ハワイ旅行に現金はいくら持っていく?必要になる現金の目安を紹介!

ハワイ旅行にはいくらの現金を持っていくべきなのでしょうか。

ハワイ旅行に限らず海外旅行の際は、大金を現金で持ち歩くのは避けたいところです。
しかし、公共交通機関の料金やチップ代などは現金で支払う必要があります。

そこで本記事では、ハワイ旅行に必要な現金の額や日本円を米ドルに両替する方法などを解説していきます。
ハワイ旅行を計画している方はぜひご覧ください。

本記事では、1ドル150円(2024年2月10日現在)として計算をしています。

ハワイ旅行ではあまり現金は必要ない

クレジットカードで決済している画像

ハワイは日本よりもクレジットカードの普及率が高く、キャッシュレス化が進んでいるため「クレジットカード社会」と言われます。

コンビニやスーパーでの買い物はもちろん、屋台の支払いであってもクレジットカードに対応していることが多いです。
さまざまな場所がカード支払いに対応しているため、カードさえあれば支払いで困るような場面は基本的にありません。

そのため、ハワイ旅行中に現金が必要になるケースはそこまで多くないと言えます。

現金が必要になる場面

ハワイはクレジットカード社会ですが、現金が必要になる場面もいくつかあります。

例えば、ハワイの公共バスである「The Bus(ザ・バス)」は現金支払いのみに対応しています。
このバスはハワイ観光をする際には必ずと言っていいほど利用するものですので、現金無しでハワイ旅行をするのは難しそうです。

また、ハワイはチップ文化の地域です。
チップをクレジットカードで支払うことも可能ではありますが、基本的には現金で支払います。

チップの支払い方や相場が分からないという方も多いと思いますので、チップについてはまとめて最後に解説したいと思います。

ハワイ旅行に必要な現金はいくら?

ハワイ旅行に必要な現金が合計でいくらくらいなのかを算出するために、まずは旅行中に必要になる現金を項目ごとに見てみましょう。

食事代

そもそも、ハワイの物価は日本と比べてかなり高く、2倍以上の差があると言われています。
そのため、ハワイ旅行中の1日の食費は最低でも65ドル(約10,000円)くらいは必要になります。

ただし、上述の通りハワイのほとんどの飲食店でカードが利用できますので、カード支払いに対応していない屋台や個人店で食事をする場合に備えて、20ドル(約3,000円)分の現金を用意しておきましょう。

なお、レストランで食事をした際にはチップを支払う必要がありますが、その代金はここではカウントしません。

交通費

ハワイ旅行時の移動手段としては、上述したような「The Bus(ザ・バス)」やタクシーなどがあります。
ただし、ハワイで走っているタクシーはUber(ウーバー)やLyft(リフト)などのライドシェアが多いので、現金で支払う場面はあまりありません。

一方のThe Bus(ザ・バス)は現金支払いのみで、一日乗り放題チケットが7.5ドル(約1,100円)です。
交通費としては、食事代と同様に20ドル(約3,000円)くらいの現金を用意しておけば十分でしょう。

なお、ここでも運転手へのチップ代はカウントしません。

チップ代

ハワイ旅行中に必要になる現金として、一番大きなウェイトを占めるのがチップ代です。

詳しいチップ相場については後述しますが、レストランで食事した場合には食事代金の15〜20%、タクシーに乗った場合には、乗車料金の15〜20%をチップとして支払います。

受けたサービスに対してチップを支払うのは最低限のマナーですので、支払えなくなってしまうことが無いように、少し多めに30ドル(約4,500円)は現金で持っておくようにしましょう。

また、チップは基本的に1ドル札で支払います。
そのため、チップ用の現金30ドルは、1ドル札×30枚で用意しておくと便利です。

1日に必要な現金の合計

上記で紹介してきた項目ごとに必要になる現金を合計すると以下のようになります。

ハワイ旅行で1日に必要な現金(米ドル)
食事代 20ドル(約3,000円)
交通費 20ドル(約3,000円)
チップ代 30ドル(約4,500円)
合計 70ドル(約10,500円)

つまり、ハワイ旅行に必要な現金は1日当たり約70ドルということが分かりました。

日本円を米ドルに両替するタイミングについて

前章で、ハワイ旅行の際には1日70ドルの現金を用意すればよいと分かりました。
しかし、その現金を用意するタイミングには注意が必要です。

日本円を米ドルへ両替する方法には、事前に日本国内で両替を済ませておく方法と、ハワイに到着してから両替をする方法の2つがあります。

もちろんどちらも両替には変わりないのですが、タイミングによっては損をしてしまうことがあります。

そこで、以下で2つの両替方法を紹介するので、自分に合った両替タイミングを選んでください。

ハワイ旅行前に日本で両替する

まずは日本国内で両替を済ませておく方法からです。

日本国内では、銀行や郵便局、空港などさまざまな場所で両替をすることができます。
また、両替に対応してくれる旅行代理店もあります。

ただし、日本国内での両替は、現地での両替に比べて両替レートや手数料などが割高な傾向にあります。
事前に両替していく場合でも、空港からホテルまでの交通費やチップなど、必要最低限の現金に抑えておくのがおすすめです。

