マサチューセッツ州 新型コロナの変異株の患者増加

マサチューセッツ州(WWLP)-COVID-19のパンデミックが始まって4年になるが、新しい変異株が出現し続けている。人によっては、終わりがないように見えるかもしれない。私たちは最新の新型コロナウイルスの変異株についてどのような事を知っておくべきだろうか。

このウイルスは常に変化しているため、ウイルスをコントロールすることが難しくなっている。
ベイステイト・ヘルス感染症部門のチーフであるアーマンド・パエズ医師は、「COVID-19がまだ存在していることを知ってもらうことは、特に冬の時期には非常に重要です。それに加えて、インフルエンザやRSVも流行しています。」

呼吸器疾患の流行はすぐに収まる事は無いようだ。マサチューセッツ州をはじめ、アメリカ国内では新しいCOVIDの亜種が猛威をふるい続けている。

変異株の中ではJN.1が最も流行しており、入院者数と死亡者数が増加した。

感染症の専門家たちは、ワクチンが依然として最善の防御策であると言う。

現在流行しているCOVID-19は、まだオミクロン系であるため、推奨されているワクチン接種は、症状が重篤になるのを防ぐのに有効であるという。

マサチューセッツ州における呼吸器疾患の重症度について言えば、最新の州データによると、
インフルエンザは現在中程度、COVID-19は低レベルであるが、感染者数は増加傾向にある。
また、ワクチン接種が遅れているため、昨年と比べワクチンの接種率が低下している。

そのため、保健当局はパンデミックが再発する懸念を抱いている。

CDCは先月、医療従事者に対し、インフルエンザ、COVID-19、RSVに対するワクチン接種率の低さを警告する健康勧告を出したばかりである。
CDCのデータによると、アメリカ国内の方で、今シーズンインフルエンザ・ワクチンを接種したのは5人に2人、COVID対策の最新ワクチンを接種したのは6人に1人だけにとどまっている。

マサチューセッツ州では、住民の約19%がCOVID-19の予防接種を受けており、約38%がインフルエンザの予防接種を受けている。
CDCによれば、ワクチン接種率が低い主な理由のひとつに、未知の、あるいは深刻な副作用に対する懸念や問題がある。健康専門家によれば、副作用はほとんどないとのことである。
特に高齢者や特定の基礎疾患を持つ人が、重症化するリスクが最も高いため、優先的にワクチン接種をする事が重要である。

パエズ博士は取材に対し、「免疫はそれほど長くは続かないので、同じ型であっても再感染する可能性があります。いつ、どのように予防接種を受けたかにもよります。」と述べ、ワクチン接種は定期的に行わないとならないことを強調している。

パエズ博士は、具合が悪くなる前に、手洗いやマスクの着用など、感染拡大を食い止めるための対策を継続するよう呼びかけている。

(引用:22news

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