円安でも問題ない!費用を抑えたハワイ旅行でも楽しむためのポイントをご紹介

現在日本は、大きな円安が続いていることで、海外への渡航がしづらい状況にあります。

そんな中、新型コロナウイルス感染症の脅威が少なくなったことで、世界各国では入国制限などの撤廃が発表され、水際対策の緩和がなされました。その結果、これまで少なかった海外旅行の需要が回復し、観光客の増加が見られるようになっています。

世界的に人気の高い観光地であるハワイにも観光客が戻ってきています。しかし、円安のため、ハワイ旅行を断念する方が多いのではないでしょうか?

この記事では、円安が続く中でも費用を抑えたハワイ旅行をしたい方に向けて、費用を抑えるポイントをご紹介していきます。

円安と円高とは

為替の変動グラフ

昨今、新型コロナウイルス感染症の流行により、日本では経済難が続いており、円安やドル高という言葉を耳にする機会が多いと思います。

では、そもそも円安とはどのような状態のことを差す言葉なのかご存じですか?

円安とは、為替市場で、円の価値をほかの通貨と比べたときに、円の価値が少なくなってしまっている状態のことを表す言葉です。
例えば、2024年2月8日現在で1ドルを日本円で換算した場合、約148円となっています。
これは、円とドルを比較した際に、約148円の価値が1ドルしかないことを意味します。
そのため、2024年2月8日の時点では、円安であることがわかります。

このように、日本円の価値が低くなってしまっている状態を円安といい、ドル基準にするとドル高であると言えます。

円高とは、先ほど述べた逆の状態の事を表します。
10年前の2014年では、1ドルあたり日本円で約110円前後を推移していました。
現在と比較すると、1ドルあたりの円が低いことがわかります。

このように、1ドルあたりの日本円が低い状態では、ドルと比較して絵¥日本円の価値が高くなっていることになるため、円高となります。

円安と円高は、株やFXなどで重要視されることが多い要素ではありますが、海外旅行をする際の費用にも直結する要素です。そのため、海外旅行を行う際は、事前に現地の通貨との為替レートを確認することが大切です。

円安でもハワイ旅行を楽しむには

円安が続いている昨今、海外旅行をすると費用が多くかかってしまうため、断念する方が多いのではないでしょうか。

しかし、新型コロナウイルス感染症の落ち着きにより、世界各国では、入国制限の廃止など、水際対策の緩和により、観光客の増加が見られる場所もあります。

では、円安でも海外旅行を安く抑えるにはどのようにしたら良いのでしょうか?

ここでは、円安でも楽しめるハワイ旅行のポイントを5つご紹介していきます。

ポイント①ハワイでの移動は「The Bus」を利用する

The Busとはハワイのオアフ島で運行されている都市バスです。オアフ島内の117ものルートで運行されており、降車場所に関係なく、1回の乗車料金が3ドルになります。

また、HOLOカードと呼ばれるThe Bus専用のプリペイドカードを利用することで、1日の乗車料金に上限が設定され、7.5ドル以上の料金が発生しなくなります。

The Busを利用することで、タクシーやレンタカーを利用するよりも移動にかかる費用を安価に抑えることができます。HOLOカードはショッピングモールやABCストアなどで、購入が可能です。

なお、発行料金は2ドルになります。

The Busの料金について下記表にてまとめたのでご覧ください。

The Bus料金表
乗車料金 大人 3ドル
子供 1.75ドル
料金上限
(HOLOカード利用時)
1日 大人 7.50ドル
子供 3.75ドル
1ヶ月 大人 80ドル
子供 40ドル

5歳以下の子供は、大人が同伴している場合に限り無料となります。
また、5歳以下の子供が2人いる場合は、子供1人分の料金が必要です。

オアフ島に行く際は、ぜひThe Busをご利用ください。

ポイント②フードコートやテイクアウトを活用する

海外へ行った際は、レストランなどで優雅にランチやディナーをしたいと考える方もいるのではないでしょうか?しかし、円安の現在、レストランなどで食事をすると1人5,000円〜10,000円程度かかってしまいます。少しでも費用を安く抑えたい時には、とても痛い出費となるでしょう。

