GW、年末年始、夏休みといった長期の休みに初めてアメリカ渡航の計画を立てている方は、ESTA(エスタ)は何日前までに申請するべきなのか、申請期限などはあるのか?またESTAの取得はどのくらいの日数かかるのか、気になる方は多いかと思います。
ESTA(エスタ)の申請をしていないと最悪、飛行機に搭乗できずにアメリカ渡航ができなくなる可能性もある為、ESTA申請の取得について理解をしていきましょう。
そしてESTAの申請をすでに終えていて、取得済みの方はESTAの有効期限がいつまでなのか気になるかと思います。こちらもESTAの有効期限が切れていないと思って、アメリカ渡航を計画して実はESTAの有効期限が切れていたとなると、飛行機に搭乗することや、アメリカに入国することができない為、ESTAの有効期限について理解を深めておく必要があります。
本記事ではESTA(エスタ)申請は何日前までに行えば良いのか、また有効期限やその確認方法について詳しく解説していきます。
ESTA(エスタ)はいつまでに申請を行えば良いのか
初めて米国に旅行に行く、または短期出張で行くことになった方は、何日前までにESTA(エスタ)の申請を行えば良いのかがわからず渡航の直前になって申請をし、ESTA申請の許可が降りずにアメリカ渡航ができませんでしたという方をよくお見かけします。
ビザ無しで米国への渡航をする場合、事前にESTAの申請を行い米国税関・国境警備局(CBP)から渡航認証許可を得ることが必須となっています。ESTA申請の手続きは出発の72時間前までに済ませておくよう推奨されていますが、具体的にESTAを申請してから発行されるまで何日かかるのかわからない方もいると思います。
何日前までに申請を済ませれば良いのか、最短で渡航認証許可を得るにはどうしたら良いか等を以下にて説明していくので、これからESTA申請を行う方は参考までにご確認ください。
ESTA(エスタ)申請は72時間前までに申請をしましょう
ESTA申請は月に1回程度の定期メンテナンスを除き基本的に365日24時間受け付けていますが、申請時の適格性の質問事項に1つでも「はい」と回答した場合、審査に72時間以上かかる可能性があります。また、回答内容によっては渡航認証拒否となり再申請が必要になる場合がありますので、以下の情報をご確認の上、早めの申請を行いましょう。
また、複数人での渡航を予定している場合は、グループ申請や個人での申請にかかわらず、早めに申請をすることでESTAの申請を行ったかどうかを確認しやすいため、誰かが申請をし忘れていたというリスクを防ぐことができます。そのため、複数人での渡航の際も、早めの申請を心がけましょう。
※月に1回程度の定期メンテナンス時を除く。メンテナンスの前後はシステムが安定せず登録エラーにより申請が完了できない、申請が完了したのに内容を確認出来ない場合があります。その場合は多少時間を置いてから再度申請・確認を行いましょう。
・ESTA申請時に有する時間:平均23分
・ESTAの審査期間:72時間以内
・申請結果の確認方法:ESTA公式サイトまたは通知メール
・ESTAの申請が多い時期:GW、3~4月や7月~8月の長期休暇、年末年始
ESTA(エスタ)は何日前から申請可能か
通常ですと、申請から渡航認証が承認され、ESTA(エスタ)の発行までの日数は3日(72時間)以内とされています。また、米国税関国境取締局(CBP)側でも渡航の3日前までにESTA申請を完了させておくことを推奨しています。ただし、長期の休暇等で旅行者が増える時期や、米国側のシステムメンテナンス、サーバートラブル等により通常よりも審査に時間がかかる可能性がありますので、ESTA申請を行う際は余裕を持ち、申請することを忘れないようご注意ください。ESTA(エスタ)の審査期間は通常72時間以内ですが、有効期限は2年間です。そのため、渡航予定が数か月後だとしても前もって申請することが可能です。しかし、取得したパスポートの有効期限が2年未満の場合は、パスポートの有効期限が失効日となりますので、渡航予定日と滞在期間を確認し、帰国日までに有効期限が切れることのないように注意しましょう。
