ESTAはアメリカのビザ免除制度に基づき、ビザなしで渡航が可能となる渡航認証許可証です。
ESTA申請が承認されると、ESTA渡航申請番号(Application Number:アプリケーションナンバー)が表示されます。
ESTAの申請後に「申請状況を知りたい方」や「正確な有効期限日を確認したい方」はこの渡航申請番号を利用することでお悩みが解決できます。
この記事では、渡航申請番号について徹底的に解説していきます。
ESTA渡航申請番号は16桁です
ESTAの渡航申請番号(申請ID)は原則的に16桁です。
アルファベットと数字の羅列で構成されています。アルファベットは通常大文字で表示されますが、小文字でも問題ありません。
文字列はランダムに構成されており、申請者の人種や性別などの属性を示すものではありません。
ESTAの渡航申請番号(申請ID)が16桁以外のものは全て悪質な詐欺グループの犯行によるものの可能性が高いですので、注意が必要です。
ESTAの渡航申請番号が33桁であることはありえません。もし申請後に表示された番号が16桁以外であれば、すぐにホームページから返金手続きを行いましょう。
ESTA渡航申請番号で出来ること
ESTAの渡航申請番号を記録しておくことで、以下のことが出来るようになります。
- ESTA登録情報の確認
- 一部の登録した情報の変更(メールアドレス、米国での滞在先住所など)
- ESTAのステータスの確認
※「ESTAステータスの確認」とは過去に登録したESTAはまだ有効か、また失効していないかを確認すること。
ESTAのステータス確認については、以下の記事をご確認ください。
ESTAのステータス確認の方法を分かりやすく解説
ESTA渡航申請番号の確認方法
ESTAの渡航申請番号の確認方法は主に3種類あります。
ESTA渡航申請番号を忘れた場合は、以下で解説する方法で渡航申請番号を確認することができます。
ESTA公式サイトから確認する
ESTAの公式サイトにて、生年月日・パスポートの情報を入力するだけで簡単に渡航申請番号を確認することができます。
下記にて確認の手順について解説していきます。
1.ESTA公式ウェブサイトを開く
ESTAの公式サイトはこちらからアクセスできます。
公式サイトにアクセスしたら、右上にある言語設定を日本語に変更しましょう。
言語設定を日本語に変更することができたら、「既存の申請を続行」または「ESTAのステータス確認」をクリックしましょう。
個人申請を行った方は「個人による申請」、ご家族や団体でのグループ申請を行った方は「グループによる申請」をクリックしましょう。
2.「申請の検索」をクリック
この画面に移行したら、パスポート番号と生年月日を入力しましょう。
その後、画面右下の国籍、パスポートの発行日・失効日を入力し、申請の検索をクリックしましょう。
パスポートの発行日・失効日はお手持ちのパスポートに記載されています。
3.検索結果から渡航申請番号を確認
下記の画像のように検索結果が表示されます。
この画面では、ESTA渡航申請番号の確認以外にも、申請者情報の確認や申請フォームに入力した米国滞在時の宿泊先住所の変更やメールアドレスの変更を行うことができます。
申請直後の確認画面から確認する
ESTAを申請した直後に、申請者名と渡航申請番号(申請ID)が表示されます。
もし、スクリーンショットなどで画像を保存していた場合、下記のように渡航申請番号を確かめることができます。
申請時に登録したメールアドレスに送信されたメールを確認する
ESTA申請後に、確認メールとしてCBP(ESTAの管理組織)から渡航申請番号が送られて来ます。
もし履歴に残っている場合、メールフォルダを確認することで下記のように渡航申請番号を把握することができます。
渡航申請番号エラーになった場合の対処法
「渡航申請番号エラー」が表示された場合は、以下の事例によってESTA申請登録エラーになってしまっていることが考えられます。
- パスポート番号や生年月日などの入力内容が間違っている
検索の際には正しい情報を入力する必要があります。もう一度各種情報を確認し入力してみましょう。 - 数字とアルファベットを混同している
数字やアルファベットには一部形が似ているものがあります。「1」と「I」や「0」と「O」等です。もう一度確認し、再度入力しましょう。 - 生年月日の入力順を間違えている
日本では「年/月/日」の形式で日付を入力しますが、アメリカでは「月/日/年」の形式が一般的です。 - 渡航申請番号の入力を正しく行えていない
