ESTA申請後に申請情報の確認ができない・ステータス確認にエラーが出てしまうことがあります。本記事では、ESTA申請を行った後に登録情報が確認できないという方に、その理由(原因)と対処方法を詳しく解説していきます。
ESTA(エスタ)申請後にステータスエラーが出てしまう6つの原因
ESTAの申請状況の確認ができない理由は主に
- ESTAの有効期限
- ESTAのシステム
- 申請情報の誤り
- サイトメンテナンス
- 米国とのタイムラグ
- 決済エラー
上記の6つのどれかです。その6つの原因をさらに詳しく解説していきます。
ESTAの有効期限が切れているまたは失効している
ESTAの公式サイトから申請者のステータス確認した結果、「失効済み」と表示された場合はESTAの有効期限が失効しているか、渡航認証許可を得た後に誤って確認画面から「新たにESTAを申請する」の画面に進めてしまい、有効なESTAを自ら失効させてしまうケースが存在します。
ESTAの有効期限は2年間となる為、取得したばかりの場合はこちらのケースが考えられます。
ESTAのステータスが確認できない原因が有効期限切れな場合は、再申請を行う必要があります。こちらの記事をご参照ください。
『ESTA再申請の手順について』
ESTA申請の情報がまだ反映されていない
ESTAの審査結果は米国の管理システムの都合上、すぐに反映されない場合があります。申請をしてから審査結果が反映されるにはおよそ72時間ほどかかる為、申請完了した後は焦らず審査結果が反映されるのをお待ちください。
この場合は上記の画像のように申請者の認証ステータスが『保留中』と表示されます。
尚、72時間以上過ぎて審査結果が反映されない場合は別の原因が存在しますので、その他の原因を再度ご確認してみましょう。
申請情報と異なる内容を入力している
ESTAのステータス(申請状況)確認の際はは、申請者に付与された『申請番号』『パスポート番号』『生年月日』
または『国籍』『パスポートの発行日とパスポート有効期限の満了日』
このどちらかを入力する必要があります。
よく起こる間違いとして、生年月日の間違い、パスポート番号の桁数の不足や、数字、アルファベットの入力ミス、ESTA申請番号の入力ミスが多く見受けられます。数字の「1」とアルファベットの「I」、数字の「0」とアルファベットの「O」は見分けが付きにくいので、ご注意ください。
入力ミスが起きた場合上記のように表示がされるのでご注意ください。
ステータス確認する際は申請時に記入した内容と異なる情報を入力すると検索することが出来ない為、登録情報が確認できない場合は今一度入力内容をご確認の上、検索を行うようご注意ください。
定期メンテナンスまたはシステムエラー
米国の電子渡航認証システムは世界中から多くのアクセスがあり、それに対応する為に定期的なメンテナンスが行われています。その為、定期メンテナンスの前後はシステムが安定しない場合があり、ESTAの申請はもちろん、申請状況の確認も出来ないケースがあります。
また、定期メンテナンス以外でも膨大なアクセスによるシステムエラーが起こることもあり、稀に申請が完了しているにも関わらず登録情報の確認で出来ないケースもあります。
その為、定期メンテナンスやシステムエラー等で登録情報が確認できない場合は、ある程度時間を置いてから再度公式サイトからアクセスし情報を確認するようにしましょう。
航空会社と米国側のタイムラグによるデータベースの接続エラー
事前にESTA申請が出来ておらず、飛行機に乗る直前に申請を行って渡航認証許可が下りた場合、申請した情報が即時反映されないケースがあります。こちらは航空会社の管理システムと米国側の管理システムが異なることによって起こるタイムラグが原因となります。この場合は航空会社側の判断で搭乗出来るかが決定します。
こちらの対策としては、渡航申請番号を事前に控えておき、航空会社に登録できていることを証明することで搭乗できない事態を避けることができます。渡航申請番号を提示できない場合は搭乗を拒否されるリスクがありますので、こうならない為にも余裕をもってESTAの申請を行うことが大切です。
クレジットカードの決済エラーにより入金できていない
ESTAの支払い方法としてクレジットカードを利用した場合に、情報不足で決済エラーが起きてしまい、入金出来ていないことで申請が完了できないケースがあります。決済画面にてエラーが発生した際は、以下の原因が考えられますので、こちらを参考に支払いを完了させましょう。
・クレジットカードの番号や有効期限、セキュリティコード(CVV)が間違っている
・クレジットカードの番号を半角数字で入力できていない
・使用したクレジットカードが対応していない
(対応クレジットカード:Visa、MasterCard、AmericanExpress、Discover、Diner’sClub、Maestro、JCB)
支払いが完了すると「認証保留中」と表示され、申請後に登録したメールアドレス宛てに渡航許可通知が届きます。この時届いたメールに記載されている渡航認証番号と有効期限はメモ等に控えておきましょう。
Status changeのメールが届いているか確認
ESTA(エスタ)の申請が終わり、申請が通っているか心配な方もいるかと思いますが、ESTAの申請の可否は最初にメールで届きます。この可否メールは英語で届きます。メールアドレスは『no-reply@cbp.dhs.gov』のメールアドレスで届くので確認をしましょう。
「Status change」メール詳細
以下のメールがESTA申請後に届きます。内容はESTA渡航認証ステータスに変更がありましたとお知らせのメールになります。
ESTA申請情報の確認方法
ステータスチェンジのメールが来たらあとは申請状況の確認をするだけです。ESTA申請の確認方法は、個人申請とグループ申請を行った人で、手順が変わりますので、ご注意ください。
ESTA個人申請のステータス確認について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
ESTAグループ申請のステータス確認について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
有効なESTAが確認できない場合の対処方法
ステータス確認後、ESTA申請のステータスが保留のままや拒否されてしまった場合もあるかと思います。その場合は焦らず対処する必要があります。
認証ステータスについては以下の記事をご確認ください。
まとめ
この記事ではESTA申請の登録情報が確認できない場合の理由とその対処方法を詳しく解説しました。
ESTA申請の登録情報を確認する為の重要ポイントは以下の通りです。
・ESTAの有効期限が切れている、または失効している場合は再取得する
・申請情報がサイトに反映されていない場合は少し時間を置いてからアクセスする
・確認画面にて必要項目に入力ミスがないか十分に確認してから入力する
・定期メンテナンスおよびシステムエラーの際はサイトが安定するまで時間を空けてからアクセスする
・渡航直前のESTA申請は認証拒否のリスクがある為、なるべく72時間前には申請を完了させる支払いの際にクレジットカード情報に入力ミスがないか十分に確認してから決済を行う
ESTAの申請情報が確認できない原因は主に「有効期限切れまたは失効」、渡航認証番号等の必要項目の「入力間違い」、「定期メンテナンスまたはシステムエラー」となりますので、この記事を参考に対処し、ESTAの申請状況を正しく把握しましょう。この他、ESTA申請に関するお悩み事や詳細情報については、ESTA公式サイトよりご確認ください。
また、ESTAが取得出来たからと言って、アメリカへの入国を保証する物ではありません。
現地入国審査官の指示に必ず従ってください。