また、出発日まで時間に余裕がある方は、為替レートも考慮し、円高ドル安のタイミングで両替をするようにしましょう。
円安ドル高の時に両替をすると、手元に残る額が目減りしてしまうからです。

例えば、5万円をドルに両替するケースを考えてみます。
1ドル100円(円高ドル安)のタイミングで両替すると、500ドルになります。
しかし、1ドル150円(円安ドル高)のタイミングで両替をすると、333ドルと大きな違いが出てしまいます。

為替レートを見極めるのは至難の業ですが、できるだけ円高のタイミングを狙うように意識しましょう。

ハワイに到着してから両替する

次は、ハワイに到着してから両替する方法です。
両替できる場所については後述しますが、様々な場所で両替をすることができます。

また、日本で両替するよりもレートや手数料がお得になることが多いので、特にこだわりがない方はハワイに到着してから両替する方法がおすすめです。

ハワイを訪れる日本人観光客が多いことから、日本語に対応している場所もたくさんあります。

ハワイで両替できる場所

次は、ハワイに到着してから両替をしようと考えている方のために、ハワイで両替ができる場所を紹介していきます。

民間の両替ショップ

ハワイの観光地周辺には、民間の両替ショップがたくさんあります。

民間と言っても、政府からお墨付きをもらっている事業者や日本語に対応しているお店も多いため、詐欺に遭う心配はほぼありません。

ただし、両替ショップも日本円の両替だけをしているわけではありません。
日本円の現金が不足してしまった場合には、両替を拒否されてしまうことがありますので注意が必要です。

必ず両替に対応してもらえるわけではないため、ドルを全く持っていないときには適さない選択肢です。

空港

ハワイの空港で両替するのはかなりおすすめの選択肢です。
特に、日本でドルの現金を用意していない方は、ここで両替するのが良いでしょう。

主要空港には両替コーナーが必ずありますし、中には両替専門のATMが設置されている空港もあります。

他の両替手段と比較すると両替レートはやや劣りますが、空港に到着してすぐに両替できるのは大きな魅力です。

ただし、多くの観光客が空港での両替を希望しますので、混雑していることが多いです。
時間に余裕がない場合は、事前に日本で両替してくるのが良いでしょう。

ホテル

多くのホテルでもフロントに頼めば両替に対応してくれます。
大きなホテルでは、24時間いつでも対応してくれるところもあります。

ただし、交換レートや手数料がかなり割高である点には注意してください。
どうしても現金が必要な場合の最終手段と考えておくのが良いでしょう。

銀行

ハワイの銀行でも日本円をドルに両替することが可能です。
交換レートや手数料が日本の銀行で両替した場合とそこまで変わらないのが魅力です。

しかし、営業時間が決まっているという欠点もあります。
ほとんどの銀行は平日の朝8時から夕方16時までの営業となっており、現金が必要になるタイミングで両替できないことがあるかもしれません。

銀行で両替を考えている方は、事前に営業日と営業時間を確認するようにしましょう。

ATM

現地のATMで両替することも可能です。

普段日本で使っているデビットカードを利用して、ATMからドルに両替された預金を引き出すことができます。
ハワイにはいたるところにATMが設置されているため、いつでもどこでもドルを引き出せるというメリットがあります。

ただし、為替手数料のほかにATM利用料や事務手数料などがかかることがあるので、少し割高になるというデメリットもあります。

また、クレジットカードの海外キャッシング機能を利用してATMで両替する方法もあります。
日本でキャッシングするのと同じ操作をするだけで、自動でドルに両替された金額が引き出せます。

ただし、この方法はあくまでキャッシング機能を利用しているため、金利が発生することには注意をしましょう。

十分な預金がある場合は、デビットカードを利用する方法がおすすめです。

ハワイ旅行での現金に関する注意点

続いて、ハワイ旅行をする際に、現金に関して注意しなければならないポイントがあるので紹介します。

持ち歩くのは必要最低限の現金だけにする

ハワイは比較的治安が良いと言われていますが、それでも多額の現金を持ち歩くのは危険です。
日本人はお金持ちなイメージがあることから犯罪者に特に狙われやすいです。

また、もし窃盗に遭った場合でも、クレジットカードは補償の対象になりますが、現金は補償してもらうことはできません。

持ち歩くのは必要最低限の現金のみにしましょう。

ネイバーアイランド旅行の際は事前に両替しておく

上記で、ハワイに到着してから両替する方法を解説しました。
しかし、ネイバーアイランド(オアフ島の隣島)への旅行を計画している方は注意が必要です。

カウアイ島、マウイ島、ハワイ島などの離島には、民間の両替ショップはありません。
また、島の空港にも両替所はありません。

ネイバーアイランド旅行を計画している方は、日本で多めに両替しておくか、ワイキキに立ち寄った際に多めに両替しておくようにしましょう。

チップについて

最後に、多くの人が不安に感じるであろうチップについて解説します。

上述したように、ハワイ旅行中に必要になる現金のほとんどは、チップ用のものです。
現金でチップを支払う方法やその相場を理解しておけば、どれくらいの現金が必要になるか簡単に判断できるようになります。

