ESTA申請の登録ができない?エラーが発生して支払いができない14の理由

ESTAはビザ免除プログラムの一環で、アメリカにビザなしで渡航するための電子渡航認証システムです。

もし、ESTA(エスタ)の申請が完了しないままアメリカに渡航した場合、「入国拒否」になったり、航空会社から飛空機への搭乗拒否されてしまう可能性があります。

そのため、アメリカへの渡航のためにESTAを電子申請しているにも関わらず、

「支払い画面まで進めない」

「申請手続きが完了できない」

という方のために、支払いができない場合の原因や対処方法について、9個の事例を挙げながら対処方法について解説していきます。

是非参考にしてください。

〉〉 この記事の目次

ESTA(エスタ)申請でエラーが発生した場合には、まず申請確認!

ESTA申請の際に、エラーが発生して渡航認証の登録ができていない場合には、まずESTA申請公式サイトから申請状況を確認しましょう。

申請の進捗確認には、

  • ESTA申請番号
  • パスポート番号
  • パスポートの有効期限
  • 生年月日
  • 国籍・市民権

以上の情報が必要になります。

下記にて、ESTA申請の確認方法について流れに沿って解説していきます。

①ESTA公式ウェブサイトにアクセスする。

ESTA公式ウェブサイトはこちらです。
この際に、画面右上の言語設定を「日本語」に変更しておきましょう。

②「既存の申請を続ける」または、「ESTAのステータス確認」をクリック。

ESTA申請のステータス確認を行うには、「既存の申請を続ける」または、「ESTAのステータス確認」をクリック。

③「申請の検索」を行う。

検索には、

  • パスポート番号(査証)
  • 生年月日

の入力が必須です。その後、

  • 申請番号または、市民権とパスポートの発行日・有効期限(失効日)の入力を行いましょう。

入力後、「申請の検索」をクリックすることで自分が申請したESTAの情報が表示されます。
申請画面を確認して、下記の画像のように「今すぐ支払い手続きを行い、申請を完了する」と表示されている場合には、クレジットカードやデビットカード、Paypalでの支払いが完了していません。

ESTAの申請料金の支払いが終わっていない場合の支払い画面

上記の方法を行っても、「エラーが発生し、申請したESTAが確認できない」または、「ESTA申請の支払いが行えない場合」の原因と対処方法について解説していきます。

ESTAの申請料が支払いできない・エラーが発生する14の原因と対処方法

ESTAの支払いができない場合に考えられる原因と、各対処方法について解説していきます。
なお、申請料の支払いが完了しなければ、手続きが先に進まないためご注意ください。

ESTA申請に関するエラーの原因①「現時点で支払い状況の確定ができません」というエラーが出ている場合

上記の方法でESTAのステータス確認をした際に「現時点で支払い状況の確定ができません。後ほど改めて支払い状況を確認して下さい。」と表示された際には、

  • ブラウザ(Google Chrome、Safariなど)を変更して再度確認する
  • 3時間〜24時間程度の時間を置く。

すると、申請料の支払いが可能になります。ただし、申請者情報の記入が完了した日から数えて7日以内に申請料の支払いを完了しなければ、申請情報が削除され、最初からやり直しになってしまいます。

この現象は申請中にブラウザを切ってしまったり、戻るボタンを押してしまったり、インターネット接続が遮断されてしまうことが原因となって発生します。
特にスマホからブラウザで申請を行う方に起こる傾向にあります。スマホから申請の際には、ESTAアプリからの申請を推奨します。

ESTA申請に関するエラーの原因②ESTA申請の支払いに対応していないクレジット・デビットカード

ESTAの申請を支払うことのできるクレジット(デビット)カードは4種類のみです。

  • VISA
  • mastercard
  • JCB
  • American Express

上記以外のカードは申請料の支払いには利用できません。

もし上記以外のカードをご利用の方は、新しくカードを申請するなどして対応しましょう。

ESTA申請に関する登録エラーの原因③有効期限切れのカードを利用している

ESTA申請の際に、クレジットカードの有効期限が切れているとエラーが発生します。
クレジットカードの有効期限はオモテ面と裏面両方に記載されています。

クレジットカードを普段あまり利用しない方は、有効期限が切れていることに気づかずにESTAの申請料金を支払おうとしている可能性があります。期限切れのクレジットカードやデビットカードは支払いの際にエラーが発生するため、使用することができません。

