ハワイ旅行の注意点!知っておくべきルール・マナーを徹底解説

日本人に人気の旅行先であるハワイ。日本人観光客が多いことからつい気が緩んでしまいがちです。しかし、ハワイでは観光客を狙う犯罪が多く発生しています。

安全にハワイを楽しむためにも、治安の悪い地域を確認しておきましょう。

また、日本とは異なるマナーやルールもあります。知らないうちに違反していて罰金がとられてしまうということを防ぐ為にも事前に知っておきましょう。

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ハワイは安全?被害データを確認

凶悪犯罪件数の比較で見るハワイの治安

アメリカ全体とハワイの人口10万人当たりの凶悪犯罪発生件数の比較
Federal Bureau of Investigation Crime Data Explorerのデータをもとに作成

上記は、アメリカ全体とハワイ州の人口10万人当たりの凶悪犯罪発生件数の比較をしたグラフです。

コロナ禍以降、ハワイの治安が悪くなったと耳にすることが多くなりましたが、上記グラフのようにアメリカ国内では治安は良い方ということができます。

世界的に見ても、ハワイの凶悪犯罪の件数は多い方ではないですが、日本人にとっては「日本と同じ感覚で過ごすのは危険」なため、ハワイ滞在中は注意して過ごす必要があります。

窃盗件数の比較

アメリカ全体とハワイの人口10万人当たりの窃盗発生件数の比較
Federal Bureau of Investigation Crime Data Explorerのデータをもとに作成

ハワイは凶悪犯罪が少ない一方で、窃盗が非常に多い州として有名です。上記グラフをご覧いただくとわかるように、人口10万人当たりでの窃盗の件数はアメリカ全体の窃盗件数絵を大きく上回っています。

ハワイ旅行ではつい開放的な気分になりがちですが、自分の持ち物は管理を徹底し、被害に遭うことが内容にしましょう。

ハワイで巻き込まれやすい犯罪事例

2024年2月現在、外務省の「海外安全ホームページ」によると、危険情報は掲載されていないため、治安の悪さについては心配することはありません。

しかし、ハワイで巻き込まれる傾向にある犯罪についてはしっかり把握しておき、どのような対策を立てるべきか考えておくことが重要です。

スリ、置き引き、窃盗

上記でもお伝えしたように、ハワイでは観光客を狙った犯罪が頻発しています。

ハワイでは近年、窃盗犯が集団化しています。仲間が注意をひきつけ、実行犯がスリを行うという手口が多いです。話しかけられたとしてもむやみに返事をせず、一言挨拶をして通り過ぎましょう。

また、ビーチや飲食店等人の多いところでポケットから財布が見えていたり、荷物を放置していると盗難の被害に遭う確率が高まります。

貴重品はホテルの金庫等に入れておきましょう。

車上荒らし・車上狙い

ハワイで増加傾向にあるのが車上荒らしです。

2021年には年間で4000件以上の被害が確認されており、ハワイ州内で発生する犯罪の中で最も多くの割合を占めています。特にひどいケースでは、車ごと盗まれてしまうケースもあります。

旅行目的の日本人にとっては縁遠い話に思えるかもしれませんが、レンタカーを借りて観光する方が増えているため、注意喚起の意味を込めて記載しました。

車から降りる際には貴重品を置きっぱなしにせず、荷物は肌身離さず持ち歩きましょう。

また、短時間でも車を駐車する際には人通りの多い場所や、セキュリティ設備が整っているところに駐車する意識を持つことが重要です。

盗難に合った場合は、海外保険の適用内ですが、置き引きや紛失などは本人過失になりますので、保証してもらえません。荷物の管理には十分注意しましょう。

寄付金詐欺

ハワイで発生している詐欺で最も多いのが「寄付金詐欺」です。

よくある例として、「ハワイのボランティア活動へ署名を集めている」等と声をかけられ、署名すると、寄付金を支払う必要があると言われ、お金が巻き上げられる手口です。

基本的に街中で寄付金を集めていますと声掛けすることはまずないため、「No.」と言って通り過ぎましょう。

傷害事件、性的暴行

ハワイの凶悪犯罪で最も多いのが、性的暴行・傷害事件です。

2021年のデータでは1万件以上の事例を確認することができます。その多くは治安の悪い地域や人気のないところで発生しています。そのため、1人で行動したり夜間に出歩くことは極力避け、安全第一で行動しましょう。