場面別チップの支払い方

まずは、シチュエーション別にチップの支払い方を紹介していきます。

レストラン

レストランのテーブルの画像

一般的なレストランでは食事代金の食事代金の15〜20%をチップとして支払います。

支払い方は、食事代の精算時に一緒に支払う、テーブルに現金を置いておく、担当してくれたウェイターに直接手渡すという3通りの方法があります。

精算時に支払う場合は、伝票にチップの額を記入すればクレジットカードでの支払いも可能です。
旅行に不慣れでチップの支払いが不安な方は、テーブル担当のウェイターに直接渡す方法がおすすめです。

タクシー

タクシーの画像

タクシーでも、乗車料金の15〜20%をチップとして支払います。

Uber(ウーバー)やLyft(リフト)などの配車サービスを利用した場合は、アプリ上にチップを含んだ料金が表示されるので、そのまま支払うだけでOKです。

普通のタクシーの場合は、乗車代金の精算の際に一緒に支払います。

ただし、乗車料金の支払いはできるだけおつりが出ないように注意しましょう。
運転手はどこからがチップかを判断できないため、おつりを全て受け取ってしまうことがあるからです。

ホテル

ホテルのフロントの画像

ホテルは、とにかくチップを払う回数が多い場所です。
荷物を部屋まで運んでもらったとき、ルームサービスを頼んだとき、ベッドメイキングをしてもらったときなどさまざまな場面でチップを支払います。

どんな時にチップを支払えばよいか分からない方は、「サービスを受けたらチップを払う」と覚えておきましょう。

荷物を部屋まで運んでもらったときは、荷物1つにつき1ドルを支払います。
この場合は、現金で手渡せばよいだけです。

また、ルームサービスを運んでもらったときは、レストランと同じように利用代金の10〜15%を現金で手渡します。

注意が必要なのは、ベッドメイキングをしてもらったときです。
ベッドメイキングでは従業員にチップを直接手渡すことができないため、部屋を開けるタイミングで枕の上やベッドの横などに1ドル札を2枚置いておきます。

チップを支払わなくてよいサービス

逆に、チップを支払う必要がないサービスも存在します。

  • 電車やバスなどの公共交通機関
  • ホテルのフロント
  • 旅行会社のカウンター
  • レンタカー会社のカウンター
  • 団体ツアーの移動
  • ファーストフード店
  • フードコート
  • スーパーやお土産屋

上のような場所では、チップを支払う必要はありません。

また、上記以外の場所でも「チップ込み」と明記されていれば、支払う必要はありません。

チップ相場の早見表

最後に、主要サービスごとのチップ相場を早見表にしてまとめましたので、ご覧ください。

チップの相場金額の早見表

移動 荷物運び、積み下ろし 荷物1個につき1ドル
レンタカーなどの送迎バス 荷物の積み下ろしをしてもらったら荷物1個につき1ドル
タクシー タクシー代の15~20%、荷物の積み下ろしをしてもらったら
荷物1個につき1ドル
バレーパーキング
(空港などでの駐車)
2~3ドル
ホテル ドアマン タクシーを呼んでもらうなど、サービスを受けるたびに1ドル
ポーター 荷物1個につき1ドル
ベッドメイキング 2ドル

(枕の上、ベッド横などに置く)

バレーパーキング

(空港などでの駐車)

2~3ドル
ルームサービス 利用代金の10~15%
その他の接客・サービス 1~2ドル
レストラン  ランチ、ディナー 食事代金の15~20% 

※グレードの高いレストランでは20%~

ビュッフェレストラン 食事代金の10~15%
バー 1杯あたり1ドル
その他サービス ヘアサロン、ネイルサロン 利用代金の15~20%
マッサージ 利用代金の15~20%
オプショナルツアーなど 利用代金の15~20%
結婚式  カメラマン 1人あたり20ドル~30ドル
ヘアメイク 1人あたり20ドル~30ドル
運転手 1人あたり20ドル~30ドル
その他のスタッフ 1人あたり20ドル~30ドル

まとめ

ハワイ旅行に必要な現金は1日当たり約70ドルということが分かりました。
この70ドルのうち、チップ用の現金30ドルは1ドル札で用意するのがおすすめです。

ハワイ旅行を計画している方は、現金の準備だけでなく、ESTA(エスタ)の申請も忘れないようにしましょう。

ESTAとは、アメリカのビザ免除プログラム(VWP)の一環として導入された電子渡航認証制度で、90日以内のハワイ旅行であれば、ビザの代わりにESTAを取得することでハワイへ入国することができます。

逆に言えば、ビザを取得していない方は、ESTAを取得しなければハワイへ入国することができません。必ず出発前に申請するようにしましょう。

ESTAの申請はコチラから

関連記事