アメリカン航空は27日、カリフォルニア州ロサンゼルスからハワイ州マウイ島に向かうアメリカン航空のフライトが「強行着陸」し、6人が負傷し病院に運ばれました。
当時、機内には乗客167名と乗務員7名が搭乗しており、負傷した6人のうち、5人が乗務員、他ひとりが乗客でした。現地警察と消防は同日午後2時21分に救助を開始し、6人の負傷者を病院に搬送しました。しかし、全員命に別状はなく、すぐに退院したとのことです。
強行着陸後、同機はゲートに向かって自走し、機体の安全を確認したうえで乗客を降機させたとアメリカン航空は説明しています。
事故の原因について、アメリカン航空はランディングギアに何らかの問題があった可能性があるとし、FAAと共に原因を調査する方針です。
FAAは現時点で同型機の運航停止を命じていませんが、アメリカン航空に対しては早急な点検を要請しています。
1月初頭にも飛行機事故が発生
また、1月5日にはオレゴン州ポートランド空港から出発したアラスカ航空機が離陸直後に破損する事故が発生しました。飛行中に機体の一部や、側面パネルが引き飛ぶ事故があり、乗客180人を乗せた同機は離陸から20分後に空港へ引き返し、緊急着陸しました。
FAAは与圧システムに問題があったと発表し、ボーイング737MAX9型機の運用を一時停止しましたが、新しい検査基準を遵守することを条件に1月24日に運航を再開しました。
マウイ島ではフェリー座礁事故 けが人はゼロ
更に22日にはマウイ島の南沖でフェリーが座礁する事故がありました。乗組員は全員無事で、一般人は乗船していませんでした。
フェリーには大きな損傷や燃料漏れが確認されず、水質汚染の心配もないとのことです。座礁した船は満潮を待ってサンゴ礁から引き上げられましたが、運行会社は今後の対応について協議を行っていくということです。
(参照:HAWAII NEWS NOW SFGATE)