アメリカ運輸保安庁(TSA)が春休みの繁忙期2023年比で約6%の旅行者数増加を予想

米国運輸保安局(TSA)が今年の春休みシーズンは、2023年の同時期と比較して乗客検査数が6%増加すると予測するガイダンスを発表した。

3月7日から25日までの期間が最も混雑する期間であると予想されており、今年は史上最も混雑する春休みとなることが予想されています。 

米国運輸保安局(TSA)はアメリカ入国の際のトラブルを回避するための実用的なアドバイスを提供しています。

①手荷物の3-1-1ルールを理解する

賢く荷造りをし、3-1-1ルールを守りましょう。3-1-1ルールとは飛行機内に液体を持ち込む際のルールのことです。

手荷物の3-1-1ルール
3:機内に持ちこめる液体は3.4オンス(約100ミリリットル)まで
1:液体を入れたボトルは透明なビニール素材で、ジップの付いた1クォート(約1リットル)サイズの袋に入れる。
1:液体を入れた1クォートサイズの袋は1人ひとつまで

ビーチへ行く予定なら、日焼け止めの詰め方が気になるかもしれません。3.4オンス(約100ミリリットル)を超える液体、日焼け止め容器、アルコールはスーツケース等に入れる必要があります。

液体(エアゾール、ゲル、クリーム、ペーストを含む)は、各アイテムが3.4オンス以下であり、1クォート(約1リットル)サイズの袋に入れた場合のみ、機内持ち込みが許可されます。また各旅行者は液体を入れた1クォート(約1リットル)サイズの袋を1つだけ持ち込むことができます。

また、禁止品を詰め込まないよう、バッグは空の状態から荷造りを始めることが重要です。

②入国審査の準備と有効なパスポートの持参

モバイルまたは印刷された搭乗券と、すぐに提示できる有効なパスポートを持って入国審査エリアなどのチェックポイントに訪れましょう。

また、TSA職員に指示をされたときには注意深く耳を傾け、手続きをスムーズに進めましょう。

アメリカの一部の空港には、自動入国審査端末(APC Kiosk)が導入されています。

APC kioskはパスポートを読み込ませることで、有人の入国審査無しで入国することができる制度です。また、顔写真撮影やESTAの有無なども一括で行えるため、入国審査をよりスムーズに行うことができます。

TSAが顔認識技術をどのように使用しているかの詳細については、TSAの顔認識技術に関するファクトシートをご覧ください。

③TSA PreCheck®への登録

TSA PreCheck®に登録しましょう。TSA PreCheckメンバーシップに登録することで、荷物検査が簡易化されます。

また、17歳以下の子供と一緒に渡航する場合には、TSA PreCheckに登録されている親または保護者と一緒に荷物検査を通過することができます。

メンバーシップは5年間有効ですが、新規登録の際には78ドル必要になります。また更新手数料は70ドルです。TSA PreCheck®への登録は公式ウェブサイトをご覧ください。

④余裕を持ったスケジュールを心がける

3月中にアメリカに渡航する場合、非常に混雑することが予想されます。そのため、余裕を持ったスケジュールを心がけてください。

春休みの旅行者は交通状況、駐車場、レンタカーの返却、航空会社のチェックイン、入国審査、税関検査などに十分な時間を確保することが重要です。

また、空港の環境はストレスがたまることがあります。落ち着いて行動する事を心がけ、周囲のすべての人もそれぞれの旅をしていることを頭の片隅に置きましょう。

空港内または飛行中に無秩序な行動をとる乗客は、重大な罰則と刑事訴追の可能性があります。

⑤乗客サポートの要求

障害や疾患を持っている方と一緒に旅行する方やその家族は、TSA Caresのヘルプライン(通話料無料)855-787-2227に電話して、入国手続きに関する質問をしたり、セキュリティチェックポイントで何をすべきかを確認することができます。

旅行の72時間前までに連絡すると、TSA Caresは特定のニーズを持つ旅行者にアシスタントを提供できます。詳細については、TSA Caresのウェブサイトをご覧ください。

⑥旅行前のアメリカ運輸保安庁(TSA)への問い合わせ

XまたはFacebook Messengerなどのソーシャルメディアを使って「@AskTSA」にメッセージを送信し、質問などをすることができます。

また、旅行者はスマートフォンから直接「275-872(「AskTSA」)」にテキストメッセージを送ることも可能です。

一般的な質問に対しては、自動化されたバーチャルアシスタントが24時間年中無休で回答します。また、より複雑な質問には、アメリカ東部時間で午前8時から午後6時までスタッフが直接対応します。

加えて、平日はアメリカ東部時間の午前8時から午後11時まで、週末/祝日はアメリカ東部時間の午前9時から午後8時まで、電話(866-289-9673)にてTSAコンタクトセンターへお問い合わせすることもできます。

まとめ

世界中で春休みとなる3月は多くの旅行者がアメリカへの渡航を計画しています。渡航の際には、上記のアドバイスを念頭におき準備をすることが重要です。

また、アメリカへの渡航はESTAまたはビザどちらかの取得が必須です。

取得条件をしっかり確認し、必ず申請を行うようにしましょう。

(参考:TRAVEL+LEISURE Transportation Security Administration

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