ESTAで渡航した際にファストトラックで検疫を短縮できる?

ESTAを利用してアメリカに渡航した方は、日本に帰国するときファストトラックが必要であると考えていませんか?この記事では、ファストトラックをはじめ、新型コロナウイルスの水際対策について解説していきます。

ファストトラックとは

ファストトラックとは、海外から日本に帰国した際に空港で実施している検疫検査の一部を「My SOS」というアプリを利用することで事前にオンラインで済ませることができる制度です。「My SOS」で提出できる書類は下記の通りです。

  • 質問票
  • 宣誓書
  • ワクチン接種証明書の有効性の確認書
  • 出国前72時間以内の検査証明書

事前にファストトラックを利用することで、日本入国時の検疫が大幅に省略され、簡単に入国することができました。

しかし、現在は水際対策が廃止されたためファストトラック制度も共に廃止されました。

新型コロナウイルスの水際対策について

日本をはじめ、多くの国が新型コロナウイルスのパンデミックに対する終息宣言を行いました。アメリカも例にもれず、2023年5月に「公衆衛生における緊急事態宣言」を解除しました。入国制限や検疫、入国後の隔離措置などの水際対策は完全に撤廃されコロナ禍前のように入国することが可能です。

現在は、提出が義務付けられていた新型コロナウイルスワクチンの接種証明書を提示する必要はありません。

アメリカから日本に帰国する方への注意点

2023年5月から、以前まで必要だったワクチン接種完了証明書・CDC(アメリカ疫病センター)指定の宣誓書・情報提供書は現在提示する必要はありません。

そのため、ESTAで渡航する際は新型コロナウイルス関連の書類は全て持っていく必要はなくなりました。

結論として、新型コロナウイルスのパンデミック収束によってファストトラック制度は廃止になりました。また、アメリカに入国するために提出しなければならない新型コロナウイルスに関する書類は提出する必要が無くなりました。そのため、検疫等の特別な手続きを行うことなく入国・出国することができます。

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