HISハワイ観光局と提携、日系企業をはじめとした団体客の誘致へ

HISは、HTA(ハワイ観光局)およびMeet Hawaiiとの新たな提携を発表しました。
この提携により、HISハワイは日本の企業クライアントを対象に、会議、コンベンション、社員旅行など団体客の渡航の目的地としてハワイへの誘致をより強化する事になります。

H.I.S.(エイチ・アイ・エス)は、1980年に澤田秀雄氏によって設立された、東京に本社を置く旅行会社です。元々はインターナショナルツアーズ株式会社としてスタートし、1990年に現在の社名に変更しました。

最新のニュースリリースによると、H.I.S.ハワイとH.I.S.は、日本の企業顧客をターゲットに、ハワイを企業会議、コンベンション、社員旅行の最適な目的地として誘致しています。
ハワイ渡航を推進させる方法として、H.I.Sはハワイ州観光局とハワイ・コンベンション・センターの支援を得て、「Meet Hawaiiプログラム」を行います。

「Meet Hawaiiプログラム」は日本の企業クライアントが、
・ビジネスミーティング
・コンベンション
・企業の会合
・社員旅行

等といったような、ビジネスに関連した渡航を行う場合、ハワイ諸島を利用することをサポートするプログラムです。

Meet Hawaiiのアジア・オセアニア地域担当エグゼクティブディレクターである、アンドリュー・コー氏は、
「H.I.S.との協力により、”マラマ・ハワイ”プログラムと新しい商品やサービスで日本市場での活動を拡大し、日本からの企業ツアーを歓迎することを楽しみにしている」と述べています。

ハワイ観光局と日本の旅行関連企業が提携した例として、2022年には、H.I.S.ハワイがハワイ・ツーリズム・ジャパンと共に「マラマ・ハワイ」というコンセプトを通じて責任ある観光と再生型観光プランを推進しています。
同社は、地元の非営利団体が主導する「マラマ・ハワイ(ハワイを思いやる活動)」関連イベントに5,000人以上を動員しており、「元気アラワイ・プロジェクト」などの活動を行っています。
このプロジェクトでは、泥団子の「元気玉」と名付け、アラワイ運河に投げ入れてヘドロを消化させるというものです。

この新しい提携に基づき、H.I.S.ハワイは「マラマ・ハワイ」に関連する活動を開始しました。これには、講演、環境ボランティア活動、企業ツアー主催者向けのファムトリップ、オンラインセミナー、地元の環境やコミュニティとの交流、主要なミーティング会場の訪問などが含まれており、「H.I.S.の新しいインセンティブ旅行のあり方」として提案されています。

今回のH.I.Sとの提携でも、ただ団体客を誘致するだけでなく、ハワイの自然を思いやった再生可能な観光プランが促進される事になるでしょう。
(引用:SPECTRUM NEWS

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