったら早めに変更をするようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?
ビザの申請から発給までの流れ、また面接時の流れとその際に注意することを記載してきました。
申請から発給までは時間がかかりますので、早め早めの申請とまた資料の不備や面接での審査落ちということがないように事前の準備をしっかり行って申請をするようにしましょう!

関連記事