そのため、ESTAはアメリカへの渡航が決まり次第申請することを推奨していますが、渡航予定日の1カ月前から遅くても3日前までに申請することをおすすめします。
渡航当日にESTA(エスタ)申請は可能か
結論から申しますと、渡航当日でもESTA申請は可能です。渡航日までESTAを知らなかった、または忘れていたという方も多く、渡航当日に空港にてESTA申請を行うケースも少なくありません。
事前に申請することが一番良いのですが、何らかの理由でESTA申請が出来ず渡航当日を迎えてしまった方は以下をご参考にして下さい。
渡航当日の申請の注意点
ESTA申請は審査結果がわかるまで最長72時間かかりますが、審査がスムーズに進めば当日申請でも取得できる場合があります。しかし、申請時の質問事項の選択ミスや記入漏れ等の理由ですぐに審査結果が出ない場合もある為、最悪当日に日本を出国できない可能性もあります。なので、ギリギリの申請にならぬよう余裕をもって3日前には申請が完了するよう手続きを行いましょう。
当日のESTA申請を失敗させないために
ESTA申請は渡航予定日の3日前までに行うことが推奨されています。なぜ3日前までのESTA申請をおすすめしているかというと、ESTA申請時に申請者情報の入力ミスや適格性の質問などの回答ミスにより、ESTAが取得できず、渡航日に出国できなくなってしまう場合があるからです。そのようなリスクを防ぐためにも、早めの申請を心がけることが大切ですが、その他にもESTA申請時には時間に余裕を持ち、焦らずに情報を入力していく事も大切です。また、パスポートや滞在予定のホテル情報や渡航者の居住情報などを入力時にすぐ確認できるように、メモ書きなどで手元に準備しておくこともリスクを減らす手段としてとても有効です。
以下で申請時のポイントをまとめたので、ぜひご覧ください。
・万一に備え早めの時期に申請を行う
・パスポートや滞在先の情報を手元に準備する
・入力情報の確認をしっかりと行う
渡航当日のESTA申請時のリスクを少しでも減らして、失敗を未然に防ぎ、渡航時に問題が起きることのないように気を付けましょう。
ESTA申請を忘れた際の渡航について
ESTA申請を渡航日までに完了しておらず、有効なESTAを取得していない場合は、いかなる理由でもアメリカへの渡航はできず、飛行機への搭乗が拒否されます。その結果、アメリカでの大事な用事や商談などに間に合わず、自分だけでなく友人やビジネス相手などに迷惑をかけてしまう可能性があります。
また、運よく飛行機に乗れたとしても、アメリカに入国することができずに、「入国時に問題があった人」として履歴に名前が残ってしまいます。その結果、のちのESTA申請や、ビザの申請に悪影響を与えてしまうことも考えられます。
当日でも場合によってはESTAを取得できる可能性はありますが、万一に備え、時間に余裕を持って推奨されている渡航日の3日前にはESTAの申請手続きを行い、しっかりとした渡航準備を心がけることが大切です。
また、家族・グループでの渡航の際も、1人だけESTAの取得ができていないと渡航することができません。グループ旅行に影響が出てしまうので、こちらも渡航準備をしっかり行いましょう。
計画的な準備ができない方へ
いざ、旅行やビジネスでアメリカへの渡航が決まった際に、渡航の準備が後回しになってしまう方はいませんか?