そのような場合は、ショッピングモールのフードコートやテイクアウトを活用しましょう。

フードコートやテイクアウトを利用した際は、サービス料としてのチップが発生しません。さらに、レストランよりも安価で食事をすることが可能です。

また、フードコートでは、様々な種類のメニューがあるため、メニューを選ぶ楽しさも味わえますし、テイクアウトを行うことで、海を眺めながらビーチで食事ができたりと、好きな場所で食事が楽しめるメリットもあります。

ハワイ滞在中の食費を抑えたい場合は、フードコートやテイクアウトを活用してみてはいかがでしょうか。

ハワイにあるおすすめのフードコートは以下の通りです。

ロイヤル ハワイアン センター「ワイキキフードホール」

ロイヤル・ハワイアン・センターC館の3階にあるフードコートです。2020年3月にオープンした、ワイキキフードホールには現在8店舗のお店が展開されています。

ステーキからハンバーガー、生クリーム専門店まで幅広いお店があり、リーズナブルな値段で、食事をすることが可能です。

ワイキキフードホール
営業時間 午前11時~午後9時
所在地 96815
Hawaii, Honolulu
2301 Kalakaua Avenue
公式サイト https://waikikifoodhall.com/

アラモアナ・センター「ラナイ」

ハワイ最大のショッピングセンターである、アラモアナセンターの2階にあるフードコートです。
ラナイとは、ハワイで「ベランダ」を意味する言葉であり、ハンバーガーやステーキに加え、お寿司やサンドウィッチのお店も入っています。

テラス席もあり、休憩場所としてもおすすめのフードコートとなっています。

ラナイ@アラモアナ・センター
営業時間 午前10時~午後8時
所在地 96814
Hawaii, Honolulu
1450 Ala Moana Boulevard
公式サイト https://www.alamoanacenter.com/ja.html

ポイント③イベントに参加する

ハワイ フラショー

ハワイでは、フラショーやフェスティバルといったカルチャーイベントなどが開催されます。

基本的に無料で楽しめるものも多く、現地の方や観光客で賑わいます。また、出店(ポップアップショッ)などもあり、そこでしか買えない物も見つけられるかもしれません。お土産選びにもおすすめできます。

フラショーでは、本場のフラが観られるので、ハワイの雰囲気を満喫できます。

滞在中の計画がうまく立てられない際や費用を抑えるために行き先が限られてしまう際は、イベントに参加する事も検討してみてください。

ポイント④食事をシェアする

複数人でハワイ旅行を行う場合、レストランで食事をする際は同行者と食事をシェアするのがおすすめです。

ハワイはアメリカに属するため、料理がアメリカンサイズになっており、日本での一般的な量よりも多いです。1人だと量が多いと感じる事もあり、人数分の料理を頼んでしまうと食べきるのが大変な可能性があります。
そのような際は、いくつか料理をシェアしながら食べることで、出費を抑えるだけでなく、料理を残してしまう心配もありません。

また、シェアしながら食べることで、様々な料理を楽しむこともできるので、ハワイ料理をより味わうことができるのもメリットの1つです。

ポイント⑤スーパーマーケットを利用する

スーパーマーケットの商品棚

ハワイには、ABCストアのようなコンビニのほかに、スーパーマーケットもいくつかあります。
スーパーマーケットでは、食材や飲み物に加え、お惣菜やお弁当も買うことができるため、手軽に食事を済ませたい方にはおすすめです。また、店舗によって、値段が大きく異なるため、より安いお店を見つけることができれば、お得に買い物ができます。

中には会員になることで、割引を受けることができるお店もあるので、そういったサービスを活用するのも良いかもしれません。

お得なスーパーマーケットとして、ワイキキのアラモアナショッピングセンターの中にある「フードランド・ファームズ」があります。ここでは、お弁当やハワイアングルメであるスパムおにぎりが他のスーパーより、安く買うことができます。また、会員になることで、割引価格で購入することができます。

会員にはパスポートがあればすぐに入会ができるので、利用する際は、会員になってお得に買い物をしてみてはいかがでしょうか?

