トランプ、ヘイリーを破り5連勝 ライバルの地元サウスカロライナでも快勝

11月に行われる大統領選挙に向けて、共和党の候補者争いの第5戦が南部サウスカロライナ州で行われた。24日に投開票され、元大統領のドナルド・トランプ氏が得票率1位で勝利した。
この勝利でトランプ氏は5連勝となり、ライバルとなる元国連大使のニッキー・ヘイリー氏の地元で勝利したことで党候補指名が確実になったという見方が強まる見込みです。

米国のメディアによると、開票率が18%の時点でトランプ氏の得票率が56.7%となり、ヘイリー氏の42.8%を大きく上回りました。

最終的には、トランプ氏が60.4%(377,768票)、ヘイリー氏が38.9%(243,671票)となり、6割以上もの州民がトランプ氏を選んだことになります。トランプ氏は同州コロンビアで支持者を前に演説を行い、「予想以上の大勝利だ。共和党の団結は歴代最高だ」と述べました。

一方、ヘイリー氏は支持者を前にして「米国民の大多数がトランプもバイデンも支持していない」と述べ、選挙戦を走り抜ける考えであることを強調した。しかし、地元で敗北した同氏は党内から撤退の圧力が強まると見られています。

南部サウスカロライナ州でトランプ氏が勝った要因としては、キリスト教福音派などの保守派の影響力が強いことが挙げられます。サウスカロライナ出身の州知事や上院議員などの主要な政治家からの支援を受けることができた点も大きいでしょう。

3月5日には16州、地域が一斉に予備選挙を行う「スーパーチューズデイ」が開かれます。最大の山場が迫る中、ヘイリー氏の動向に注目が集まります。

(引用:CNN

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