ESTAの渡航申請番号は16桁と長く、英数字がランダムに配置されています。そのため、アルファベットと数字の混同や、入力ミスが起こりやすいです。ESTA渡航申請番号を確認してから、もう一度入力しましょう。 - 米国ESTA公式サイトのサーバートラブル
アメリカのESTA公式サイトには世界中から日々多数のESTA申請が送信されています。そのため、サーバーの不良であったり、運悪く定期メンテナンスのタイミングであることがあります。その場合は、時間を空けてからもう一度検索してみましょう。 - 申請後、三日空けてから確認する
ESTAの申請後に審査結果が出るまでには最長約3日かかります。申請後、すぐにはESTAステータスが反映されません。もし、申請情報の間違いに気づいた場合は、もう一度申請を行いましょう。
申請方法に不安がある方は、申請代行サービスを利用するか、以下の記事を参考にしてください。
【ESTA申請の記入例】ESTA(エスタ)申請の申し込み手順を画像付きで解説
また、審査には時間がかかるため余裕を持った申請を心がけましょう。
渡航申請番号を紛失した・忘れた場合の対処法
続いて、ESTA渡航申請番号を紛失した・忘れた場合の対処法を紹介していきます。
そもそも、ESTAはパスポート情報に紐づいて電子的に管理されています。
そのため、ESTA渡航申請番号(申請ID)が分からなくなったとしても、パスポートさえあれば、問題なくアメリカへ入国することができます。
ただし、上述の通りESTAの有効期限の確認や審査状況の確認、一部情報の変更などは、ESTA渡航申請番号がなければ行えません。
この場合は、上記の「ESTA渡航申請番号の確認方法」で紹介した方法で、申請番号を確認してください。
ESTA申請代行を騙った悪質な詐欺にご注意ください
ESTA申請代行サービスの中には、ESTA公式ウェブサイトになりすまし、高い料金を請求する悪質な業者が存在します。
消費者の企業トラブルなどの相談に応じる国民生活センターや越境消費者センターには、ESTAに関する多数の相談が寄せられています。
以下に、国民生活センターや越境消費者センターから引用した事例を紹介します。
事例①
アメリカに旅行するため、事前にESTAの申請をした。
ESTAの申請は初めてではなかったので、いつも通り「ESTA 申請」とインターネットで検索して手続きをし、クレジットカードで決済した。
帰国後、クレジットカードの請求書が届き、確認したところ、一人14ドル(※2022年5月25日までの料金)の申請料のはずが、一人74ドルとなっていた。
驚いて、取消しをしようとすぐに連絡しようとしたが、電話番号も記載されておらずメールも送れなかった。
手続きをしたサイトを改めてよく確認したところ、申請代行サイトであり、キャンセルできないことが記載されていた。
(参照:国民生活センター越境消費者センター ESTA等の電子ビザの申請代行サイトに関する相談 相談概要(1)より)
事例②
サイトに鷲のようなマークがあり、米国の申請窓口ホームページのマークと似ていたので、公式サイトだと思い電子渡航認証の申請をした。
その後の承諾メールに決済額が7千円とあり、代行業者サイトで申請していたことに気付いた。
(参照:独立行政法人国民生活センター 公式?代行?ESTA等の申請の際には確認を!事例1より)
以上のように、ESTA申請代行サービスの中には、
- 返金に応じない
- 連絡がつかない
- 申請代行料金の記載がない
といった悪質な業者が存在します。ご注意ください。
申請代行サービスは、ESTA Application Centerをご利用ください
ESTA Online Centerでは、ESTAに関する専門知識を基に、お客様の信頼を第一に業務を行っております。
他社との違いは、円滑なコミュニケーションや返金対応にあります。
コミュニケーションについては、お客様からの質問への対応、疑問点の説明などを承っております。
また、返金対応も充実しており、手数料300円を除いた金額を返金いたします。
ご興味のある方はこちらから申請代行手続きを始めましょう。
まとめ
以上、ESTA渡航申請番号について解説しました。重要なポイントは、以下の3点です。
- ESTAの渡航申請番号は16桁である
- その他のESTA渡航申請番号は詐欺である可能性が高いので注意する
- ESTAの渡航申請番号の確認方法は3種類あり、公式サイトからパスポート情報と生年月日を入力することで確認することができる