アラスカ航空がデジタルチェックインに完全移行、空港での紙の搭乗券発行を廃止

アラスカ航空は昨年発表された通り、キオスクから紙の搭乗券の発行を廃止し、スマートフォンやタブレットを通じて搭乗券にアクセスする方法に変更しました。アラスカ航空は約25年前にセルフサービスのチェックイン端末であるキオスクを導入した最初の航空会社でしたが、今ではキオスクを撤廃する最初の航空会社にもなりました。

もし紙の搭乗券が必要になる場合は、自宅で印刷を行いましょう。

記事のポイント
・アラスカ航空は空港キオスクでの紙の搭乗券発行を廃止し、よりスムーズに手続きを行えるようにモバイルのみのチェックインに移行します。
・乗客は事前にオンラインでチェックインし、専用アプリやウェブサイトを通じてデジタル搭乗券を取得する必要があります。
・バッグタグステーションの導入により、荷物タグも自分で印刷でき、必要に応じて係員のサポートを受けられます。

アラスカ航空のデジタルチェックイン完全移行とその影響

アラスカ航空の乗客は、航空会社の空港にあるキオスクから搭乗券を印刷することができなくなります。チェックインシステムが変更されたことで、ペーパーレスへの移行だけでなく、空港の入り口からセキュリティチェックまでの時間を短縮する事ができます。

また、アラスカ航空は手続きのデジタル化により5分以内に入場からセキュリティチェックできるようになることが目標です。

アラスカ航空が就航するほとんどの空港で、2023年末までに設置されていたキオスクが撤去されました。

現在は、専用のオンラインシステムを使用してチェックインし、アプリまたは公式ウェブサイトを通じてアクセスすることで搭乗券を受け取ることができます。

これは、空港に到着する前にデバイスでチェックインする必要があることを意味しています。同社は以前から、キオスクシステムがロビーの混雑につながる可能性があると指摘してきました。

チェックイン方法の変更

新しく導入されるチェックイン方法は2023年4月に最初に発表されました。

今回の主な変更点として、キオスクと紙の搭乗券の撤去に加えて、バッグタグステーションが導入されました。

バッグタグステーションでは、乗客が自分で荷物にタグを印刷して貼り付けてから荷物預け場に進むというセルフサービスの手続きとなります。

従来の方法と比較すると、乗客による手続きが一つ増えてしまいますが、今後チェックイン時の長い列がなくなり、混雑状況が改善されることが予想されます。

荷物を預ける必要がなければ、スマートフォンやタブレットに登録されている搭乗券を持って直接セキュリティエリアに進むことができます。アラスカ航空は、顧客の約3/4が既にデジタル搭乗券を使用しており、90%以上の乗客が新しい搭乗方法を支持していると発表しました。

また、この変更の一環としてアラスカ航空はアラスカ州のアンカレッジ国際空港(ANC)、カリフォルニア州のロサンゼルス国際空港(LAX)とサンフランシスコ国際空港(SFO)、オレゴン州のポートランド国際空港(PDX)、ワシントン州にあるシアトル国際空港(SEA)の5つのハブ空港でロビーを再開発するために25億ドルを投資する予定です。

(引用:Alaska Airlines, Simple Flying

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