子連れで海外旅行を計画しているお父さん、お母さんは子供にとって良い経験をしてほしいですよね。でも、海外旅行は不安がいっぱいです。そんな方にはサイパンがオススメです。
この記事では、子連れでサイパンに家族旅行する際のオススメスポットとファミリー向けホテル、更にアクティビティまでご紹介します。
是非参考にしてください。
親子どちらも楽しめるサイパンのおすすめスポット
サイパンには家族旅行にピッタリなスポットが数多くあります。子供だけでなく大人も楽しめること間違いなしですので、是非参考にしてください。
波が穏やかで子どもに優しいマイクロビーチ
サイパン島のガラパンにある「マイクロビーチ」は、最も美しいビーチのひとつと言われており、朝から晩までに色が7回変化すると言われています。
海水は透明度が高く、水温も高いので赤ちゃんのビーチデビューにオススメです。浅瀬が続いており、波が穏やかですので子連れで遊ぶのにぴったりなスポットです。
また、マイクロビーチはアクセスも便利です。
ガラパンの繁華街からは徒歩5分ですので、ショッピングに疲れたあとにのんびりビーチで過ごすということもできます。レンタカーを借りていたとしても、ビーチの目の前に無料駐車場がありますので、パーキングを探す手間がかかりません。
浜辺にはドリンクスタンドもありますのでジュースを飲みながら子供と夕日を眺めるのも良い体験になるのではないでしょうか。
大自然を冒険!禁断の島
子供とサイパンの大自然を体験したい方にオススメなのが自然保護区に指定されている「禁断の島」です。サイパンの南東に位置する島ですが、車で行けるのは自然保護区の入口までで、ジャングルの中を徒歩で進んでいく必要があります。注意点として、禁断の島には、事前にツアーに申請することが必要です。対象年齢は6歳以上です。
禁断の島は、陸まで浅瀬が続いているためフェリーなどに乗る必要はなく、徒歩で向かうことができます。島内では自然が作り出したプールでシュノーケリングが出来たり、洞窟を探検することが出来ます。しかし、危険な場所が多いため、ツアーガイドの指示には従うようにしましょう。
サンゴ礁に囲まれた絶景の島マニャガハ島
サイパン島の市街地ガラパンからフェリーで15分ほどのところにあるマニャガハ島は海水の透明度と絶景から「地上の楽園」と呼ばれています。
「マニャガハ」とはサイパン現地の言葉で「一休み」という意味で、その名の通り島ではゆったりとした時間が流れています。
国定海中公園に指定されているため、豊かな自然と生態系が守られています。シュノーケリングをすると、様々な魚や動物に出会うことができます。
小さな子供も楽しめるサイパンのアクティビティ
泳げない子供も楽しめる!サブマリンツアーで水中探検
まだ泳げない小さな子供を連れている方には、サブマリンツアーがおすすめです。
サブマリンツアーは3歳から参加することができ、サイパンの海に生息する魚や海洋生物を観察することができます。
実際に潜らなくても色鮮やかな熱帯魚たちを見ることが出来るため、小さなお子さんでも楽しむことができます。運が良ければウミガメや大きなエイなど見ることができるかもしれません。
サブマリンツアーに参加するには事前予約が必須です。前日までにツアー会社に問い合わせてみましょう。
サンセットクルーズで最高の思い出を
サイパンの綺麗な夕日を見ながら家族みんなでクルージングに参加し、思い出を作ってみるのはいかがでしょうか。
サンセットクルーズのツアーでは、0歳児からオープンテラスの船に乗ることが可能です。
一部のプランは2歳までは料金が無料のところもありますので、子連れ旅行には嬉しい待遇です。
ディナー付きプランはもちろん、ドリンクのみのプランなど様々な種類がありますのでツアー会社に相談してみましょう。
注意点として、子供の離乳食を持ち込む際には、あらかじめ会社側に連絡しておきましょう。
戦時中に使われた兵器を展示ラストコマンドパーク
ラストコマンドパークには、第二次世界大戦中に日本軍が使用した戦車や大砲をはじめ、最後の司令部跡と言われているトーチカが展示されています。
トーチカ内には銃痕や爆発の跡などが生々しく残されており、平和の大切さが感じられるスポットです。
小学校高学年以上の子供に向けて、教育的なスポットに訪れたい方には是非おすすめしたい場所です。
現地には日本語の解説も設置されているため、語学が苦手な方でも安心して利用する事が出来ます。
サイパンの子ども連れ家族におすすめホテル
サイパンに子連れで旅行する場合には最も需要なホテル選び。下記ではファミリーフレンドリーなホテルを3つご紹介していきたいと思います。
パシフィック アイランド クラブ サイパン(PIC)
パシフィック アイランド クラブ サイパンは子供向けアクティビティが充実しているため、子連れで家族旅行に来た方には是非おすすめしたいホテルの一つです。
PICには、子供が喜ぶアクティビティが豊富!
