アメリカビザ面接時に必要な持ち物と持ち込み不可な持ち物について解説!

アメリカのビザを取得するためには領事館や大使館に実際に行って面接を受ける必要があります。
面接当日の持ち物と持って行ってはいけないものについて解説していきます!
忘れ物もそうですが、持ち込み不可なものをしっかりチェックしておくようにしましょう。

ビザ取得の面接は大使館や領事館に行く必要あり!

アメリカのビザを取得するためには申請書などを作成し、必要資料をもって近くの大使館や領事館にて面接の予約後に実際に面接を実施し、米国への渡航が問題ないと判断されて取得できるようになります。

オンラインは対応してない

実際に大使館に行ってから面接なんてめんどくさい、オンラインでも良いじゃないかというような声もあるかと思いますが残念ながら現時点でオンライン面接などの実施は行っておりません。
必ず、領事館か大使館へと赴いて面接を受ける必要があります

最寄りの大使館をチェックして予約を取ろう

大使館にて面接を受けるためには面接日の予約が必要になります!
自分の住んでいるところから最寄りの大使館がどこにあるかチェックをして希望日時にて面接が可能か確認をするようにしましょう。
詳しい申し込みの流れや、予約の方法については下記をご覧ください。

アメリカビザ取得までの流れを徹底解説!面接内容や予約方法、必要書類を網羅!

面接を行っている大使館・領事館一覧

在日米国大使館と領事館 所在地及び連絡先 管轄地域
米国大使館 〒107-8420
東京都港区赤坂1-10-5

TEL:03-3224-5000(代表)
・東京  ・千葉
・福島  ・群馬
・茨城  ・神奈川
・長野  ・新潟
・埼玉  ・静岡
・栃木  ・山形
・山梨
札幌米国総領事館 〒064-0821
北海道札幌市中央区北一条西28丁目3-1

TEL:011-641-1115
・北海道
・青森  ・秋田
・岩手  ・宮城
大阪-神戸米国総領事館 〒530-8543
大阪府大阪市北区西天満2-11-5

TEL:530-8543
・大阪  ・愛知
・愛媛  ・福井
・岐阜  ・広島
・兵庫  ・石川
・香川  ・高知
・京都  ・三重
・奈良  ・岡山
・島根  ・滋賀
・徳島  ・鳥取
・富山  ・和歌山
福岡米国領事館 〒810-0052
福岡市中央区大濠2-5-26

TEL:092-751-9331
・福岡  ・鹿児島
・熊本  ・宮崎
・長﨑  ・大分
・佐賀  ・山口
那覇米国総領事館 〒901-2104
沖縄県浦添市当山2-1-1

TEL:0988-76-4211
・沖縄
・奄美諸島
・鹿児島の一部

入館時のチェックが厳しい

予約が取れたら、当日大使館もしくは領事館に行きます。
ですが、入館の際に行われるチェックは厳しいのでどういったチェックが行われるか事前に確認をしておきましょう。

手荷物検査が行われる

まず、会場についたら手荷物検査が行われます。
これは空港などで使われているX線による検査機にてチェックが行われ、持ち込みが禁止されているものがないかなど確認されます。
持ち込み不可なものは主に、電子機器類や刃物といった危険物などが該当するのでこのあたりのものは持ち込まないようにしましょう。

チェックに引っかかると面接が受けられない

もし、手荷物検査などのセキュリティチェックで危険物の持ち込みなどが確認された場合、入館することが出来ず当日面接を受けることが出来なくなってしまいます。
その場合、再度面接の予約をするところから始めないといけないため、時間が無駄にかかってしまいます。
必要最低限の荷物を持つようにして、余計なものは持ち込まないようにしましょう。

面接時に持っていくもの一覧

それでは、面接時に持っていくべきものについて記載していきます。
当日忘れてしまったり、資料の記載漏れなどがあっても面接が行われなくなってしまうことがあるので、しっかり確認しておきましょう。

有効なパスポート

まず、有効期限内のパスポートを持っていきます。
これは過去10年間に発行されたもので、実際にビザの申請許可が下りてから渡航し、帰国予定日までの期限が有効なものになります。
もし、有効期限が途中で切れてしまうのであれば事前にパスポートの更新をしておきましょう。

DS-160オンライン入力したビザ申請書確認ページ

ビザの申請を行う場合、事前にDS-160のオンライン申請が必要になります。
こちらの申請が完了していることが確認できる申請書の確認ページを印刷したものが必要になります。
申請が完了したら事前に印刷しておくようにしましょう!

証明写真(5cm×5cm)

過去6か月以内に撮影された、背景色白のカラー写真が1枚が必要です。
こちらの写真についてはメガネの着用は不可になりますので、裸眼で撮影したものを用意しておくようにしましょう。

面接予約完了ページ

面接の予約が完了したときに面接日時が記載されたページが表示されるのでそのページを印刷したものが必要です。
これは予約の確認時に必要になるので、予約が完了したらすぐに印刷をして保管しておくようにしましょう。

その他必要書類

その他、申し込みたいビザの種類によって必要な書類があります。
例えば、学生ビザの場合はSEVISの領収書や英文で書かれた残高証明書、もし過去に犯罪歴がある人の場合は、判決時の謄本や更生証明ができる追加書類などを英文で用意する必要があります。
自身がどのビザを取得したいのか、何が必要かは事前に大使館などに問い合わせを行い追加資料の準備も忘れないようにしましょう。

学生ビザの追加資料例

ここからは学生ビザを取得したいという方のために、追加の資料として持っていくべきものを紹介していきます。
英訳したものが必要だったりするので、事前にしっかり準備をしておくようにしましょう。

