ESTA申請をスムーズに進めるためには、出生した市区町村地や住所の正確な記載が欠かせません。この記事では、ESTA申請で一番最初のパスポート情報入力で必要になる出生国の記入・出生した市区町村はどこの住所を入力すればいいの?と疑問に思っていることを解消できる記事になっています。
ESTA(エスタ)申請時の出生した市区町村とは
90日以内の短期でアメリカへ渡航をする際に必要なESTA(エスタ)。
このESTAの申請はビザ免除プログラムに参加している国の市民がアメリカに短期間訪問するための電子渡航認証システムです。この記事では、ESTAの申請における重要な項目である「出生した市区町村」について詳しく説明します。
出生した市区町村はご自身が生まれた場所を入力しましょう
上記のようにパスポート情報入力時の最後に『出生した市区町村名』を入力する項目があります。出生した市区町村名は申請者が生まれた病院の市区町村名となります。申請者が正しい出生地を知りたい場合は、戸籍謄本を取得することでご自身の出生地を知ることができます。
この時に現住所と戸籍を置いてる場所が違う方は戸籍を置いている本籍地でのみ戸籍謄本を取得することができます。必ず戸籍を置いている場所で取得をしましょう。
現住所 | ご自身が現在住んでいる場所。 住民票は住んでいることを証明する公証。 |
本籍地 | ご自身が戸籍を置いている場所。 本籍地を確認したい場合は戸籍謄本を取得しましょう。 また本籍地と現住所は一致しない場合があります。 |
出生した市区町村がわからない場合の対処法
生まれた病院の市区町村名もわからない、本籍地と戸籍の場所が違うので、戸籍謄本も取ることができない。出生地がまったくわからないという方はパスポートの本籍地を入力しましょう。
またESTAの入力項目には必須項目と任意項目があり、出生した市区町村名は任意項目の入力になりますので、わからない場合は『UNKWON』と入力すれば問題が解決されます。
『UNKWON』と入力することでESTA申請の審査には影響が出ませんので、ご安心ください。
出生国は生まれた国でJAPANと入力しましょう
申請者/パスポート情報の欄には、『出生国』を選択する項目もあります。これは、申請者が生まれた国を指します。メニューから該当する国を選択します。日本で生まれた場合は、『Japan』を選択しましょう。ただし、出生国の選択は申請者の国籍や現住所とは一致しませんので、注意してください。こちらは申請者が生まれた国を選択するようにしてください。
『出生した市区町村』と『市区町村』の入力項目の違い
『出生した市区町村』を入力したのちにESTA申請を進めていくと、『市区町村』を入力する項目も出てきます。この2つの入力項目は似ていますが別の意味を差しているので、ご注意ください。
出生した市区町村 | ごパスポート情報入力欄の出生した市区町村は、 申請者が生まれた市区町村です。 |
市区町村 | 個人情報入力欄の市区町村は 現在住んでいる場所の市区町村となります。 |
上記の表の通りにESTA申請項目で『出生した市区町村』と『市区町村』は同一の項目ではないので、注意が必要です。
あなたの連絡先情報『市区町村名』の記入例
『市区町村』を記入する際には、以下のポイントを気を付けましょう。
上記が実際のあなたの連絡先情報の入力欄です。
『あなたの連絡先情報』が申請者のご住所を入力する項目になります。
①国は▼ボタンを押すと国の一覧がでてきますので『JAPAN』を選択するようにしましょう。パソコンで入力する際はJJと入力するとJAPANが見つかりやすいです。
②州/都道府県/地方となっていますが、日本の場合は都道府県にあたりますので、現住所の都道府県を入力しましょう。例えばTOKYOTO・OSAKAFU・HOKKAIDOUなどです
③市区町村は現住所の都道府県のあとの住所になります。MINATOKU・YOKOHAMASHI・ASUKAMURAなどがこちらに該当します。
④住所1は現住所の数字の部分になります。1丁目2番地3号の場合は1-2-3と入力しましょう。
⑤住所2は建物名です。こちらの入力はマンションやアパートなどに住んでいる場合は入力します。
⑥マンションやアパート名の部屋番号の記入をしましょう。
【英文での記入例】
① | 国名 | 日本 | Japan |
② | 州/都道府県/地方 | 東京都 | Tokyo |
③ | 市区町村 | 渋谷 | Shibuya |
④ | 住所1 | 1-2-3 | 1-2-3 |
⑤ | 住所2 | ハイツ渋谷 | Heights Shibuya |
⑥ | アパートメント 部屋番号 | 707 | 707 |
都道府県と市区町村のどちらを書くべきか
出生地の記載において、都道府県と市区町村のどちらを書くべきか迷うことが多いと思います。その場合、都道府県と市区町村の両方を記載することを推奨します。
都道府県は州/都道府県/地方の欄に入力。市区町村はそのまま入力をしましょう。
例えば、あなたが福岡県福岡市に生まれた場合、次のように記載します。
① | 国名 | 日本 | Japan |
② | 州/都道府県/地方 | 福岡県 | Fukuoka |
③ | 市区町村 | 福岡市 | Fukuoka |
④ | 住所1 | 1-2-3 | 1-2-3 |
⑤ | 住所2 | ハイツ福岡 | Heights Fukuoka |
⑥ | アパートメント 部屋番号 | 707 | 707 |
別の市民権・国籍について
ESTA申請では上記のように『別の市民権・国籍』をチェックする項目もあります。
別の市民権・国籍をお持ちの方はチェックするようにしましょう。日本の国籍法は、国籍の選択の自由を与えているので二重国籍になった時から2年以内に選択をし、どちらかの国籍にする必要があります。ご自身の国で二重国籍が許可されている場合は別の市民権・国籍にチェックをし必要な項目を入れるようにしましょう。
問題解決したあとに改めてESTA申請をしたい方はこちら
正しいESTA申請の仕方については『ESTAの申請方法をわかりやすく解説』をご確認ください。
ESTAは申請してから発行までに時間を要します。その際に確定して何分に取得ができる、何時間で取得ができると明言することができません。申請から審査、取得までの時間については『ESTA申請から発行までの時間』の記事をご参考ください。
ESTA申請時の注意点
ESTA取得が出来たからと言って、入国審査が通ったということではありませんので、お気を付けください。ESTAは電子渡航認証許可証といって、「あなたはビザの免除をしてアメリカに入国しても問題ない人」として飛行機でアメリカまで行くことを許可されたということです。
入国審査ではESTA申請の通りに虚偽申告を行わないようにしましょう。
ESTA申請のステータスが万が一拒否されてしまった場合は
まとめ
以上、ESTA申請の出生した市区町村と個人情報入力欄の市区町村の違いについて解説しました。ESTA申請のフォームでは英文を日本語に変換しているのもあり、わかりにくい日本語表現も多いかと思いますが、任意項目であれば『UNKWON』と記載することをおすすめします。任意項目を『UNKWON』と記載しても審査に影響はないのでご安心ください。また多少の誤字脱字があっても、適正性の質問で虚偽申告がない限りはアメリカESTAは申請が通りやすいです。ぜひこの記事を参考に出生した市区町村の入力がスムーズになれば幸いです。