ホテル内にはプール・フィールド・海の3エリアがあり、約40種類のアクティビティを楽しむことができます。アクティビティのメインとなるプールには流れるプール、ウォータースライダーなど5つの屋外プールがあります。また、キッズプールもあるため、赤ちゃんなども安心して遊ぶことができます。
小学生以上におすすめしたいプールは、人口的に波に乗ってサーフィン体験が出来る「ポイント・ブレイク」です。サーフィンを初めて体験したい子供にはうってつけです。
ホテル内には5種類のレストラン!好みに合わせて選ぶことができます
PICには5種類のレストランが入っているため、好みに合わせて選択することができます。常夏のリゾート地ならではのシーフード料理はもちろん、日本食を楽しむことができる鉄板焼きレストラン、水着での入店が可能なカジュアルレストランなどそれぞれ特徴があります。
特におすすめなのは朝食から夕食までビュッフェを楽しむことができる「マゼラン」というレストランです。
日替わりで多国籍料理を提供しており、50種類以上の豊富なメニューが全て食べ放題です。レストラン内も550席と広々としており、子供用のテーブルも備え付けられているため、子連れでも足を運びやすいレストランです。
日本語話者のスタッフによる対応で安心
PICには日本語が話せるスタッフが所属しています。
しかし、フロントデスクに常駐しているわけではありません。そのため、フロントスタッフに問い合わせることで日本語話者のスタッフへの対応をお願いすることができます。
もし困ったことがあり、英語で伝えることが難しい場合は日本語が話せるスタッフを呼び、対応してもらいましょう。
クラウン プラザ リゾート サイパン(旧フィエスタ リゾート アンドスパ サイパン)
「クラウン プラザ リゾート サイパン」は2022年に「フィエスタ リゾート アンド スパ サイパン」がリニューアルオープンしたサイパンで最新のホテルです。
人気のショップやレストランが徒歩圏内
このホテルの良い点は何といっても立地の良さです。サイパン島の繁華街ガラパンの中心にあるため、ショッピングや人気のレストランが徒歩圏内です。
特に、ガラパンでは現地のサイパングルメをはじめ、タイ料理や韓国料理など様々な国の料理を堪能することができるので、是非色々なレストランに行ってみてください。
屋外プールが2種類!開放感溢れるプールが魅力
クラウンプラザリゾートサイパンには屋外プールが2種類あります。
ゆったりくつろぎたい方におすすめなのが「ノースプール」です。目の前には美しいビーチが広がっており、涼しい潮風が疲れた心をリラックスさせてくれます。
一方で、サウスプールではウォーターバレーボールやウォーターバスケットボール等のマリンスポーツを楽しむことができるため、アクティブに活動したい方向けのプールです。
サイパンの伝統ダンスを楽しむことができるレストラン
このホテルにはレストランが4種類あります。特に「アタリ ディナーショー」では、夕食を楽しみながらポリネシアやミクロネシアの伝統ダンスショーを見ることができます。
サイパン料理を楽しみながらカルチャーダンスを見る経験はここでしか体験することができません。
サイパン ワールド リゾート
サイパンワールドリゾートは2019年にリニューアルされたアクティビティとグルメを楽しむことができるホテルです。
サイパン最大級のウォーターパークがあるため、元気な子供を遊ばせるにはピッタリなホテルです。
サイパン最大のウォーターパークを満喫
