ESTA(エスタ)とは、日本人が米国へ90日以内の観光旅行、または短期の出張などで渡航する際に、ビザの申請をすることなく米国に入国することができる電子渡航認証システムです。渡航の目的によって種類が分かれており、申請に1か月から2か月かかるビザとは違い、ESTAは申請から72時間以内に審査結果が出る為、急な海外出張やハワイ旅行の予定が入った方も安心して米国への渡航が可能となります。更にESTAは取得から2年間の有効期限内であれば利用することが出来る為、事前に取得しておくことで気軽に何度でも米国へ渡航することが出来ます。(ビザは渡航ごとに申請が必要になります。)
この記事では、ESTA申請後に発行された渡航認証および審査結果のメールの印刷・提示について詳しく解説していきます。
ESTA(エスタ)の印刷は必要?
結果から申し上げますと、ESTAの電子渡航認証の印刷は基本的に必要ありません。
ESTAは米国の入国審査官がオンラインで直接確認することができる為、申請情報画面や結果メールを提示することは義務ではないのです。しかし、一部の航空会社では搭乗前にESTAの確認を行うことがあるそうなので、念のためすぐに提示できるようESTAの渡航認証番号が含まれた申請情報や結果メールを印刷して携帯しておきましょう。
ESTA(エスタ)の申請情報の確認方法
よくある質問として、「ESTAの電子渡航認証はどれを印刷すれば良いの?」というものがあります。
一般的に要求されるのはESTAの申請番号と有効期限となりますので、ESTA公式サイトから見ることができる「ESTAのステータス確認」で表示された画面を印刷しましょう。
申請情報の確認方法は以下の通りです。
- PCまたはスマートフォン・タブレットでESTA公式サイト(https://esta.cbp.dhs.gov/)に接続。
- サイト右上にある「Change Languege」から言語を「日本語」に変更。
- サイト上部タブの「ESTAのステータス確認」から「個人によるステータスの確認」またはを「グループによるステータスの確認」を選択。
- 「セキュリティに関する通告」の内容を確認後、続行。
- 個人申請またはグループの検索にて必要情報を入力。この時、パスポート番号と生年月日等、申請番号または市民権・国籍情報、発行日、有効期限が必要となります。また、グループ検索ではグループID、代表者のお名前、電子メールアドレス、生年月日が必要となります。この時に入力間違いなどあると検索できない為ご注意ください。
- 有効なESTAの申請情報が表示されるので、この画面を印刷しましょう。
パソコンから確認し、ご自宅にプリンターがある場合は、ブラウザを右クリック→印刷で表示画面を印刷することが可能です。
スマートフォンでの印刷方法について
ご自宅にパソコン環境やプリンターがなく、スマートフォンやタブレットでESTAの申請を行った場合、以下の方法で印刷することが出来ます。
- スマートフォンまたはタブレットで申請情報を確認。※確認方法は前項目を参照。
- 申請情報画面が確認できたら、画面のスクリーンショットを撮影。(iPhoneの場合:サイドボタンと音量大ボタンを同時押し。 Androidの場合:電源ボタン+音量小ボタンを同時長押し)※機種・型番によって変わる場合があります。
- コンビニプリントアプリを取得。※下記アプリ一覧を参照。
- アプリの操作に従い対象のコンビニにて印刷。
<ネットプリントアプリ一覧>
コンビニ名 | アプリ名 | プリント価格 | 印刷できるファイル |
---|---|---|---|
セブンイレブン | かんたんnetprint | 白黒A4:20円/枚 カラーA4:60円/枚 |
pdf、jpg、word、 excel、ppt |
ファミリーマート ローソン |
PrintSmash | 白黒A4:10円/枚 カラーA4:50円/枚 |
pdf、jpg、png |
ミニストップ | おきがるプリント& スキャン |
白黒A4:20円/枚 カラーA4:60円/枚 |
pdf、jpeg、tiff |
ESTA(エスタ)の印刷についてのまとめ
この記事では、ESTAの印刷について詳しく解説しました。
ESTAの印刷についての重要ポイントは以下の通りです。
- ESTAの渡航認証の印刷は義務ではないが、一部航空会社から提示を求められる可能性もあるので念のため印刷しておきましょう。
- 渡航認証を印刷する場合は公式サイトからステータス確認を行い、その画面を保存・印刷しましょう。
- パソコン環境が無い場合はコンビニのプリンターでの印刷も可能です。
基本的にはパスポートがあれば問題ありませんが、海外への旅行などで滞在する場合はいつどこでトラブルが起きるかわからないので、渡航認証や身分を証明できるものを常に携帯しておき、安全な渡航を心がけましょう。