新型コロナウイルスの変異株JN.1が米国で広がっています。
JN.1はオミクロン亜種で、最近ではCOVID-19の症例の約62％を占めています。
JN.1は11月には約3％でしたが12月から急増した数字です。
アメリカ疾病予防管理センター（CDC）によると、JN.1はBA.2.86という別の変異株に近い関係にあり、「ピロラ」とも呼ばれています。
しかし、現時点ではJN.1が公衆衛生に対して他の流通している変異株よりも高いリスクをもたらすという証拠はありません。
新型コロナウイルスの活動はアメリカ国内の多くの地域で高まっており、新たな入院患者数は昨冬以来見られなかった数に達しています。
CDCによると、先週は約34,800件の新型コロナウイルスによる新規入院が記録されました。
特に乳幼児や高齢者、そして小さな子供たちの間でCOVID-19による救急外来訪問が最も高いとされています。
また、米国の下水調査データからは、新型コロナウイルスのウイルスレベルが「非常に高い」という結果が出ています。ただし、高い感染レベルにも関わらず、現在のところ、新型コロナウイルスの感染が以前よりも重症化する頻度は低下しているとCDCは述べています。
それでも、COVID-19による死亡数は増加しており、12月9日終了週には1,600件以上の死亡が報告されています。
公衆衛生の専門家は、重症化を防ぐために最新のCOVID-19ワクチン接種を奨励しています。しかし、実際のワクチン接種率は低い状態が続いています。
この情報からわかることは、新型コロナウイルスは引き続き私たちの生活に影響を与えており、特に新しい変異株の出現には注意が必要です。また、ワクチン接種が重症化を防ぐ上で重要な役割を果たすことも忘れてはなりません。引き続き感染予防措置を実施し、最新のワクチン情報に注意を払うことが大切です。