サイパンワールドリゾートの特徴は、サイパン最大級のウォーターパーク「ウェーブジャングル」です。7種類のプール、4種類のスライダーがあり、大人も子供も時間を忘れて遊ぶことができます。
プールの横には休憩スペースが設けられているため、大人が一息つく際にはこちらを利用しましょう。有料ですが、プライベートな空間を確保できるため、非常に人気のあるスポットです。
子供向けの屋内プレイグラウンド
ロビーの隣には子供用のプレイグラウンド「ポポロパーク」が完備されています。ボールプールやトランポリン、塗り絵などをして遊ぶことができるため、万が一雨が降ってしまっても子供を遊ばせる場所には困りません。ただし、事前予約が必要になるため、次の日の天気予報を確認するタイミングで予約することをおすすめします。
メインレストラン「ザ・ビュッフェワールド」では5歳以下の子供が無料
メインレストランの「ザ・ビュッフェワールド」では、朝食、夕食、夕食ごとに異なったメニューのビュッフェを楽しむことが出来ます。
現地のシーフードや寿司など多国籍料理が提供されるため、ついいろいろな物を食べたくなってしまいます。ビールとワインが飲み放題のため、大人も楽しめるビュッフェとなっています。
サイパンが子連れ旅行にオススメな理由
治安が良い
日本の外務省が配信している海外安全ホームページによると、サイパンの危険情報は配信されていません。また、大規模なテロ事件も過去に発生していないため、他の国に比べると安全度が高いことが分かります。しかし、唯一観光客を狙ったスリや置き引き等の窃盗犯罪には注意喚起を促しています。また、日没後にひとりで出歩くなどの行為は避ける事も呼びかけています。
サイパンの犯罪が多くなる傾向として、人口や観光客の増加が犯罪率と比例している傾向にあるため、「油断している観光客」に見えないように最低限の警戒を行うことが重要です。
稀に銃を用いた犯罪も発生していますので、万が一強盗などに遭遇した場合は、安全を第一に考え、無断抵抗はせず立ち去らせるように促すことを意識して立ち回りましょう。
他の観光客が少ない
サイパンの観光客数は1997年にピークとなる年間73万人を記録してから現在まで減少傾向にあり、コロナ禍前の2019年には年間50万人を下回りました。
そのため、純粋に自然を楽しみたかったり、人が少ないところでバケーションを楽しみたい方にはうってつけの場所です。
他のリゾート地にくらべて物価が安い
2024年2月現在、円安によってドル圏への渡航がなかなか出来ないという方は多いと思います。しかし、サイパンはアメリカ本土やハワイ、グアムと比較して、物価が非常にやすい傾向にあります。
具合的には下記の通りです。なお、アメリカは州によって物価が変わるため、日本人の観光客が多いカリフォルニア州の物価をもとに記載しております。
サイパン | アメリカ (カリフォルニア) | グアム | ハワイ | |
格安航空券 | 400ドル | 800ドル | 400ドル | 600ドル |
ミネラルウォーター | ||||
1ドル | 1.5ドル | 1ドル | 1.5ドル | |
宿泊料金 (3つ星ホテルの場合) | 150ドル | 660ドル | 200ドル | 280ドル |
一日当たりの食費 | 33ドル | 66ドル | 50ドル | 66ドル |
上記のように、ハワイなどのリゾート地と比較しても非常に物価が安いことが分かります。
同じ予算を用意しても、サイパンではよりグレードの高いホテルに宿泊したり、格式高いレストランに行きおいしいディナーを楽しむなど、体験できることの幅が広がります。
海が抜群に綺麗!
