洪水被災地のカリフォルニア州 被災地支援活動は?

サンディエゴ地域は、連日続く冬の嵐により、大量の雨と積雪に見舞われています。
これにより、すでに水浸しの地域がさらに激しい降雨に見舞われ、山々は雪で覆われています。サンディエゴ市と郡は、この歴史的な豪雨による広範囲の浸水と損害を受け、非常事態を宣言しました。

州知事のギャビン・ニューサムは、被災地のサンディエゴの復旧支援を目的として、ジョー・バイデン大統領に公式の災害宣言を要請しました。ニューサム知事は、特に低所得地域で被害が大きく、連邦の支援なしには回復が難しいと指摘しています。

この災害宣言が承認されれば、被災地の住民は住宅支援、車両交換、食料支援、カウンセリング、医療サービス、法律サービスなどのプログラムや支援を受けることができるようになります。また、州外の請負業者や公益事業者が気象関連の損害を修復しやすくするよう影響を受けた住民への失業給付を検討している事も明らかにしています。

市とサンディエゴ住宅委員会は、今回の嵐によって住宅が無くなってしまった人々のために、元々ホテルとして利用されていたビルを新しい50室の避難所として開設しました。
また、サンディエゴの電気会社であるサンディエゴガス&エレクトリックは、再度停電が発生した場合に迅速かつ安全に電力を復旧するため、現場の作業員を増員し、一刻も早く電気機器を再稼働出来るように勤めています。

気象学者によると、水曜日の午後には断続的な雨が続き、夜から木曜日の早朝にかけてより広範囲にわたる降雨が始まり、週末にかけては時折軽い雨が続くと予想されています。サンディエゴ地域では日曜日から乾燥した天候と徐々に温暖化する気温が予想されています。

現在までにサンディエゴ郡全体で20㎝以上の雨が降り、山岳部には18㎝以上の雪が降り積もっています。過去3日間の降雨量は、通常2月に降る降水量を上回っており、さらに広範囲にわたる降雨が予想されています。加えて、サンディエゴ郡の山岳部では、木曜日の正午まで冬の嵐警報が発令されており、既に降った雪の上にさらに数センチの積雪が予想されます。気温が低いため、ほとんどの雪は週末まで残ると予想されています。

(引用:nbcsandiego

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