I-20(入学許可証)

学生ビザを取得したいという方は、留学先の学校の入学許可証であるI-20の提出が必要になります。
ご家族も一緒に行く場合のF-2やM-2ビザ取得を希望する場合も一人一人のI-20の発行が必要になりますので人数分のI-20をご用意するようにしてください。

SEVIS費用の支払い領収書

SEVIS(セビス)とはアメリカ留学をするにあたって必要となる管理システムのことです。
学生ビザを申請する人の生家や生年月日、住所や在学状況をが管理されており、I-20を発行する際にもこのSEVISの情報が必要になってきます。
こちらの支払いが完了している領収書や確認できる資料が必要になりますので準備するようにしてください。

残高証明書

学生ビザを希望する場合、米国に渡ってからある程度の生活費を現時点でもっているかどうかを確認するために現時点での残高の証明が必要になります。
これらを英訳したものが必要になりますので、英文残高証明書を金融機関より事前に発行してもらうようにしてください。

F-1,F-2ビザを申請の場合

F-1ビザを申請する場合は1年分の学費と生活費を所持していること、F-2ビザの場合は1年分の生活費を所持していることがわかるように残高証明書をご準備ください。

また、学費や生活費などの必要費用を本人ではなく、親やその他個人の人が負担する場合は
残高証明書の代わりに、費用負担証明書の発行と家族ということがわかる戸籍謄本や、個人の方が負担する場合はその方の所得税証明書なども追加で必要になります。

M-1,M-2ビザを申請する場合

M系のビザを申請希望の場合は、米国で滞在している期間すべての学費や生活費を所持していることをわかるようにするため、資金を負担する方の英文残高証明書が必要です。
F系ビザと同様に、家族やその他個人が費用を負担する場合はその関係性を示す資料や費用負担証明書の発行も必要になります。

戸籍謄本とその英訳

単独や独身で米国に渡る場合は必要ありませんが、F-2やM-2など家族も一緒にビザの申請をする場合などは一緒にビザを取得する人との関係を表すために戸籍謄本とそれを英訳したものをそれぞれ1部用意する必要があります。
もし、先に学生ビザで渡航している人がいてその後家族がF-2ビザなどを取得する場合はF-1ビザ取得者のI-20コピーやビザのシールのコピー、パスポートのコピーなどが必要になりますので米国から郵送してもらうようにしてください。

その他申請に有利となる資料

そのほか、同一のビザを申請する場合でも個人個人で必要な資料が違う場合があり、面接時に有利になる資料がある場合はその資料の英訳したものを準備しておきましょう。
博士号や修士号を取得している人は大使館の指定書式を使って作成した英文の履歴書などがあります。

面接時に持ち込み不可なもの

それではここからは持ち込みが不可なものや持っていかなくていいものについて記載していきます。
セキュリティチェックの時に引っかからないように十分注意しましょう。

必要のないものは基本NG

まず、大前提として面接に必要なもの以外は基本的にNGと覚えておくといいでしょう。
例えば飲食物の持ち込みなどもNGになります。
このくらい大丈夫だろうと思って手荷物検査の時に引っかかって面接が受けられなかったなんてことがないように、必要最低限の荷物にすることをおすすめします。

主なNGな持ち物一覧

米国大使館・米国領事館に持ち込みを禁止されているもの一覧
・電子機器(電子手帳・パソコン・iPad・USBメモリー・CD・オーディオ類など)
※スマホは1台までなら持ち込み可
・食品全般
・刃物(ハサミ・カッター等)
・タバコや葉巻
・発火物(ライターやマッチ等)
・25㎝×25㎝以上のバッグ

電子機器に関してはスマホ1台なら持ち込みが可能になっております。
複数の持ち込みはできませんが、普段自分が使っているものは持ち込めますのでそこはご安心ください。
また、上記にもあるように火の出るものや刃物といった危険物の持ち込みは特にチェックで引っかかることがありますので、煙草を吸われる方などは特に注意しておきましょう。

当日の注意点や面接について

では、実際に面接当日に気を付けておいたほうがいいことなどについて記載していきます。
持ち物だけでなく、当日どのようにして面接にむかえばいいのか覚えておきましょう。

資料はクリアファイルに入れておく

資料はまとめて受付に提出することになります。
事前に一つのクリアファイルあどに入れておき、当日言われたらすぐに出せるようにまとめておきましょう。
また、順番についても指摘されることがあります。
どのような順番にするかは準備している資料の数でも変わるので、事前に大使館などに確認してまとめておくようにしましょう。

面接では英会話が基本

面接で使われる会話は英語になります。
留学用のビザの場合はこれから勉強するということもあり、そこまでの英語力を求められることはありませんが、就労ビザなどの場合はコミュニケーションがちゃんと行えるのかなど英語力もみられますので、簡単な英語はできるようにしておきましょう。

服装はオフィスカジュアルな恰好で

スーツなどキッチリ決めた格好で面接を受ける必要はありませんが、Tシャツにジーンズなどあまりカジュアルすぎる服装も良い印象を与えるとは言えません。
そのため、服装に関してはオフィスカジュアル程度で清潔感のある服装を選ぶようにしましょう。
大事なのは面接官に良い印象を与えて、米国に渡っても危険なことをしない、ルールを守れる人だと思ってもらうことです。

まとめ

いかがだったでしょうか?
面接当日の持ち物について必要な物や逆に持ち込みが不可なもの、また面接当日の服装などについて記載してきました。
面接が問題なく終わればビザの発給はすぐなので、当日になって面接が受けることが出来なかったということがないようにしっかり準備して当日を迎えるようにしましょう。

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