アメリカのグローバルエントリープログラムの料金が値上げ 100ドルから120ドルへ

アメリカ政府は約15年ぶりに、入国管理システムであるグローバルエントリープログラム(GE)の費用を100ドルから120ドルへ引き上げることを発表しました。また、陸路でアメリカ入国する際に利用されている「NEXUS」および「SENTRIプログラム」の申請料も同様に値上がりする予定となっています。

10月1日から、グローバルエントリープログラムの申請料は100ドルから120ドルに増加する予定です。

アメリカ税関・国境警備局(CBP)によると
「これらのプログラムが成熟し拡大するにつれて、料金構造の更新は、プログラムの継続と管理にとって重要です。」と声明で発表しました。

しかし、料金が上昇しても、申請者が18歳未満の場合、親または法定後見人がプログラムのメンバーである、または自身が申請している場合は、申請料を免除されます。

グローバルエントリープログラムは、アメリカ国土安全保障省(DHS)が運営する旅行者プログラムの一部として、国際旅行からアメリカ合衆国に再入国する旅行者が税関手続きを迅速に済ませることを可能にします。申請する際、旅行者は背景調査を受け、面接を完了させる必要があります。

また、グローバルエントリープログラムの会員になると、TSAプレチェックを受けることもできます。TSAプレチェックは、空港での荷物チェックを事前に済ませ、手続きをスムーズに行える制度で、多くの旅行者に利用されています。

グローバルエントリープログラムの申請料を引き上げることに加えて、カナダおよびメキシコからアメリカ合衆国に陸路で入国する際にスムーズな入国審査を可能にするNEXUSおよびSENTRIプログラムの申請料も一律120ドルに変更されます。
(引用:travel+leisure

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