意外と見落としやすいところになりますので、お持ちのカードが有効期限内であるかを確認しましょう。

クレジットカードの期限は、カードのオモテ面に記載されています。

例えば、「07/23」であれば「2023年7月」いっぱいで有効期限になります。

通常、クレジットカードの有効期限が迫ると、新しいクレジットカードが自宅に郵送されてきます。入れ替えを怠っていると、このような事態になりかねません。

そのため、新しいクレジットカードが届いたら実際に使って、問題なく使えることが確認できたら古いカードと入れ替えましょう。

古いカードの処分方法として、ハサミやカッターなどで細かくなるまで切るなどしましょう。カード情報の悪用やカード情報の不正利用などの犯罪に巻き込まれる可能性が低くなります。

ESTA申請に関する登録エラーの原因④支払いの遅延や利用限度額の制限で利用が一時停止されている

支払いの際に、カード会社から請求された金額が口座の残高不足で支払いできなかった場合には、一時的にクレジットカードの利用が停止になります。

また、クレジットカードの利用限度額に達してしまうと、その月はクレジットカードを利用できなくなってしまいます。

そのため、クレジットカード利用停止中に、ESTAの申請料金の支払いを行おうとしてもエラーが発生してしまい、支払いすることができません。

もし、クレジットカードの利用履歴を確認して、利用店名と利用日、利用金額に身に覚えがない場合には、まず、決済代行会社に連絡を行いましょう。

残高不足の場合には、対処方法としてカード会社からの請求額を指定の口座に振り込んだり、再度引き落とし口座に請求金額を入金を行うことで再度利用する事ができるようになります。カード会社が入金を確認してから、翌営業日にはカードの利用が再開します。

クレカの利用が再開されたのを確認してから、ESTAの申請料金の支払いを行いましょう。

ESTA申請に関する登録エラーの原因⑤全角で入力している

クレジットカード番号やデビットカード番号、有効期限、カードウラ面に記載されているセキュリティコード(CVV)はハイフンなどを入力せず、半角数字のみで入力を行う必要があります。

  • 誤った入力方法
    4321567890123456
  • 正しい入力方法

4321567890123456

ESTA申請に関する登録エラーの原因⑥クレジットカードの有効期限の月/年の順が逆になっている

ESTA申請でクレジットカードの情報を入力する際、有効期限の順序が逆になっているケースがよくあります。日本でおなじみの「年/月」ではなく、「月/年」が正しい入力方法ですので、ご注意ください。

  • 2032年12月の場合 12/2032

ESTA申請に関する登録エラーの原因⑦申請情報と異なる入力を行っている

申請確認を行った際に、エラーが発生し登録したESTAの情報が確認できない場合、ESTA申請フォームに間違った情報を入力してしまっている可能性があります。

対処方法としては、再度ESTAの申請を行いましょう。

ESTAの再申請は新規申請と全く同じ方法です。

しかし、不安が残るようでしたら、下記の記事を参考にしながらESTA申請を行いましょう。

ESTA申請時の必要書類や必要な情報とは?申請手順とともに解説!