女性は特に注意が必要ですが、近年は男性も被害に合っている方が多くなっています。

性別関係なく、傷害・暴行の被害に合わないように注意しましょう。

治安が悪いハワイの要注意エリア・地区

ダウンタウン

ハワイのダウンタウン

ダウンタウンはオフィス街のため、日中は会社員やビジネスマンが多く賑わいを見せていますが、休日や夜間はほとんど人が歩いておらず、閑散としています。人通りが少ない通りでは、ホームレスが物乞いをしている様子も見られ、観光客が足を運ぶべき場所ではありません。

チャイナタウン

ハワイのチャイナタウン

ダウンタウンの西側のエリアであるチャイナタウンは食料品やお土産が安く売られており、観光客に人気のあるスポットです。

近年、州政府が町内清掃や古い建物の改築工事をおこなうなど治安対策を行ってきたおかげで安定してきましたが、人の少ない通りや川沿いのエリアは昼間でも近づかない方が良いでしょう。

また、日没後はチャイナタウンを含むダウンタウン全体の雰囲気がガラリと変わります。

発砲事件や暴行事件が発生する地域のため、なるべく近づく事は避けましょう。

ホテルが密集しているホノルルまで近いため、もしホテルまでの帰り道で通らなければならない場合は無理をせずタクシーを使うことも検討しましょう。

カカアコエリア

ハワイのカカアコ

2011年から始まったストリートアートや音楽等のカルチャーイベント「POW!WOW!HAWAII」がきっかけとなり、観光地として地位を築き上げてきたカカアコエリア。

2023年にもウォールアートが塗り替えられ、世界中から注目を集めています。

しかし、元々は倉庫街として利用されており、今もその名残があります。そのため、日本と同じ感覚で観光をしているとひったくりやスリの被害に遭う可能性があります。

特に注意すべきなのが、23時以降のカカアコです。

カカアコエリアにあるショップの多くは23時に閉まってしまいます。お店が閉店したあとは薄暗く、人通りも少ないため絶対に出歩かないようにしましょう。

目安として、21時ごろにホテルに戻れるようにスケジュールを調整し、人通りの多いところを通るように意識しましょう。

ワイキキ周辺

ハワイのワイキキ周辺

世界中からの観光客で賑わいを見せるワイキキ周辺はハワイでも屈指の治安の良い場所として多くの方に愛されていましたが、コロナ禍が空けてから日本人観光客を狙った事件が多発している地域になっています。

新型コロナ対策のための水際対策によって経済的に大打撃を受けてしまったハワイでは治安の共に悪くなってしまいました。

ワイキキでは窃盗被害件数が多いのが特徴のため、貴重品をはじめとした持ち物をしっかりと管理したり、複数名で出歩くようにするなど、基本的な防犯意識が重要になります。

アラワイ運河沿い

ハワイのアラワイ運河

アラワイ運河はワイキキを囲むように流れている水路です。ワイキキ北部の境界線としても機能しており、日中はランニングや散歩をしている人で賑わっています。

ところが、深夜になるとひったくりや暴行、刃物・銃器を使った殺人事件などが多く発生している地域です。

ホテルが密集しているエリア内のため、日本人が狙われやすい地域でもあります。

場所によっては昼間でも薄暗い場所がありますので、ひとりでは近づかないようにしましょう。

カリヒ

ハワイのカリヒ

日本ではしばしばハワイアンB級グルメの聖地として紹介されるカリヒですが、殺傷事件や銃撃事件、通り魔などの傷害事件が多数発生しています。また、薬物の売買や流通も行われており、非常に治安が悪い地域です。

