各国のビザの番号はどこに記載されている?ビザ番号の確認方法について徹底解説

ビザにはビザ所持者の様々な情報が記載されています。しかし、どれが何を示してるかわからない方はいませんか?

この記事では、ビザに記載されている情報はどのような物があるのか、また、ビザ番号は何処に記載されているのか主要7カ国に分けて解説します。

ビザ番号とは

ビザ番号とは、発行されたビザに各々記載されている特定の番号のことです。ビザの発行が大使館・総領事館や現地の移民局などに承認されると、個人のパスポートの空白ページにビザを貼り付けられます。また、国によっては、ビザスタンプが押印されることもあります。

どちらも、ビザ保有者の名前や生年月日、性別、パスポート番号、発行地、ビザ番号、ビザの種類、発行日と有効期限、写真などといったビザに関する情報が記載されています。

ビザ番号は各個人によって別々の番号が付与されるため、個別のビザを特定する事ができる番号になります。

ビザ番号はどこにある?

ビザ番号は主に、パスポートに貼られたビザ、または押印されたビザスタンプに記載されています。

しかし、ビザ発行国によって異なるため何処に書いてあるのかを正確に把握する必要があります。また、同じ国のビザでもビザ形式が変わった影響で、発行された年代によって異なることがあります。

下記では、日本やアメリカ、中国、韓国、カナダ、オーストラリアのビザ番号がどこに記載されているかを見本と共に解説していきます。

アメリカビザ番号の確認方法

アメリカのビザ番号は「ビザフォイル番号」とも呼ばれ、ビザ書類の右下に記載されている赤い番号です。

アメリカのビザ番号は8桁の番号または、アルファベット1文字から始まり、その後7桁の数字が続くものの2種類があります。

アメリカのビザ番号の例
例① 12345678
例② A1234567

アメリカでは、ビザ番号は入国時に税関や入国審査で国境警備隊が入国許可を判断するために確認する番号です。ビザ所持者が過去に入国審査で問題を起こした履歴があるかどうかをチェックし、入国を許可するかどうかを判断します。

また、書類作成時に必要になる場合もありますので、必ず自分のビザ番号は何番なのかを発給時に確認しておきましょう。

また、アメリカでは移民ビザと非移民ビザのどちらを所持しているかによってビザ番号の有効な時間が変化します。

観光ビザ(B2ビザ)や学生ビザ(F1ビザ)などをはじめとする、非移民ビザに記載されているビザ番号は、ビザ失効日までの一時的なものです。

一方で、IR-1ビザやIR-2ビザなどの移民ビザのビザ番号は、永続的に有効です。

中国ビザの確認方法

(引用:visaforchina.org

中国のビザ番号はビザの右上に赤字で記載されています。中国のビザの番号は先頭にアルファベット一文字、その後7文字の数字が続く合計8文字で構成されています。

ビザには下記の見本でも確認できるように、ビザ所持者に関する情報が記載されています。

日本ビザ番号(査証番号)の確認方法

外国から日本に訪れる外国人は日本入国時に必ず、ビザを取得しなければなりません。

日本のビザ番号は、ビザの右上に黒字で記載されています。

アルファベット2文字から始まり、その後数字が7桁続きます。

韓国ビザの番号確認方法

韓国のビザ番号は発給後に取得することができる「ビザ発給確認書」の申請者の詳細の上部に記載されています。

また、パスポートに貼られたビザにも番号の記載があります。

韓国のビザ番号は、日本と同様にアルファベット2文字から始まり、その後数字が7文字続きます。

カナダビザの番号確認方法

カナダのビザには、ビザ番号はありません。しかし、カナダ移民局によってカナダに来る外国人全員に割り当てられる「UCI No.(Univesal Client Identification Number)」を代わりに利用する事ができます。

UCIはカナダビザの右上に記載がされています。

また、IRCCオンラインアカウントのマイページでも自分のUCIを確認することができます。オンラインアカウントでのUCI確認方法の流れは以下の通りです。

①IRCCの自分のアカウントにログイン。

その後、「View the application you submitted」から「Check full application status」をクリック

②Applicant informationに自分のUCI No.が記載されている。

また、IRCCに登録しておくことでインターネット上でいつでも自分のUCIを確認することが出来ます。必ず登録しておきましょう。

UCI No.は8桁または10桁の番号で構成されており、数字のみ記載されている場合がほとんどですが、場合によってはハイフンと一緒に表記されている事もあります。

UCI No.は、取得するビザの種類(ビジター・学生・就労)問わず、全ての外国人渡航者に付与されます。そのため、保険の申し込みなどでビザ番号を記載する際には「UCI No.」を記載しましょう。

オーストラリアビザの番号確認方法

オーストラリアのビザ番号は、パスポートに貼られているビザに記載されているほか、「ビザ発給通知レター」にも明記されています。

ビザ発給通知レターには「Visa Grant Number」として記載されていますが、ビザシールには「A Visa Evidence Number」として記載されています。名前は違いますが、内容は同じものです。

まとめ

以上、各国のビザの見本と共に、ビザ番号の確認の仕方について解説しました。ビザ番号は海外に渡航する前に海外保険に加入する際などに必要になります。しかし、ビザ番号が何処に書いてあるかわからないままでは、保険に加入することができません。また、書類作成手続きの際にビザ番号を記載する必要がある場合もありますので、ビザの見方についての疑問が解消しましたら幸いです。

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