また、申請確認の際に必要になる情報は間違えて入力してしまうと申請確認自体ができなくなってしまうので、気を付けて入力しましょう。

申請の際に特に気を付けて入力すべき項目は以下の通りです。

①生年月日

生年月日はESTAの申請状況の確認する際に、入力する必要があります。

登録した情報の確認の際に最も重要になる項目ですので間違えて入力していないかしっかり確認しましょう。

②パスポート番号の間違いや桁不足

申請情報の検索・確認にはパスポート番号が必須です。日本のパスポートの番号はアルファベットと数字を組み合わせた9桁で構成されています。

文字や数字の抜けがないか、余分に多く入力していないか、間違って入力していないかしっかり確認しましょう。

また、数字の「1」とアルファベットの「I」や数字の「0」とアルファベットの「O」などは誤読が起きやすいです。

パスポートに記載されている番号はどの文字なのかよく確認しましょう。

③申請番号の入力ミス

ESTAの申請番号は、数字とアルファベットの組み合わせで16桁です。パスポート番号のように見間違えやすい文字に注意して入力しましょう。

申請番号は公式サイトを利用して申請状況の確認を行う際に必要になる情報ですので、申請番号はしっかり保存することを推奨します。

また、申請番号は、最後にESTA申請を行ったものが有効になり、実際にアメリカ入国する際に必要になります。

申請確認の際には、ESTA申請番号がわからなくても、パスポート番号・パスポートの有効期限・生年月日・国籍を入力することで確認することができます。

姓や名前は必要ありません。

申請番号は、ESTA申請後に表示されます。申請時には入力する項目はありませんのでご注意ください。

※ESTA申請番号は完全にランダムであり、申請者の属性(男性・女性、年齢、国籍など)を示すものではありません

ESTA申請に関する登録エラーの原因⑧システムによるエラーやメンテナンス期間

ESTAのシステムは日々世界中からの申請の処理を行っています。キャパシティがオーバーし、システムにエラーが起きて手続きができなくなる事が稀にあります。

その場合には、ESTAのシステムの管理を行っているアメリカの組織「CBP(米国関税・国境警備局)」がメンテナンスを行うため、一時的にESTA申請が停止してしまいます。

また、個人情報を管理しているため、セキュリティチェックを行ったり、不具合はないかを確認するため定期的にメンテナンスを行っています。

過去のデータから分析すると、ESTAのシステムのメンテナンスは日曜日に行われるケースが多いです。また、所要時間はおおむね4〜5時間ほどです。

メンテナンスが終わるまではESTA申請だけでなく、サイトの利用ができませんので少し時間を置いてからもう一度お試しください。

ESTA申請に関する登録エラーの原因⑨申請結果がまだ反映されていない

ESTAは申請してから最長72時間経過してから結果が通知されます。そのため、申請日から3日以上期間を開けなければ、申請結果が正常に反映されていない場合があります。

そのため、申請を提出してから72時間、3日間以上経過してから、再度確認を行ってみましょう。

ESTA申請に関する登録エラーの原因⑩申請したESTAが有効期限切れ・失効済み

上記のESTA申請の確認方法を行った際に、「失効済み」や「有効期限が切れています」と表示されている場合、以下の原因が考えられます。

①以前取得したESTAの有効期限が切れてしまった。

ESTAの有効期限は渡航認証許可が承認された日から2年間です。2年以上前にESTAを取得した方は、再度ESTAの新規申請を行いましょう。

②ESTAを新しく新規申請してしまい、渡航認証申請が上書きされてしまった。

ESTAの申請を確認する際に、なにも調べずに新規申請から手続きを進めてしまい、自分で有効なESTAを失効させてしまう事例が多くあります。

もし、有効なESTAを上書きしてしまった場合どんな手続きを行っても、元の申請を復元することはできません。

この場合の対処方法は、もう一度ESTAを再申請し、新規でESTAを登録しなおすしかありません。

新たにESTA申請をしなおす際には、パスポートや個人情報を確認し、ゆっくり入力しましょう。

ESTAの有効期限に関する、より詳しい情報は下記の記事に記載されています。参考にして下さい。

【公式サイト】ESTAの有効期限の確認方法と再申請について

ESTA申請に関する登録エラーの原因⑪ESTA公式アプリでの不具合について

2023年6月12日にESTAの申請がスマホで行えるアプリがリリースされました。

スマホでESTA申請が可能になったことで、より手軽に申請を行うことができます。

しかし、アプリでの申請では支払いができないという不具合が発生しています。

具体的には、ESTAの公式アプリで申請しようとしても、

「後ほど改めてお支払いしてください」

と表示されるだけで、支払い画面が表示されないという症状です。

上記の事例だけでなく、ESTA申請公式アプリを利用して、支払いができない・進行できないといった不具合に遭遇した方は、パソコンのWebサイトでESTA申請を行ってみましょう。