元々低所得者向けの住宅や古い住居が並ぶ地域であり、B級グルメを求めてきた観光客が被害に合いやすい地域です。

もし気になるお店がある場合は、ガイドを雇い案内してもらうかタクシーや自動車を使ってすぐに離れるようにしましょう。

カラカウアのクヒオ通り

カラカウアのクヒオ通り

カラカウアのクヒオ通りは、以前までは空き地や小さな公園が多く治安の悪い場所でした。現在は大型商業施設のインターナショナルマーケットプレイスをはじめ、レストランやホテルが新設され、観光客も足を運びやすい印象になりました。

しかし、アラワイ運河へ抜ける路地やカパフル通り側、アラモアナ通り側周辺の路地にはホームレスや薬物中毒者などがいるため、ワイキキで最も注意すべき地域です。

特に2022年末の武装した男のホテル立てこもり事件が印象的です。また、バス停で待っていた21歳の男性が5人に集団で暴行を受けるなど現在もなお危険な事件が頻発しています。

オアフ島西海岸(ワイアナエ・マカハ等)

オアフ西海岸にある「ワイアナエ・マカハ・エヴァビーチ・マイリ」は治安の悪い地域として現地住民にも警戒されているため、観光客は近づかないようにしましょう。

1平方メートル当たりの犯罪発生件数はアメリカ全土平均と比べても大きく上回っており、2023年には銃撃戦等の傷害・暴行事件が相次いでいます。

ビーチで遊んでいた日本人カップルが荷物をいつの間にかとられている事件など観光客を狙った窃盗事件も多いため、昼夜問わず近づかないようにしましょう。

ワイアナエ地区の犯罪率:Neighborhood Scout Security Gauge

犯罪に巻き込まれる可能性の高い場所

ホテル

ホテルのイメージ画像

海外旅行に行き慣れていない方は、ホテルは安全な場所と思い、つい気が緩みがちです。しかし、安全なエリアにあるホテルでも格安ホテルやセキュリティ設備が十分ではないホテルでは、空き巣被害に遭う可能性があります。

部屋の鍵をかけることはもちろん、チェーンロックの徹底、セーフティボックスの活用など持ち物はしっかり管理しましょう。

また、ホテルを予約する際に口コミを確認することを忘れずにしましょう。

クラブ

クラブのイメージ画像

ハワイのクラブでは、ぼったくりやスリの被害が多く確認されています。日本人を狙って法外な価格でお酒を販売したり、お酒を多く飲ませて記憶をあいまいにして金品を奪う等様々な手口があります。

安全面が心配な方はホテル内にあるクラブや観光客向けのクラブなどを利用しましょう。

タクシー

タクシーのイメージ画像

タクシー運転手と身分を偽って、観光客を狙い法外な価格で料金を請求する手口が頻発します。タクシーに乗車したら、まず運転手の免許証と運転手の顔が一致しているか確かめ、メーターが正常に動いているかを確認しましょう。

また、ハワイではタクシーを利用する際には事前にタクシー会社に連絡し、送迎を依頼する必要があります。また、タクシー乗り場でしか乗車することができないため注意が必要です。

乗車後は運転手に料金の15%のチップを支払うことも忘れないようにしましょう。

エレベーター

エレベーターのイメージ画像

エレベーターの中は密室状態になるため、強盗に遭っても助けを呼べない事が多いです。有名なホテルや大型ショッピングセンターでも狙われる可能性がありますのでエレベーター内ではひったくりを警戒しましょう。

なるべく多人数でエレベーターに乗ることを意識し、怪しい人が同乗してきた場合は次の階で降りるなど安全を意識することが重要です。

駐車場

駐車場のイメージ画像

先述したように、ハワイは車上荒らしの被害件数が非常に多いです。カバンはもちろん、スマートフォンやカメラ等も狙われやすいものです。短時間でも駐車する場合は必ず貴重品を持っていきましょう。

また、基本的に車は人通りの多い場所に駐車するようにしましょう。

公衆トイレ

公衆トイレのイメージ画像

誰もが利用できる公園やビーチのトイレではホームレスやドラッグ常習犯が潜んでいることがあります。

また、暴行事件や傷害事件などが頻発する場所でもあります。日本での公衆トイレと同じ間隔で利用する事は避け、ホテルやレストラン、カフェのトイレ利用するようにしましょう。