サイパンはハワイやグアムと比較して、海やビーチがきれいであることが特徴です。これは観光客が少ないことも要因の一つですが、生活排水が比較的少ないことが理由として挙げられます。
ハワイでは人口が約144万人、グアムでは人口が約17万人であるのに対し、サイパンは約4万人と非常に少ないことが分かります。生活排水は人口と比例して多くなりますので、サイパンの海がきれいな理由は人口の少なさに起因しているというわけです。
サイパンの不便な点
商業施設が少ない
ハワイやグアムに比べて、サイパンは発展しておらず、商業施設の規模が小さめです。そのため、ショッピングを楽しむというよりは現地住民が使っているお店に足を運んでみたり、現地特有の食べ物を食べてみる、といった楽しみ方が良いです。
日本からサイパンへの直行便が少ない
日本からサイパンへの直行便は、2024年2月現在ユナイテッド航空の運行する便しかありません。また火曜と木曜の週2回しか運行していないことから、アクセスが悪いです。
乗り継ぎ便については、日本からグアム一か所を経由しての渡航になります。
しかし、直行便は3時間半程度でサイパンまでいけるのに対し、乗り継ぎ便は7時間程度かかるため、使い勝手は非常に悪いです。
子連れサイパン旅行の注意点
熱中症
サイパンは日本よりも日差しが強いため、熱中症になってしまう子供が多い傾向があります。予防策として、太陽の下には長く滞在しすぎないようにしましょう。日中外に出るときは帽子をかぶったり、定期的に水分補給をするなど熱中症予防を心がけましょう。
シュノーケリング等のビーチでの遊びの際には、なるべく素肌を出さないようにし、ラッシュガードを着るなどして日焼けを予防させてあげることも重要です。
子供の場合、熱中症の自覚症状がわからない事が多いため、大人が熱中症ケアを行ってあげることが重要です。
定期的に涼しい場所で休ませたり、水分補給を促すなどが効果的です。
もし熱中症に罹ってしまった場合は、水分を接種させたり、木陰などの涼しい場所で休ませましょう。症状が改善しない場合は、無理せず現地の病院に行く決断をしましょう。
病院には通訳が必要
前述したように、熱中症に罹ってしまったり、体調不良になってしまった場合は現地の病院に行くことになります。特に子供は環境の変化に敏感なため、発熱することもあります。
サイパンには日本語の通じる病院はないため、万が一病院に行く際には、通訳などが必要になる可能性もあります。
サイパンの主要語は英語ですが、現地の人は英語よりチャモロ語という独自の言語を使う方が多いです。サイパンで話されている英語には強いアクセントがあるため、英語が得意な方でも通じにくい場合があります。もし通訳が必要になる場合は、ホテルのフロントで相談するか、海外旅行保険のサポートサービスに相談することで医療通訳を手配してもらえます。
子供から目を離さない
日本からの観光客が多く、治安が良いとはいえ、日本と比べるとサイパンは不安なことが多いです。誘拐などの犯罪や現地住民とのトラブルに巻き込まれないためにも子供一人で行動させることがないようにしましょう。
屋外はもちろん、ホテルでも油断してはいけません。外から全く関係のない人が入れますので、子供だけでジュースを買いに行かせたり、トイレに行かせたりしないようにしましょう。
レンタカーを借りている場合には、子供が寝てしまったからといって、車内に置いて外に出てしまう事はおすすめできません。サイパンでは車上荒らしが頻発しており、子供がトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。
また、気温が高いため、車内で熱中症になる可能性も高いです。
まとめ
以上、子連れでサイパンに家族旅行する際におすすめな観光スポットやファミリー向けホテル、アクティビティについて解説しました。
サイパンの良い点は、子連れでも安心できる治安の良さとファミリーフレンドリーなホテルやアクティビティにあります。
子供により良い体験をさせてあげられること間違いなしですので、是非家族でサイパン旅行に行ってみましょう。