また、スマホでウェブサイト申請を行う際に、ブラウザをGoogle Chromeなどに変更することで申請がうまく行くケースも確認しております。

もし、アプリでうまく申請できない方は、「パソコンから申請」もしくは「ブラウザを変更する」と対処することができます。

ESTAアプリについてより詳しい情報が知りたい方は、下記のリンク先記事を参考にしてください。

ESTA公式モバイルアプリを利用したスマホでの申請方法について

ESTA申請に関する登録エラーの原因⑫パスポートの写真ページをアップロードしていない

ESTA申請の際には最初にパスポートの顔写真ページのアップロードを行わなければなりません。

パスポートのアップロードを行っていない場合は、下記のようにエラーが発生して申請完了まで進むことができませんので注意しましょう。

ESTA申請の際に、パスポートの顔写真ページのアップロードを行っていないと出るエラー画面

ESTA申請に関する登録エラーの原因⑬「errors.Servise Erroers(サービスエラー)」と表示された場合

ESTAの申請の際に、「errors.Servise Erroers(サービスエラー)」と表示された場合は、利用しているインターネットのセキュリティ設定が強すぎる可能性があります。この場合には以下の方法で解決できます。

  • 「Cookie」へのアクセスを全て許可する。
  • 「Java Script」が有効になっている。
  • インターネットのセキュリティ設定を確認し、ESTA Webサイトへのアクセスがブロックされていないか確認する。
  • 30分〜1時間ほど時間を空けて再度試す。
  • 別のブラウザやコンピューターからESTA申請を試みる。

ESTA申請に関する登録エラーの原因⑭「形状誤差」と表示される場合

ESTA申請の情報を入力中に「形状誤差」と表示される場合は、情報が間違って入力されている事を表しています。

例として、

  • 英語で入力するべき部分を漢字やひらがななどの日本語で入力してしまっている。
  • 電話番号の一桁目の「0」を入力してしまっている。

などです。

エラーの部分が赤くなっていますので、スクロールしてページ全体を確認し、訂正しましょう。

自分で申請する事が不安な方はESTA申請代行サービスを利用しましょう

自分でESTAを申請するのが不安な方や、うまく申請できない方にはESTA申請代行サービスを利用する事をお勧めします。

申請代行サービスは、ESTA申請料に事務手数料をプラスして支払うことで専門的な知識を持ったスタッフが自分の代わりにESTA申請を代行するサービスです。

ESTA申請代行のメリットとして、入力ミスによる申請拒否が限りなくゼロになります。

また、申請からESTA発給まで代わりに手続きを行うので、申請が間に合わなくなる心配もなくなります。

当サイトでも、ESTAの申請代行サービスを行っていますので、ご興味のある方は、下記のリンクから申請ページをお確かめください。

ESTA Application center申請Webページ

まとめ

ESTA申請の入力ができたのに、支払いがうまくいかなかった方に向けて、原因と対処方法をご紹介しました。

確認すべき点として、

  • 使用しているクレジットカード・デビットカードのカード会社の確認
  • クレジットカードは有効か
  • 各情報の入力ミスはないか
  • ESTAのシステムがメンテナンス中ではないか
  • 申請がうまくいかない場合は、公式ウェブサイトを利用した、ブラウザの変更を行う

上記5点を確認し、ESTA申請のエラーなどのトラブルに対処していきましょう。

また、上記のような不具合に合う可能性がありますので、ESTA申請はなるべく早めに行いましょう。

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