自分の身を守る!ハワイで事件に巻き込まれないための対策

治安が悪いエリアには極力行かない

先述した治安の悪いエリアでは、犯罪に巻き込まれやすいためなるべく避けて行動するようにしましょう。

どうしても避けることができない場合には、複数人で行動したり人通りが多いところを移動するように意識し、近道だからと言って路地を通ることは絶対にやめましょう。

また、ハワイでは銃の携帯が許可されています。いくら治安のよい場所といっても日本と同じような感覚で歩くのは危険です。

現金を必要以上に多く持たない

ハワイではスリやひったくり、置き引きが頻発します。そのため、必要以上に現金を持ち歩くと被害額が大きくなってしまいます。

ハワイではクレジットカードでの支払いが主流になっており、クレカ対応していないお店は非常に珍しいです。

万が一盗まれてしまってもカード会社に連絡することで電話一本で利用停止処理をしてもらうことができます。窃盗犯に使用されてしまっても、返金対応をしてもらうこともできるため、現金よりも防犯面で優れています。

貴重品は肌身離さず持っておく

日本ではレストランやカフェの席を取るために椅子や机の上に鞄を置いて席を離れる光景がよく見られます。しかしハワイをはじめ、海外の多くの国ではこの行動はNGです。

ハワイ(を含め外国)では持ち物をおいて席を離れたら、「どうぞ盗んでください」と言っているようなものです。そのため、注文が終わってから席を取ることを意識して利用しましょう。

気さくに話しかけてくる人に応じない

不慣れな日本語で話しかけてくる外国人の多くは日本人を狙った詐欺師です。

寄付金詐欺やぼったくりなどであることがほとんどですので、絶対に応じないようにしましょう。

そもそもハワイで外国人が日本語で話しかけてくることが不自然だと考え、毅然とした態度を取ることが重要です。

ビーチや公園の公衆トイレは利用しない

ハワイのほとんどの公園や一部のビーチには公衆トイレが設置されていますが、日本のように清潔かつ安全に利用できるわけではありません。

公衆トイレで暴行被害にあった事例もありますので、いつだれが被害に遭ってもおかしくないという意識を持ちましょう。

派手な身なりを避け、まわりに馴染む服装を心がける

せっかくのハワイ旅行で、おしゃれな格好をして観光したいという方も多いと思いますが、観光客を狙う犯罪者にとっては格好の的です。きらびやかな恰好をすることは避け、出来るだけ現地に馴染んだ服装を心がけましょう。

ハワイ旅行に適した服装については「ハワイ旅行の際に身に付ける服装のポイントを徹底解説」をご覧ください。

夜・早朝のひとり歩きは避ける

ホノルルやアラモアナなどのホテルが密集している場所や観光客が多くなっている場所でも、夜間は非常に危険です。観光客は21時以降に外出することは避け、宿泊施設に戻りましょう。