フードランド・ファームズ
営業時間 午前6時~午後10時
所在地 96814
Hawaii, Honolulu
1450 Ala Moana Boulevard
公式サイト https://jp.foodland.com/

ハワイ渡航時には格安航空会社を利用しよう

空港 旅客機の着陸風景

2020年より運行が開始された「ZIP AIR(ジップエア)」はJALの完全子会社である格安航空会社(LCC)です。ハワイへは成田国際空港とホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港を結ぶ便が運行されており、JALやANAといった航空会社を利用するよりも安くハワイへの渡航が可能となっています。

オフシーズンの場合、ジップエアは往復で約75,000円〜、ANAやJALは約100,000円〜になります。
そのため、格安航空会社を利用することで約20,000円以上安く渡航ができます。

したがって、費用を抑えてハワイ旅行をしたい場合は、格安航空会社を利用して渡航するようにしましょう。

旅行費用の相場を確認

ハワイ旅行の費用を抑えたいと考えた際に一般的にどのくらい費用がかかるのか知っておくことは大切です。
最低でもこのくらい費用が必要と知っておくことで、費用を計算する際の目安になり、計画が立てやすくなります。

一般的に4泊6日のハワイ旅行へ行く際は、1人当たり約30万円あれば充実した旅行にすることができます。しかし、旅行時期をオフシーズンにしたり、格安航空会社を利用したりする場合は、もっと安価にすることが可能です。

ハワイ旅行で発生する費用については以下の通りです。

4泊6日のハワイ旅行で発生する費用
ESTA申請料 21ドル
海外旅行保険料 約2,400円~
Wi-Fiレンタル代(必要な場合) 約4,000円~
航空券代金 約75,000~200,000円(燃油サーチャージ代等込み)
ホテル代(宿泊費用) 約55,000円~

また、ハワイ旅行の詳しい相場については下記ページでご紹介しているので、併せてご覧ください。

ハワイ旅行をする際はESTA(エスタ)の取得がおすすめ

ハワイを含めたアメリカへ渡航する際は、ビザ(査証)またはESTA(エスタ)の取得が必要です。

ビザは、多くの必要書類を準備しなければならないほか、大使館での面接を必要とするため、申請してから発給されるまでに1ヶ月程度の期間を要します。そのため、渡航を計画した段階で申請を行う必要があり、労力がかかります。

しかし、90日以内の滞在期間での観光を目的とする渡航の場合は、ESTAの取得が可能です。
ESTAとは、アメリカで施行されているビザ免除プログラム(VWP)の利用に際して取得しなければならない電子渡航認証システムの名称です。

日本をはじめとする41ヶ国のVWP対象国の国籍を持った方が、ESTAの取得が可能であり、取得をすることで、ビザの取得が免除されます。
申請料金は21ドルとビザよりも安く取得できるため、ハワイ旅行を行う際は、ESTAを申請することをおすすめします。

ESTAについて詳しく知りたい方は、下記のページにて解説しているのでご確認ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ハワイ旅行を行う際の円安の影響はとても大きく、以前よりも予算を多めに確保する必要があります。

しかし、テイクアウトやフードコートでの食事、スーパーマーケットの活用など、ハワイでの滞在時に工夫をすることで、費用を安く抑えることができます。

普段は利用しないお店に行ってみたり、現地でのイベントに参加してみたりなど、今だからこそ、ひと味違ったハワイの楽しみ方を発見できるかもしれません。

ぜひこの記事を参考にして、安くても十分に満喫できるハワイ旅行をしてみてはいかがでしょうか。

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