ESTAの申請を後回しにしてしまうと、渡航日までに取得できず、アメリカへ渡航できない可能性があります。
そのような事態に陥らないために、渡航準備が後回しになってしまう方に向けて、ESTAの申請時は申請代行サービスや旅行代理店の利用をおすすめします。
申請代行サービスや旅行代理店は、ご自身に代わりESTAの申請を行っており、ESTA申請状況の管理もしています。そのため、ご自身で渡航の準備や管理をするのが苦手な方はESTA申請時には代行サービスや旅行代理店の利用をしましょう。
ESTA(エスタ)申請代行サービスとは
アメリカ旅行を計画する際に必ず必要になるのが、ESTA(エスタ)の申請です。ESTAの申請は一度不許可になると、再申請を行うまでに期間を空けないといけない場合があります。そういった事態を避けるためにも、ご自身で申請するのではなく、代行サービスを使い慣れない申請を代行してもらうのも一つの手です。
ESTA申請代行サービスについての記事はこちらからお読みください。
ESTA(エスタ)の有効期限とその確認方法
ESTA(エスタ)の有効期限は渡航認証許可を受けた日から2年間となります。
有効期限が失効した場合、再度ESTA申請が必要となる為、取得から日数が空いた場合失効しているかの確認も兼ねてESTA公式サイトから有効期限を確認しておきましょう。
なお、ESTAの再取得は有効期限が失効した後に可能となりますが、ESTAの有効期限内であっても再取得することが可能です。ESTAを再取得した場合、過去のESTA情報は削除され、あらたに有効期限が再設定されたESTA情報が付与されます。
ESTAの有効期限の確認方法を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ESTA(エスタ)の再申請について
ESTA公式サイトにて確認した申請ステータスが「失効している」もしくは「有効期限が切れている」と表示された場合、改めてESTAの申請を行う必要があります。その場合は初回申請と同じように公式サイトからESTA申請、または、申請代行サービスを利用して再申請を行いましょう。
自分で申請を行う際には、申請時の適格性の質問への回答で「はい」を選択していないか、各種記入項目の綴りや生年月日に間違いがないかをしっかり確認をしましょう。
ESTAの有効期限内の再申請と有効期限切れの再申請について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ESTA(エスタ)の再申請が拒否された場合の対処方法
ESTAを再申請した際、なにかしらの理由でESTAの渡航認証許可が拒否されてしまった場合はビザの取得が必要となります。
ビザには、渡航目的に合わせて申請するビザの種類を選択する必要があります。
米国への観光や商用等で滞在日数が90日以内かつ報酬を得る活動を行わない場合に発行されるBビザ、米国で一次的に就労する場合に発行されるHビザ等の種類があり、いずれも米国大使館または領事館にて申請・取得することができます。
ビザはESTAとは違い、取得までに1ヶ月から2ヶ月ほどかかることに加えて、複数の必要書類の提出や面接等が必須となりますので、ESTAよりも早めに準備し申請することを推奨します。
ESTA申請で拒否されてしまった際の原因と対処法について詳しく知りたい方は、以下の記事をお読みください。
グアム・サイパン・ハワイ旅行にESTAは関係あるのか
グアムサイパン渡航にESTAの申請は基本的には関係ありません。日本国籍の方であればグアムおよび北マリワナ諸島(サイパン)連邦ビザ免除プログラムが施行され、最大45日以内の滞在が可能です。ただし、グアム・サイパン渡航で45日以上90日未満の滞在を希望される場合はESTAの申請を行いましょう。
グアム渡航の際にESTAを取得しておいたほうがいいことは別記事にて解説しています。
ハワイはアメリカのハワイ州になるので、グアム・サイパンのビザ免税プログラムは適応されません。ESTA申請と取得を必ず行ってからハワイ渡航をするようにしましょう。
ハワイ渡航の際のESTA申請についてはこちらの記事を参照ください。
まとめ
この記事では、ESTA申請は何日前までに行えば良いのか、ESTAの有効期限等、ESTA申請をスムーズに行う為の方法について解説しました。
以下は記事で説明したESTAの申請期限や有効期限に関する重要なポイントをまとめたものです。
・ESTA申請は渡航の72時間前(3日前)までに完了すること。
・数か月先の渡航でも申請は可能。
・記入ミスやメンテナンス、システムエラー等で72時間以上審査がかかる場合がある。
・ESTAの有効期限は2年間。ただしパスポートの期限に注意。
・ESTAが取得できない場合はビザの取得を。
・ビザの取得には1〜2ヶ月かかる。
・渡航当日や1日前でもESTAの取得は可能。ただし審査が遅れる場合がある。
以上が、ESTA申請をスムーズに行う為の重要なポイントです。
尚、グアムやサイパンへの渡航にESTA申請は不要ですが、ESTA申請をしておくことで入国審査の待ち時間が大幅に短縮できますので、グアムやサイパンへの渡航を予定している方も、是非ESTA申請を行ってみてはいかがでしょうか。