特にワイキキ周辺は路上生活者や薬物中毒者が路地裏や公衆トイレなどに潜んでいる可能性があるため注意しましょう。

子連れの場合、子どもから目を離さない

ハワイを含めたアメリカの法律では、12歳以下の子供は13歳以上の保護者と行動を共にすることが義務付けられています。

もし保護者無しで子供が危険にさらされた場合は、保護者の監督不行き届きとなり罰則が課されてしまいます。子供をトイレに行かせるときも親がついていく必要があります。

子供連れでハワイ旅行する方は、日本にいるときと同じような感覚で部屋に一人で留守番させるのがありがちな事例ですので、注意しましょう。

肌の露出はなるべく抑える格好をする

亜熱帯地域にあるハワイは常夏のため、年中を通して暖かい気候です。そのため、開放的な気分になり、つい露出の多い服装でおしゃれをしがちになります。

しかし、ハワイでは余りに露出の多い恰好をすると売春婦と間違えられ、風紀を乱すとして拘留されてしまう可能性があります。

派手過ぎない服装を心がけ、トラブルに巻き込まれ内容にしましょう。

ハワイ旅行事前準備の注意点

海外旅行保険に加入する

ハワイだけでなく、海外渡航する際には必ず海外旅行保険に加入しましょう。

旅行先での病気・怪我、盗難などの予期せぬトラブルに対して経済的な援助を期待することができるため、お金の心配を減らすことができます。

また、日本語でのサポートを受けることができるため、パニックになっても安心してトラブルに対処することが可能です。

クレジットカードの契約に海外旅行保険が付帯していることもあるため、渡航前に所持しているクレカに海外旅行保険は付帯しているか、付帯しているなら保険内容がどのようなものか確認しておきましょう。

レンタルWi-Fi・海外対応SIMを準備してハワイでも何処でもインターネットを利用できるようにする

ハワイでは空港やカフェ、レストラン等無料でWi-Fiを利用できる場所が多くあります。しかし、事故や事件に巻き込まれたときに日本と同じようにインターネットを使えないと警察に通報するのが遅れたり、救急の連絡を行うのが遅くなり命に関わることになってしまう可能性もあります。

そのため、ポケットWi-Fiをレンタルしたり、ハワイ対応のSIMを購入することは非常に重要です。

ハワイ旅行中に事件に巻き込まれたときの対処法

ハワイに渡航する際にいくら対策をしても、運が悪いと事件に巻き込まれてしまう可能性は0ではありません。

万が一、事件に巻き込まれてしまった時に備えて事前に対策を把握しておきましょう。

緊急電話番号を把握しておく

ハワイの緊急連絡先は「911」です。ひとつの番号で警察と消防・救急につながります。

日本語で対応してもらいたいときは「Japanese Operator, Please.」と伝えることで日本語話者のオペレーターに対応してもらうことができます。ただし、常駐している可能性は低いため、英語話者のオペレーターしかいない場合は下記のサンプルを参考にして伝えましょう。

ハワイで事件・事故に巻き込まれた際に利用できるフレーズ
Ambulance please! 救急車を呼んでください
There has been an accident. 事故が起こりました。
Some people are injured. けが人がいます。
Call 911 911番してください

警察を頼る

ハワイの一部の交番は、日本と同様に警察が24時間常駐している箇所があります。

例として、ワイキキビーチのカラカウア通り沿い、ハイアットリージェンシーの正面付近に交番があります。

もし、近くに交番がない場合は、「911」に電話をかけ警察に事情を説明しましょう。

日本と異なるハワイで守るべきマナー・ルール

公共の場では飲酒禁止

ハワイでは街中やビーチ、公園などの公共の場でお酒を飲むことが禁止されています。また、飲みながら歩くことも違法のため警察に罰金を支払うことになります。

綺麗な景色を見ながらお酒を飲みたくなってしまう気持ちは理解できますが、ハワイでは絶対にしないようにしましょう。

お酒を飲みたくなったらレストランやバーに行きましょう。

ハッピーアワーで安くお酒を飲むことが出来ます。

タバコ喫煙は喫煙所のみ

ハワイではほとんどの場所で喫煙が禁止されています。

レストランやホテルなどの屋内施設ではもちろん、公園やビーチ等の屋外の公共施設でも喫煙することは許されません。

灰皿が設置された喫煙所でのみタバコは吸うことができます。場所がわからない場合はホテルスタッフや近くの現地住民に訊ねてみましょう。

英語が苦手な方はJT(日本たばこ産業)が作成している喫煙所マップを利用してしてみましょう。

喫煙所のある場所はどこですか?
Where is the smoking area?

日本とは異なる交通ルールに注意

車は赤信号でも右折のみ可能

日本では左側通行のため、赤信号で左折することはできません。しかし、ハワイでは右側通行で、信号が赤でも右折することが出来ます。一番右の車線で一旦停止し、歩行者が来ていないか安全確認をしてから右折しましょう。

ただし、下記のような「NO RIGHT TURN ON RED(赤信号は右折不可)」という標識がある場合は赤信号での右折が禁止です。

<赤信号での右折禁止の標識>

NO RIGHT TURN ON RED

横断歩道以外の場所を渡らない

ハワイでは横断歩道以外の車道を渡る行為を「J Walk(ジェイウォーク)」といい、130ドルの罰金を取られてしまいます。

特にワイキキでは警察官が目を光らせており、軽い気持ちで車道を渡ってしまい、罰金を支払う事になる日本人観光客が多いです。

遠回りになってしまってもしっかり横断歩道を渡るようにしましょう。

道路横断中に歩きスマホ禁止

道路を横断している最中にスマホの画面を見ていると15ドル以上100ドル未満の罰金が科せられる。それに準じて、ゲームやパソコンの画面を見ながらの横断も禁止です。

信号点滅時は横断禁止

青信号の終わりが近づくと赤信号の点滅が始まるのは日本もハワイも同じです。しかし、点滅している時には道路を横断することができません。

罰金130ドルが科せられてしまいますので、次に信号が青くなる尾を待ちましょう。

ゆとりをもって行動することが重要です。

自転車の歩道走行

ハワイで自転車移動する際には、歩道を走ってはいけません。自動車を同じレーン若しくは自転車専用レーンを走行しましょう。

もし歩道を自転車で走った場合は上記と同様に罰金が科せられてしまいます。

ウミガメなどの野生の生物に触れてはいけない

ハワイのビーチではウミガメがよく見られます。しかし、野生生物に触れるのは条例違反になってしまいます。

半径2メートル以内に近づくこと、えさを与えることも禁止されていますので、もし動物を見かけても遠くから優しく見守りましょう。

洗濯物を外に干してはいけない

ハワイでは景観を守るためにベランダなどの屋外で洗濯ものを干すことは禁止されています。

滞在先のホテルや民泊等で洋服を乾かすときはコインランドリーの乾燥器を利用するようにしましょう。

ホテルには乾燥器が設置されていることが多いためまずはスタッフに問い合わせて見る事をオススメします。

ゴミのポイ捨て禁止

ハワイではゴミのポイ捨てが禁止されています。日本でもポイ捨ては禁止されていますが、ハワイでは罰金が科せられるため非常に重い罰となっています。

また、ゴミ拾いのボランティアに参加する義務が発生するため、旅行の予定が台無しになってしまいます。

適切な額のチップを渡す

日本にはなじみがありせんが、ハワイをはじめとしたアメリカではチップ文化があります。アメリカではサービス業の賃金が低い傾向にあるため、サービス料としてチップを渡すことが文化として根付いています。

チップを渡さないと、サービスが悪かったという意思表示になってしまい、マナー違反になってしまいますので、気持ちよくお会計時にチップを渡しましょう。

チップとして支払う金額は目安として15%~20%です。

また観光客用のレストランではチップ込みの料金になっている場合もありますので、店員に必ず確認しましょう。会計後に貰えるレシートにも記載があります。

くしゃみをする時は「Excuse me(失礼)」と言う

ハワイでは、くしゃみをしたときは「Excuse me(失礼)」というのがマナーです。くしゃみは周りに迷惑をかける行為であるという共通認識があるため、謝るという意思表示が必要になります。

また、くしゃみをされた場合は「Bless you(お大事に)」と返すのが基本です。

くしゃみをした際に「Bless you」と言われたら「Thank you」と言って感謝の気持ちを示しましょう。

表示価格は税抜き価格

ハワイのスーパーやお土産ショップなどで表示されている価格はすべて税抜き表示です。

会計時に焦らないように、金額を聞いてからしっかり正しい金額を支払いましょう。

まとめ

以上、ハワイの治安についてと日本とは異なるルールやマナーなどの旅行中の注意点について解説しました。

治安に関しては、危険な場所に近づかず安全第一で行動することが重要です。

また、日本とは異なるルールやマナーを知っておくことで現地住民の気分を害さないように行動することができるため、不要なトラブルに巻き込まれるリスクを減らすことができます。

この記事を読んでハワイ旅行時の注意点やルール・マナーを覚え、ハワイでのバカンスを満喫しましょう。

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